医療用医薬品 : フロリード |
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総称名 | フロリード |
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一般名 | ミコナゾール |
欧文一般名 | Miconazole |
製剤名 | ミコナゾール |
薬効分類名 | 深在性真菌症治療剤 |
薬効分類番号 | 6290 |
ATCコード | A01AB09 A07AC01 D01AC02 G01AF04 J02AB01 |
KEGG DRUG |
D00416
ミコナゾール
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KEGG DGROUP |
DG00004
ミコナゾール
DG01883
イミダゾール系抗真菌薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 7.用法及び用量に関連する注意 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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フロリードF注200mg | FLORID-F Injection 200mg | 持田製薬 | 6290400A1060 | 1496円/管 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
ワルファリンカリウム ワーファリン [2.2参照] | ワルファリンの作用が増強し、重篤な出血あるいは著しいINR上昇があらわれることがある。また、ミコナゾールゲル経口用とワルファリンとの併用において、併用中止後も、ワルファリンの作用が遷延し重篤な出血を来したとの報告もある。患者がワルファリンの治療を必要とする場合は、ワルファリンの治療を優先し、本剤を投与しないこと。 | ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。 |
ピモジド オーラップ [2.2参照] | ピモジドによるQT延長、心室性不整脈(torsades de pointesを含む)等の重篤な心臓血管系の副作用があらわれるおそれがある。 | ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。 |
キニジン硫酸塩水和物 キニジン硫酸塩 [2.2参照] | キニジンによるQT延長等があらわれるおそれがある。 | ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。 |
トリアゾラム ハルシオン [2.2参照] | トリアゾラムの作用の増強及び作用時間の延長があらわれるおそれがある。 | ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。 |
シンバスタチン リポバス [2.2参照] | シンバスタチンによる横紋筋融解症があらわれるおそれがある。 | ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。 |
アゼルニジピン カルブロック オルメサルタン メドキソミル・アゼルニジピン レザルタス配合錠 ニソルジピン ブロナンセリン ロナセン [2.2参照] | これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 | ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。 |
エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン・イソプロピルアンチピリン クリアミン配合錠 ジヒドロエルゴタミンメシル酸塩 [2.2参照] | これらの薬剤の血中濃度が上昇し、血管攣縮等の重篤な副作用があらわれるおそれがある。 | ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。 |
リバーロキサバン イグザレルト [2.2参照] | リバーロキサバンの血中濃度が上昇し、抗凝固作用が増強されることにより、出血の危険性が増大するおそれがある。 | ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。 |
アスナプレビル スンベプラ [2.2参照] | アスナプレビルの血中濃度が上昇し、肝胆道系の副作用が発現又は重症化するおそれがある。 | ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。 |
ロミタピドメシル酸塩 ジャクスタピッド [2.2参照] | ロミタピドメシル酸塩の血中濃度が著しく上昇するおそれがある。 | ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。 |
ルラシドン塩酸塩 ラツーダ [2.2参照] | ルラシドン塩酸塩の血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。 | ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。 |
経口血糖降下剤 グリベンクラミド グリクラジド アセトヘキサミド 等 [9.1.1参照] | これらの薬剤の作用を増強することがある。 | ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。 |
フェニトイン カルバマゼピン | これらの薬剤の作用を増強することがある。 | ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。 |
ドセタキセル パクリタキセル イリノテカン塩酸塩水和物 | これらの薬剤による骨髄抑制等の副作用が増強するおそれがある。 | ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。 |
シクロスポリン | シクロスポリンの血中濃度が上昇することがある。 | ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。 |
タクロリムス水和物 アトルバスタチン ビンカアルカロイド系抗悪性腫瘍剤 ビンクリスチン硫酸塩 ビノレルビン酒石酸塩 ビンブラスチン硫酸塩 等 ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗剤 ニフェジピン アムロジピンベシル酸塩 シルニジピン 等 ベラパミル塩酸塩 シルデナフィルクエン酸塩 アルプラゾラム ミダゾラム ブロチゾラム メチルプレドニゾロン セレギリン塩酸塩 エバスチン イマチニブメシル酸塩 ジソピラミド シロスタゾール | これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 | ミコナゾールがこれらの薬剤の代謝酵素であるCYPを阻害することによると考えられる。 |
HIVプロテアーゼ阻害剤 リトナビル ロピナビル・リトナビル ダルナビル エタノール付加物 等 | ミコナゾール又はこれらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 | ミコナゾールとこれらの薬剤との、代謝における競合的阻害作用によると考えられる。 |
リファンピシン | 他のアゾール系抗真菌剤(イトラコナゾール、フルコナゾール)の血中濃度の低下及び血中濃度半減期の減少が報告されている。 | リファンピシンがアゾール系抗真菌剤の代謝酵素であるCYPを誘導するためと考えられる。 |
5%未満 | 頻度不明 | |
循環器 | 血圧低下、期外収縮 | 頻脈等 |
過敏症 | 発疹、そう痒感等 | |
血液 | 貧血、白血球減少、血小板減少等 | |
消化器 | 悪心、嘔吐、食欲不振、下痢等 | |
精神神経系 | 頭痛・頭重感、めまい・ふらつき、振戦等 | |
肝臓 | AST・ALT・総ビリルビンの上昇等 | |
腎臓 | BUN・クレアチニンの上昇等 | |
その他 | 発熱・悪寒、倦怠感、静脈炎、血管痛、低ナトリウム血症、トリグリセライド・総コレステロールの上昇 |
疾患名 | 真菌学的効果 <真菌消失率> | 臨床効果 <有効率> |
クリプトコックス症 | 50%(6/12例) | 86%(12/14例) |
カンジダ症 | 87%(27/31例) | 88%(30/34例) |
アスペルギルス症 | 69%(9/13例) | 64%(16/25例) |
コクシジオイデス症 | − | 100%(1/1例) |
菌種 | MIC(μg/mL) | 菌種 | MIC(μg/mL) |
カンジダ | ≦0.04〜5 | ヒアロホーラ | ≦0.04〜2.5 |
クリプトコックス | ≦0.04〜1.25 | クラドスポリウム | 0.08〜1.25 |
アスペルギルス | 1.25〜5 | スポロトリックス | 0.63〜2.5 |
トルロプシス | ≦0.04〜0.63 | ヒストプラズマ | ≦0.04 |
トリコスポロン | ≦0.04〜0.08 | ブラストマイセス | ≦0.04 |
ムコール | 5〜10 | ゲオトリクム | 0.63〜1.25 |
ホンセカエア | 0.08〜0.31 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2024/09/18 版 |