医療用医薬品 : アルダクトン |
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総称名 | アルダクトン |
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一般名 | スピロノラクトン |
欧文一般名 | Spironolactone |
製剤名 | スピロノラクトン細粒・スピロノラクトン錠 |
薬効分類名 | 抗アルドステロン性利尿・降圧剤 |
薬効分類番号 | 2133 |
ATCコード | C03DA01 |
KEGG DRUG |
D00443
スピロノラクトン
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KEGG DGROUP |
DG01676
アルドステロン拮抗薬
DG03231
血圧降下薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 20.取扱い上の注意 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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アルダクトンA細粒10% | Aldactone-A Fine Granules 10% | ファイザー | 2133001C1097 | 49.1円/g | 処方箋医薬品注) |
アルダクトンA錠25mg | Aldactone-A Tablets 25mg | ファイザー | 2133001F1522 | 13.1円/錠 | 処方箋医薬品注) |
アルダクトンA錠50mg | Aldactone-A Tablets 50mg | ファイザー | 2133001F2057 | 27.2円/錠 | 処方箋医薬品注) |
降圧剤 ACE阻害剤 カルシウム拮抗剤 β-遮断剤 利尿降圧剤等 | 降圧作用を増強することがあるので、用量を調節するなど注意する。 | これらの薬剤と本剤の相加・相乗作用 |
カリウム製剤 塩化カリウム グルコン酸カリウム アスパラギン酸カリウム 等 ACE阻害剤 カプトプリル エナラプリル リシノプリル等 アンジオテンシンII受容体拮抗剤 ロサルタンカリウム カンデサルタンシレキセチル バルサルタン等 アリスキレン カリウム保持性利尿剤 トリアムテレン カンレノ酸カリウム シクロスポリン ボクロスポリン ドロスピレノン | 高カリウム血症を誘発することがあるので、血清カリウム値を観察するなど十分注意する。 | これらの薬剤と本剤の相加・相乗作用による血清カリウム値の上昇。 危険因子:腎障害患者、高齢者 |
フィネレノン | 血清カリウム値上昇及び高カリウム血症が発現する危険性が増大するおそれがあるので、治療上必要と判断される場合にのみ併用すること。併用する場合には、血清カリウム値をより頻回に測定するなど患者の状態を慎重に観察すること。 | これらの薬剤と本剤の相加・相乗作用による血清カリウム値の上昇。 危険因子:腎障害患者、高齢者 |
ノルエピネフリン | ノルエピネフリンの血管反応性を低下させるとの報告がある。 | 本剤が心血管反応性を低下させる機序は完全には解明されていない。 危険因子:麻酔施行患者 |
乳酸ナトリウム | 乳酸ナトリウムのアルカリ化作用を減弱することがある。 | 本剤により高カリウム性アシドーシスが惹起され、乳酸ナトリウムのアルカリ化作用と拮抗する可能性がある。 |
塩化アンモニウム コレスチラミン | 代謝性アシドーシスを来すとの報告がある。 | これらの薬剤と本剤の相加・相乗作用 |
ジゴキシン メチルジゴキシン | 血中ジゴキシン及びメチルジゴキシン濃度が上昇することがある。 | 本剤がジゴキシン及びメチルジゴキシンの腎からの排泄を低下させるため、血中ジゴキシン及びメチルジゴキシン濃度を上昇させることがある。 |
ジギトキシン | ジギトキシンの作用を増強又は減弱するおそれがあるので、併用する場合にはジギトキシンの血中濃度の測定を行うなど、観察を十分に行い慎重に投与すること。1)2) | 本剤の肝酵素誘導によりジギトキシンの血中濃度半減期が短縮すると考えられる報告がある。また、機序は不明であるが、ジギトキシンの血中濃度半減期が延長したとの報告がある。 |
リチウム製剤 炭酸リチウム | 利尿剤又はACE阻害剤との併用により、リチウム中毒を起こすことが報告されているので、血中リチウム濃度に注意すること。 | ナトリウムイオン不足はリチウムイオンの貯留を促進するといわれているため、ナトリウム排泄を促進することにより起こると考えられる。 |
非ステロイド性消炎鎮痛剤 インドメタシン等 | カリウム保持性利尿剤との併用により、その降圧作用の減弱、腎機能障害患者における重度の高カリウム血症の発現が報告されている。 | プロスタグランジン産生が抑制されることによって、ナトリウム貯留作用による降圧作用の減弱、カリウム貯留作用による血清カリウム値の上昇が起こると考えられる。 危険因子:腎機能障害 |
0.1〜5%未満a) | 頻度不明 | |
内分泌 | 女性型乳房b)、乳房腫脹、性欲減退、陰萎、多毛、月経不順、無月経、閉経後の出血、音声低音化 | 乳房腫瘤、乳房痛 |
過敏症 | 発疹、蕁麻疹 | そう痒 |
精神神経系 | 眩暈、頭痛、四肢しびれ感、神経過敏、うつ状態、不安感、精神錯乱、運動失調、傾眠 | |
肝臓 | AST上昇、ALT上昇、γ-GTP上昇、Al-P上昇、LDH上昇、ビリルビン上昇 | |
腎臓 | BUN上昇 | |
消化器 | 食欲不振、悪心・嘔吐、口渇、下痢、便秘 | |
血液 | 白血球減少、血小板減少 | |
その他 | 倦怠感、心悸亢進、発熱、肝斑 | 筋痙攣、脱毛 |
tmax | Cmax | 消失半減期 |
2.8時間 | 461ng/mL | α相:1.8時間 β相:11.6時間 |
疾患名 | 有効率 |
原発性アルドステロン症 | 100%(5/5) |
高血圧症 | 58.2%(53/91) |
心性浮腫、腎性浮腫、肝性浮腫等 | 70.5%(31/44) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/03/19 版 |