医療用医薬品 : プロチアデン |
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総称名 | プロチアデン |
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一般名 | ドスレピン塩酸塩 |
欧文一般名 | Dosulepin Hydrochloride |
製剤名 | ドスレピン塩酸塩錠 |
薬効分類名 | うつ病・うつ状態治療剤 |
薬効分類番号 | 1179 |
ATCコード | N06AA16 |
KEGG DRUG |
D01546
ドスレピン塩酸塩
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KEGG DGROUP |
DG01730
非選択的モノアミン再取り込み阻害薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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プロチアデン錠25 | PROTHIADEN Tablets | 科研製薬 | 1179027F1025 | 8.2円/錠 | 処方箋医薬品注) |
モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤 セレギリン塩酸塩 (エフピー) ラサギリンメシル酸塩 (アジレクト) サフィナミドメシル酸塩 (エクフィナ) [2.5参照] | 発汗、不穏、全身痙攣、異常高熱、昏睡等があらわれることがある。 MAO阻害剤の投与を受けた患者に本剤を投与する場合には少なくとも2週間の間隔をおき、また本剤からMAO阻害剤に切り替えるときには2〜3日間の間隔をおくことが望ましい。 | 以下のような機序が考えられている。 [1]MAO阻害剤が肝ミクロソーム酵素を阻害する。 [2]三環系抗うつ剤がMAO阻害剤によって蓄積したアミン類のアドレナリン受容体に対する感受性を増大させる。 |
アルコール(飲酒) | 相互に中枢神経抑制作用を増強することがある。 | いずれも中枢神経抑制作用を有するため。 |
中枢神経抑制剤 バルビツール酸誘導体等 | 相互に中枢神経抑制作用を増強することがある。 | いずれも中枢神経抑制作用を有するため、また、三環系抗うつ剤はバルビツール酸誘導体の代謝に関する酵素を阻害し、作用を増強すると考えられている。 |
抗コリン作動薬 | 相互に抗コリン作用を増強することがある。 | いずれも抗コリン作用を有するため。 |
アドレナリン作動薬 アドレナリン ノルアドレナリン等 | 特にアドレナリン、ノルアドレナリンの心血管作用を増強することがある。 | 三環系抗うつ剤はアドレナリン作動性神経終末でのカテコールアミンの再取り込みを阻害し、受容体でのカテコールアミン濃度を上昇させると考えられている。 |
降圧剤 グアネチジン硫酸塩等 | 降圧剤の作用を減弱することがある。 | 三環系抗うつ剤がアドレナリン作動性ニューロンでの降圧剤(グアネチジン硫酸塩等)の取り込みを阻害するためと考えられる。 |
スルファメトキサゾール・トリメトプリム(ST合剤) リファンピシン | 本剤の作用が減弱することがある。 | これら薬剤が肝代謝酵素チトクロームP-450を誘導し、三環系抗うつ剤の代謝が促進されると考えられている。 |
シメチジン キニジン | 本剤の作用が増強することがある。 | これら薬剤がチトクロームP-450を阻害し、三環系抗うつ剤の代謝を遅延させるためと考えられている。 |
選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI) フルボキサミン パロキセチン | 本剤の血中濃度が上昇し、本剤の作用が増強するおそれがある。 | これら薬剤は肝薬物代謝酵素CYP2D6を阻害するため、本剤の代謝が抑制されると考えられる。 |
5%以上 | 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | |
循環器 | 動悸、血圧低下、頻脈、心電図異常 | ||
精神神経系 | 眠気、めまい・ふらつき・立ちくらみ、睡眠障害、頭痛・頭重、振戦、躁転、性欲減退、不穏、記憶障害、しびれ感、構音障害、せん妄、発汗、幻覚 | いらいら感、知覚障害、運動失調、痙攣、興奮、アカシジア | |
抗コリン作用 | 口渇 | 便秘、視調節障害、排尿困難 | 鼻閉 |
過敏症 | 発疹 | ||
血液注) | 白血球減少 | ||
肝臓 | ALT上昇、AST上昇、LDH上昇、Al-P上昇 | ||
消化器 | 食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、胃部不快感 | 腹痛、口内苦味感 | |
長期投与 | 口周部等の不随意運動 | ||
その他 | 倦怠感 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |