医療用医薬品 : プリビナ

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医薬品情報


総称名 プリビナ
一般名 ナファゾリン硝酸塩
欧文一般名 Naphazoline Nitrate
製剤名 ナファゾリン硝酸塩点鼻液
薬効分類名 点鼻用局所血管収縮剤
薬効分類番号 1324
ATCコード R01AA08 R01AB02
KEGG DRUG D01021 ナファゾリン硝酸塩
商品一覧 商品一覧(他薬効を含む) 相互作用情報
JAPIC 添付文書(PDF)

添付文書情報 2018年1月 改訂 (第8版)


禁忌 効能・効果及び用法・用量 使用上の注意 薬効薬理 理化学的知見 取扱い上の注意 包装 主要文献

商品情報 組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
プリビナ液0.05% Privina Solution 0.05% 日新製薬-山形 1324704Q1033 4.1円/mL

禁忌

次の患者には使用しないこと

本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

2歳未満の乳・幼児〔本剤の作用が強くあらわれ、ショックを起こすことがある。〕

MAO阻害剤の投与を受けている患者〔併用により、急激な血圧上昇を起こすおそれがある。〕

効能・効果及び用法・用量

効能効果

上気道の諸疾患の充血・うっ血、上気道粘膜の表面麻酔時における局所麻酔剤の効力持続時間の延長

用法用量

通常、成人鼻腔内には1回2〜4滴を1日数回、咽頭・喉頭には1回1〜2mLを1日数回塗布又は噴霧する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

局所麻酔剤への添加には、局所麻酔剤1mLあたり0.05%液2〜4滴の割合で添加する。

使用上の注意

慎重投与

冠動脈疾患のある患者〔冠動脈疾患を悪化させるおそれがある。〕

高血圧症の患者〔血圧が上昇するおそれがある。〕

甲状腺機能亢進症の患者〔本剤に対する感受性が高まるおそれがある。〕

糖尿病の患者〔血糖値が上昇するおそれがある。〕

交感神経作用薬による不眠、めまい等の既往のある患者〔本剤の作用が強くあらわれるおそれがある。〕

重要な基本的注意

連用又は頻回使用により反応性の低下や局所粘膜の二次充血を起こすことがあるので、急性充血期に限って使用するか、又は適切な休薬期間をおいて使用すること。

相互作用

併用禁忌

MAO阻害剤急激な血圧上昇が起こるおそれがある。本剤はアドレナリン作動薬であり、MAO阻害剤の投与を受けている患者では、ノルアドレナリンの蓄積が増大しているため、併用した場合急激な血圧上昇が起こるおそれがある。

副作用

副作用発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

その他の副作用

 頻度不明
過敏症注)過敏症状
精神神経系眠気等の鎮静作用(特に小児)、神経過敏、頭痛、めまい、不眠症
循環器血圧上昇
呼吸器くしゃみ
胃腸悪心・嘔吐
熱感、刺激痛、乾燥感、嗅覚消失、反応性充血、鼻漏
長期使用顆粒球減少、反応性の低下
注)症状があらわれた場合には使用を中止すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への使用

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ使用すること。〔妊娠中の使用に関する安全性は確立していない。〕

小児等への使用

過量投与により、発汗、徐脈、昏睡等の全身症状があらわれやすいので、使用しないことが望ましい。

やむを得ず使用する場合には、使用法を正しく指導し、経過の観察を十分に行うこと。

過量投与

1)

徴候、症状

主な全身作用として、血圧上昇と二次作用として臓器虚血がみられる。
幼・小児では顕著な鎮静があらわれ、迅速な処置が必要となる。幼・小児でみられる症状に次のようなものがある。

