医療用医薬品 : エンドキサン |
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総称名 | エンドキサン |
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一般名 | シクロホスファミド水和物 |
欧文一般名 | Cyclophosphamide Hydrate |
薬効分類名 | アルキル化剤 |
薬効分類番号 | 4211 |
ATCコード | L01AA01 |
KEGG DRUG |
D00287
シクロホスファミド水和物
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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エンドキサン錠50mg | Endoxan Tablets | 塩野義製薬 | 4211002F1044 | 21.6円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
ペントスタチン コホリン [1.1、2.1参照] | 骨髄移植の患者で、本剤投与中にペントスタチンを単回投与したところ、錯乱、呼吸困難、低血圧、肺水腫等が認められ、心毒性により死亡したとの報告がある。また、動物試験(マウス)においてペントスタチン(臨床用量の10倍相当量)とシクロホスファミド(LD50前後)又はその類縁薬であるイホスファミド(LD50前後)を同時期に単回投与したとき、それぞれを単独投与したときに比べて死亡率の増加が認められた1)。 | 明らかな機序は不明である。本剤は用量依存性の心毒性があり、ペントスタチンは心筋細胞に影響を及ぼすATPの代謝を阻害する。両剤の併用により心毒性が増強すると考えられている1)。 |
他の抗悪性腫瘍剤 アロプリノール 放射線照射 | 骨髄抑制等の副作用が増強することがあるので、異常が認められた場合には、減量、休薬等の適切な処置を行うこと。 | 共に骨髄抑制作用を有する。 |
フェノバルビタール | 本剤の作用が増強することがある。 | フェノバルビタールの酵素誘導により本剤の活性型への変換が促進される。 |
副腎皮質ホルモン クロラムフェニコール | 本剤の作用が減弱することがある。 | 副腎皮質ホルモン、クロラムフェニコールは肝における本剤の代謝を競合的に阻害し、活性化を抑制する。 |
インスリン | 血糖降下作用が増強されることがある。 | 本剤がインスリン抗体の生成を阻害するため、遊離のインスリン量が多くなり、血糖降下作用が増強される。 |
オキシトシン | オキシトシンの作用が増強されることがある。 | 機序は不明である。 |
バソプレシン | バソプレシンの作用が減弱されることがある。 | 本剤がバソプレシンの排泄を増加させる。 |
アントラサイクリン系薬剤 ドキソルビシン塩酸塩、エピルビシン塩酸塩等 | 心筋障害が増強されるおそれがある。また、これらの薬剤との併用療法終了後に遅発性心毒性が発現したとの報告があるため、治療終了後も長期間経過を観察するなど十分注意すること。 | 明らかな機序は不明であるが、共に心筋障害を有する。 |
脱分極性筋弛緩剤 スキサメトニウム等 | 脱分極性筋弛緩剤の作用が増強され、遷延性無呼吸を起こすおそれがある。 | 本剤がコリンエステラーゼによる脱分極性筋弛緩剤の分解を阻害すると考えられている。 |
5%以上又は頻度不明 | 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | |
肝臓 | 肝障害、黄疸、コリンエステラーゼ値の低下等 | ||
腎臓 | 乏尿による尿浸透圧の上昇、蛋白尿、浮腫等 | ||
消化器 | 悪心・嘔吐 | 食欲不振、味覚異常、口渇、潰瘍性口内炎、胸やけ、おくび、腹部膨満感、腹痛、便秘、下痢等 | |
過敏症 | 発疹等 | ||
皮膚 | 脱毛、皮膚炎、色素沈着、爪の変形・変色等 | ||
精神神経系 | 倦怠感 | 頭痛、眩暈、不眠 | 運動失調等 |
呼吸器 | 肺水腫等 | ||
循環器 | 心電図異常、心悸亢進、低血圧等 | ||
内分泌 | 副腎皮質機能不全、甲状腺機能亢進等 | ||
性腺 | 無精子症、卵巣機能不全、無月経等 | ||
その他 | 低ナトリウム血症 | 発熱、創傷の治癒遅延、高血糖、CK上昇 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |