(1)胃潰瘍を対象とした二重盲検比較試験において、ピレンゼピン塩酸塩錠75mg/日を8週または12週間投与により、本剤の有用性が認められた
8)。
有効例数/効果判定例数 | 有効率(有効以上) |
104/120 | 86.7% |
副作用発現率は6.7%(8/120例)で、副作用は口渇2.5%(3例)、便秘2.5%(3例)、発疹1.7%(2例)、残尿感0.8%(1例)であった。
(2)十二指腸潰瘍を対象とした二重盲検比較試験において、ピレンゼピン塩酸塩錠100mg/日を8週間投与により、本剤の有用性が認められた
9)。
有効例数/効果判定例数 | 有効率(有効以上) |
55/65 | 84.6% |
副作用発現率は3.1%(2/65例)で、副作用は口渇1.5%(1例)、便秘1.5%(1例)であった。
(3)胃炎を対象とした二重盲検比較試験において、ピレンゼピン塩酸塩錠75mg/日を2週間投与により、本剤の有用性が認められた
10)。
有効例数/効果判定例数 | 有効率(有効以上) |
87/141 | 61.7% |
副作用発現率は4.2%(6/142例)で、副作用は口渇3.5%(5例)、便秘0.7%(1例)、嗄声0.7%(1例)、脱力感0.7%(1例)、頭重感0.7%(1例)であった。