呼吸機能

呼吸数の低下又はチェーン・ストークス型の不規則呼吸、二次性肺水腫。

心血管系

頻脈、高血圧、反射性徐脈。重度の場合一過性の血圧上昇の後に低血圧及びショック。心律動障害、冠動脈収縮に伴う狭心症様症状。

中枢神経系

一過性興奮及び反射亢進、次いで体温低下や意識障害等の中枢神経系の抑制、瞳孔散大、一過性の神経過敏、頭痛、ねむけ、めまい。

皮膚・粘膜

四肢冷却、蒼白、発汗、悪寒。

処置

微温の等張食塩液で鼻腔内をくり返しすすぎ、洗浄液を吐き出させる。患者の意識が障害されている場合や幼・小児では頭を下げた姿勢をとらせ、鼻をすすぎ、同時に嚥下を避けるために鼻−咽頭腔の吸引を行う。
特別な処置法は知られていないが、その薬理作用から次のような処置法が考えられる。

呼吸不全

酸素供給、気管内挿管、人工呼吸

高血圧

動脈及び中心静脈圧をモニターしながらα-ブロッカー(フェントラミンの点滴静注等)又は直接的血管拡張作用のある薬剤(ヒドララジン静注等)の投与。

低血圧

両下肢を挙上し、血漿増量剤を投与。血管作用薬が必要な場合、その効果をモニターし、用量を調節しながら投与。

心律動障害

不整脈の一般的処置法に準ずる。

痙攣、興奮性亢進状態

酸素供給、十分な換気、ジアゼパム又は短時間作用型バルビツール酸系の投与。抗痙攣剤が換気不全を悪化させることがあり、また興奮状態から突然中枢神経抑制状態に変わることがあるので注意すること。

適用上の注意

眼科用として使用しないこと。

その他の注意

外国において類似化合物(塩酸キシロメタゾリン)による治療中、原因不明の突然死が報告されている。

薬効薬理

ナファゾリンは血管平滑筋のα-アドレナリン受容体に直接作用して血管を収縮させる。2)

アドレナリンより強い末梢血管収縮作用を有し、作用持続時間も長い(ウサギ耳殻血管)。3)

鼻閉塞を訴えるアレルギー性鼻炎の患者に0.1%ナファゾリン硝酸塩を投与した場合、作用発現は投与直後から15分以内に認められ3〜4時間持続する。4)

有効成分に関する理化学的知見

一般名ナファゾリン硝酸塩
一般名(欧名)Naphazoline Nitrate
化学名2-(Naphthalen-1-ylmethyl)-4,5-dihydro-1H-imidazole mononitrate
分子式C14H14N2・HNO3
分子量273.29
融点167〜170℃
性状白色の結晶性の粉末で、においはなく、味は苦い。酢酸(100)に溶けやすく、エタノール(95)にやや溶けやすく、水にやや溶けにくく、無水酢酸に溶けにくく、ジエチルエーテルにほとんど溶けない。
KEGG DRUGD01021

取扱い上の注意

調剤上の留意点

本品を小分けする場合は、微生物の混入等汚染が起きないよう注意し、一度小分けしたものは、本品容器に戻さないこと。また、汚染が起きたときは使用しないこと。

包装

プリビナ液0.05%

500mL

主要文献


1. 「日本チバガイギー医薬品過量使用時の症状と処置」 日本チバガイギー株式会社・医薬情報部編集,  87,  (1987)
2. Mujic,M.et al.,  Arch.Int.Pharmacodyn.,  155 (2),  432,  (1965) »PubMed
3. Meier,R.et al.,  Schweiz.Med.Wochenschr.,  71 (17),  554,  (1941)
4. Von Fredenhagen,H.,  Schweiz.Med.Wochenschr.,  74 (11),  287,  (1944)

作業情報


改訂履歴

2016年8月 改訂
2018年1月 改訂 (第8版)

文献請求先

日新製薬株式会社
994-0069
山形県天童市清池東二丁目3番1号
023-655-2131

業態及び業者名等

製造販売元
日新製薬株式会社
山形県天童市清池東二丁目3番1号


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2020/6/17 版