医療用医薬品 : リファンピシン |
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| 総称名 | リファンピシン |
|---|---|
| 一般名 | リファンピシン |
| 欧文一般名 | Rifampicin |
| 薬効分類名 | 抗酸菌症治療薬 |
| 薬効分類番号 | 6164 |
| ATCコード | J04AB02 |
| KEGG DRUG |
D00211
リファンピシン
|
| JAPIC | 添付文書(PDF) |
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| リファンピシンカプセル150mg「サンド」 | Rifampicin Capsules 150mg[SANDOZ] | サンド | 6164001M1186 | 16.9円/カプセル | 処方箋医薬品注) |
| 精神神経用剤 ルラシドン塩酸塩 ラツーダ [2.2参照] | ルラシドン塩酸塩の作用が減弱するおそれがある。 | 本剤のCYP3A4誘導作用により、ルラシドン塩酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 循環器官用薬 タダラフィル アドシルカ [2.2参照] | タダラフィルの作用が減弱するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、本剤(600mg/日)の併用で、タダラフィル(10mg)のCmax及びAUCをそれぞれ46%及び88%低下させると考えられている。 |
| 循環器官用薬 マシテンタン オプスミット [2.2参照] | マシテンタンの作用が減弱するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、マシテンタンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 高脂血症用剤 ペマフィブラート パルモディア [2.2参照] | ペマフィブラートの血中濃度が上昇するおそれがある。 | 本剤がトランスポーター(OATP1B1及びOATP1B3)を阻害すると考えられている。 |
| 血液・体液用剤 チカグレロル ブリリンタ [2.2参照] | チカグレロルの作用が減弱するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、チカグレロルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 抗悪性腫瘍剤 ロルラチニブ ローブレナ [2.2参照] | ALT及びASTが上昇するおそれがある。 | 機序は不明である。 |
| 抗真菌剤 ボリコナゾール ブイフェンド [2.2参照] | ボリコナゾールの作用が減弱するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、ボリコナゾールのCmax及びAUCをそれぞれ93%及び96%低下させると考えられている。 |
| 抗真菌剤 イサブコナゾニウム硫酸塩 クレセンバ [2.2参照] | イサブコナゾニウム硫酸塩の作用が減弱するおそれがある。 | 本剤のCYP3A誘導作用により、イサブコナゾニウム硫酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 HIV感染症治療薬 ホスアンプレナビルカルシウム水和物 レクシヴァ アタザナビル硫酸塩 レイアタッツ [2.2参照] | これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、これらの薬剤又は活性代謝物の代謝を促進し、血中濃度を1/5以下に低下させると考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 HIV感染症治療薬 リルピビリン塩酸塩 エジュラント [2.2参照] | これらの薬剤の作用が減弱するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、リルピビリン塩酸塩の代謝を促進し、Cmin、Cmax及びAUC24をそれぞれ89%、69%及び80%低下させると考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 HIV感染症治療薬 リルピビリン塩酸塩・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩・エムトリシタビン オデフシィ [2.2参照] | リルピビリン及びテノホビル アラフェナミドの作用が減弱するおそれがある。 | 本剤のCYP3A誘導作用により、リルピビリンの代謝が促進し、血中濃度を低下させると考えられている。また、P糖蛋白誘導作用により、テノホビル アラフェナミドの血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 HIV感染症治療薬 ドルテグラビルナトリウム・リルピビリン塩酸塩 ジャルカ [2.2参照] | ドルテグラビル及びリルピビリンの作用が減弱するおそれがある。 | 本剤のCYP3A4及びUGT1A1誘導作用により、ドルテグラビルの代謝が促進し、血中濃度を低下させると考えられている。また、CYP3A4誘導作用によりリルピビリンの代謝が促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 HIV感染症治療薬 エルビテグラビル・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩 ゲンボイヤ [2.2参照] | エルビテグラビル、コビシスタット及びテノホビルの作用が減弱するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、エルビテグラビル及びコビシスタットの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。また、本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 HIV感染症治療薬 ダルナビル エタノール付加物・コビシスタット・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩 シムツーザ [2.2参照] | ダルナビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの作用が減弱するおそれがある。 | 本剤のCYP3A誘導作用により、ダルナビル、コビシスタット及びテノホビル アラフェナミドの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。また、本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 HIV感染症治療薬 ドラビリン ピフェルトロ [2.2参照] | ドラビリンの作用が減弱するおそれがある。 | 本剤のCYP3A4誘導作用により、ドラビリンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 HIV感染症治療薬 カボテグラビル カボテグラビルナトリウム ボカブリア [2.2参照] | カボテグラビルの作用が減弱するおそれがある。 | 本剤のUGT1A1誘導作用により、カボテグラビルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 HIV感染症治療薬 レナカパビルナトリウム シュンレンカ [2.2参照] | レナカパビルの作用が減弱し、耐性が発現するおそれがある。 | 本剤のCYP3A、P糖蛋白及びUGT1A1誘導作用により、レナカパビルの血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 ソホスブビル ソバルディ [2.2参照] | ソホスブビルの作用が減弱するおそれがある。 | 本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 レジパスビル アセトン付加物・ソホスブビル ハーボニー [2.2参照] | レジパスビル アセトン付加物及びソホスブビルの作用が減弱するおそれがある。 | 本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 ソホスブビル・ベルパタスビル エプクルーサ [2.2参照] | ソホスブビル及びベルパタスビルの作用が減弱するおそれがある。 | 本剤のCYP及びP糖蛋白誘導作用により、ソホスブビル及びベルパタスビルの血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 グレカプレビル水和物・ピブレンタスビル マヴィレット [2.2参照] | グレカプレビル水和物及びピブレンタスビルの作用が減弱するおそれがある。 | 本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 テノホビル アラフェナミドフマル酸塩 ベムリディ [2.2参照] | テノホビル アラフェナミドフマル酸塩の作用が減弱するおそれがある。 | 本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 ビクテグラビルナトリウム・エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩 ビクタルビ [2.2参照] | ビクテグラビルの血漿中濃度が低下するため、効果が減弱し、耐性が発現する可能性があることから、併用しないこと。また、テノホビル アラフェナミドの血漿中濃度も低下する可能性がある。 | 本剤のCYP3A、UGT1A1及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 アメナメビル アメナリーフ [2.2参照] | アメナメビルの作用が減弱するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、アメナメビルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 ニルマトレルビル・リトナビル パキロビッド [2.2参照] | ニルマトレルビル及びリトナビルの作用の減弱や耐性出現のおそれがある。 | 本剤のCYP3A誘導作用により、ニルマトレルビル及びリトナビルの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 エンシトレルビル フマル酸 ゾコーバ [2.2参照] | エンシトレルビル フマル酸の作用が減弱するおそれがある。 | 本剤のCYP3A誘導作用により、エンシトレルビル フマル酸の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 抗原虫剤 アルテメテル・ルメファントリン リアメット [2.2参照] | アルテメテル及びルメファントリンの作用が減弱するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、アルテメテル及びルメファントリンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 駆虫剤 プラジカンテル ビルトリシド [2.2参照] | プラジカンテルの作用が減弱するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4)誘導作用により、プラジカンテルの代謝を促進し、血中濃度を約100%低下させると考えられている。 |
| 催眠鎮静剤、抗不安剤 ベンゾジアゼピン系薬剤 ジアゼパム ミダゾラム トリアゾラム等 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 催眠鎮静剤、抗不安剤 不眠症治療薬 ゾルピデム酒石酸塩 ゾピクロン | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 抗てんかん剤 フェニトイン カルバマゼピン等 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 抗てんかん剤 ラモトリギン | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤のUGT誘導作用によるものと考えられている。 |
| 解熱鎮痛消炎剤 アセトアミノフェン | 本剤の長期投与により、肝薬物代謝酵素が誘導され、肝障害を生じやすくなるとの報告がある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、アセトアミノフェンの代謝を促進し、肝毒性を有する代謝物の産生を増加させると考えられている。 |
| 解熱鎮痛消炎剤 ブプレノルフィン塩酸塩 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、ブプレノルフィン塩酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 抗パーキンソン剤 イストラデフィリン | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 精神神経用剤 ハロペリドール ブロムペリドール オランザピン クエチアピンフマル酸塩 クロザピン ノルトリプチリン塩酸塩 ミルタザピン等 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 中枢神経系用薬 ドネペジル塩酸塩 スボレキサント | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 鎮けい剤 チザニジン塩酸塩 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 強心剤 ジギタリス製剤 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
| 不整脈用剤 キニジン硫酸塩水和物 メキシレチン塩酸塩 ジソピラミド プロパフェノン塩酸塩 ピルシカイニド塩酸塩水和物 β遮断剤 メトプロロール酒石酸塩 プロプラノロール塩酸塩等 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 利尿剤 トルバプタン | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 血圧降下剤 ブナゾシン塩酸塩 エプレレノン カルベジロール アゼルニジピン | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 血圧降下剤 エナラプリルマレイン酸塩 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 機序は不明である。 |
| 血管収縮剤 エレトリプタン臭化水素酸塩 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 血管拡張剤 カルシウム拮抗薬 ベラパミル塩酸塩 ニフェジピン等 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 高脂血症用剤 クロフィブラート フルバスタチンナトリウム CYP3A4で代謝される薬剤 シンバスタチン等 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 高脂血症用剤 ピタバスタチンカルシウム | 外国人健康成人を対象に行った併用試験において、ピタバスタチンのCmax及びAUCが上昇したとの報告がある。 | 有機アニオントランスポーターを介したピタバスタチンの肝臓への取り込みを阻害すると考えられる。 |
| 循環器官用薬 ボセンタン水和物 トレプロスチニル | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 循環器官用薬 セレキシパグ | セレキシパグの活性代謝物のAUCが低下したとの報告がある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP2C8)誘導作用により、セレキシパグの活性代謝物の代謝が促進すると考えられている。 |
| 気管支拡張剤 テオフィリン | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 消化器官用薬 5-HT3受容体拮抗型制吐薬 オンダンセトロン塩酸塩水和物 NK1受容体拮抗型制吐薬 ホスアプレピタントメグルミン セビメリン塩酸塩水和物 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、これらの薬剤又は活性代謝物の血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 副腎皮質ホルモン剤 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 卵胞ホルモン・黄体ホルモン剤 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 泌尿生殖器官用薬 ホスホジエステラーゼ5阻害剤 シルデナフィルクエン酸塩 バルデナフィル塩酸塩水和物 タダラフィル(シアリス、ザルティア) | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 泌尿生殖器官用薬 過活動膀胱治療薬 コハク酸ソリフェナシン等 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 泌尿生殖器官用薬 過活動膀胱治療薬 ミラベグロン ビベグロン | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
| 外皮用薬 ジアフェニルスルホン | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、ジアフェニルスルホンの代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 血液凝固阻止剤 クマリン系抗凝固薬 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 血液凝固阻止剤 リバーロキサバン アピキサバン | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
| 血液凝固阻止剤 ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩 | ダビガトランの血中濃度が低下することがある。 | 本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
| 血液・体液用薬 クロピドグレル硫酸塩 | クロピドグレル硫酸塩の血小板阻害作用が増強されることにより、出血リスクが高まるおそれがある。クロピドグレル硫酸塩との併用は避けることが望ましい。 | 本剤のCYP2C19誘導作用により、クロピドグレル硫酸塩の活性代謝物の血漿中濃度が上昇すると考えられている。 |
| 解毒剤 デフェラシロクス | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤のUGT誘導作用によるものと考えられている。 |
| 糖尿病用剤 カナグリフロジン水和物 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤のUGT1A9及びUGT2B4誘導作用によるものと考えられている。 |
| 糖尿病用剤 その他CYP3A4等で代謝される経口糖尿病薬 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 代謝性医薬品 ミコフェノール酸モフェチル シクロスポリン タクロリムス水和物 トファシチニブクエン酸塩 エリグルスタット酒石酸塩 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 代謝性医薬品 レフルノミド | 外国人健康成人を対象に行った併用試験において、レフルノミドの活性代謝物のCmaxが上昇したとの報告がある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、レフルノミドから活性代謝物への代謝を促進すると考えられている。 |
| 抗悪性腫瘍製剤 CYP3A4等で代謝される薬剤 イリノテカン塩酸塩水和物 タモキシフェンクエン酸塩 トレミフェンクエン酸塩 イマチニブメシル酸塩 ゲフィチニブ ラパチニブトシル酸塩水和物 レトロゾール エンザルタミド等 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、これらの薬剤又は活性代謝物の血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 抗悪性腫瘍製剤 ギルテリチニブフマル酸塩 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤のCYP3A及びP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
| 抗悪性腫瘍製剤 ロミデプシン | ロミデプシンの血中濃度が上昇するおそれがある。 | 機序は不明である。 |
| 抗生物質製剤 クラリスロマイシン クロラムフェニコール ドキシサイクリン塩酸塩水和物 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 抗真菌剤 カスポファンギン酢酸塩 | カスポファンギン酢酸塩との併用により、本剤単回投与ではカスポファンギンのAUCが上昇し、本剤の代謝誘導作用が定常状態下ではカスポファンギンのトラフ濃度が低下したとの報告がある。 | トランスポーター(OATP1B1)を介した輸送過程が影響すると考えられている。 |
| 抗結核薬 抗結核薬 イソニアジド等 [8.1参照] | 重篤な肝機能障害があらわれることがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、イソニアジドの代謝を促進し、肝毒性を有する代謝物の産生を増加させると考えられている。 |
| 抗結核薬 エタンブトール塩酸塩 | エタンブトール塩酸塩の視力障害を増強するおそれがある。 視力障害について観察を十分に行う。 | 機序は不明である。 |
| 合成抗菌剤 リネゾリド | 外国人健康成人を対象に行った併用試験において、リネゾリドのCmax及びAUCが低下したとの報告がある。 | 機序は不明である。 |
| 抗ウイルス剤 HIV感染症治療薬 HIVプロテアーゼ阻害剤 (リトナビル、ロピナビル等) ネビラピン マラビロク エファビレンツ | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 HIV感染症治療薬 ジドブジン | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤のUGT誘導作用によるものと考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 HIV感染症治療薬 ラルテグラビルカリウム | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤のUGT1A1誘導作用によるものと考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 HIV感染症治療薬 ドルテグラビルナトリウム | ドルテグラビルの血漿中濃度が低下したとの報告がある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)及びUGT1A1誘導作用によるものと考えられている。 |
| 抗ウイルス剤 HIV感染症治療薬 エムトリシタビン・テノホビル アラフェナミドフマル酸塩 | テノホビル アラフェナミドフマル酸塩の作用が減弱することがある。 | 本剤のP糖蛋白誘導作用によるものと考えられている。 |
| 化学療法剤 テルビナフィン塩酸塩 アゾール系抗真菌薬 フルコナゾール等 | これらの薬剤の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、これらの薬剤の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 化学療法剤 アトバコン | アトバコンとの併用により、アトバコンの血中濃度が約53%低下し、t1/2は約33時間短縮したとの報告がある。 | 機序は不明である。 |
| 天然麻薬 オキシコドン塩酸塩水和物 | オキシコドン塩酸塩水和物の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、オキシコドン塩酸塩水和物の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 合成麻薬 メサドン塩酸塩 | メサドン塩酸塩の作用が減弱することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A4等)誘導作用により、メサドン塩酸塩の代謝を促進し、血中濃度を低下させると考えられている。 |
| 5%以上 | 0.1〜5%未満 | 頻度不明 | |
| 肝臓 | AST上昇、ALT上昇等 | 黄疸 | |
| 過敏症 | 発疹等 | 発熱等のかぜ様症候群、蕁麻疹等 | |
| 腎臓 | 尿蛋白等 | 血尿等 | |
| 血液 | 顆粒球減少、出血傾向、好酸球増多等 | ||
| 消化器 | 胃腸障害(食欲不振、悪心、嘔吐、胃痛、下痢、胃不快感等) | 出血性びらん性胃炎 | |
| 精神神経系 | 頭痛、めまい | 不眠、いらいら感、傾眠、錯乱 | |
| 内分泌 | 月経異常、甲状腺機能低下症、副腎機能不全 | ||
| その他 | しびれ感 | 全身倦怠感、筋脱力、手指のこわばり、浮腫、運動失調、尿・便等の着色注) |
| Tmax(hr) | 1.90 |
| Cmax(μg/mL) | 7.99 |
| T1/2(hr) | 2.26 |
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/10/22 版 |