14.1.1 本剤は注射用水又は血管造影用X線造影剤と混和後すみやかに使用すること。
14.1.2 細菌の汚染を避けるため、調製は使用直前に行い、使用後の残液は再使用しないこと。
14.1.3 低温条件下で保存後に調製すると溶解に時間を要し、また、血管造影用X線造影剤との配合でもヨード含有量が多いものほど溶解に時間を要することが確認されている。
14.1.4 溶液の調製方法及び使用方法
(1)本剤のバイアルのフリップオフキャップを外し、ゴム栓表面をアルコール綿で清拭する。次いで、希釈剤として10mLの注射用水又は血管造影用X線造影剤を注射筒に取り、ゴム栓の中心部に注射針を垂直に刺入してバイアル内に注入する。
(2)注入後、水平方向に振って均一に溶解していることを確認した上で使用すること。希釈剤としての適否は以下のとおりである。
| 希釈剤の種類 | 希釈剤としての適否 |
| 注射用水 | 適 |
| 生理食塩液 | 不適※ |
| 血管造影用X線造影剤 | イオパミドール製剤 (ヨード含有量:300、370mg/mL) | 適 |
イオヘキソール製剤 (ヨード含有量:300、350mg/mL) | 適 |
イオベルソール製剤 (ヨード含有量:320、350mg/mL) | 不適※ |
イオメプロール製剤 (ヨード含有量:300、350、400mg/mL) | 適 |
イオプロミド製剤 (ヨード含有量:300、370mg/mL) | 不適※※ |
(3)本剤は、調製時の振盪によって溶液中に微細な気泡が分散した状態となるが、1〜3分の静置で気泡が溶液の表面に集結するので、表面の気泡を避けるように注意して注射筒に吸引する。
<効能共通>
14.2.1 注入量は必要最小限にとどめること。
14.2.2 ポリカーボネート製の三方活栓や延長チューブ等を使用した場合、そのコネクター部分にひび割れが発生し、血液及び薬液漏れ、空気混入等の可能性があるので注意すること。
<食道静脈瘤出血の止血及び食道静脈瘤の硬化退縮>
<胃静脈瘤の退縮>
14.2.4 静脈から逆行性に胃静脈瘤の排血路にバルーン付きカテーテルを挿入し、バルーンを拡張させて排血路を閉塞させ、カテーテルを通じ、透視下に胃静脈瘤内を充填できるまで本剤を注入する。
14.2.5 本剤を胃静脈瘤に対してバルーン閉塞下に注入する前に、他の排血路を血管塞栓用コイル等にて塞栓し、可能な限り本剤が流出しないように注意すること。
14.2.6 本剤を胃静脈瘤内に注入した後はバルーンを拡張させたまま一定時間保持すること。