Z-100原液の
14C-標識体(
14C-Z-100)をラット又はマウスに20mg/kgの用量で投与したところ、ラットでは投与後45分に血液中放射能が最高濃度(Cmax)に達し、投与後45分から4時間までの消失半減期(t
1/2)は1.7時間、4時間から24時間までのt
1/2は18.6時間であった。マウスでは投与後15分後にCmaxに達し、15分から2時間までのt
1/2は40分、2時間から8時間までのt
1/2は3.2時間であった。また、マウスの血漿中濃度は血液中濃度とほぼ同様に推移し、5分から2時間までのt
1/2は40分、2時間から8時間までのt
1/2は4.3時間であった
1)。
Z-100原液の
14C-標識体(
14C-Z-100)をラットに20mg/kgの用量で1日1回7日間反復皮下投与した時の血液中の放射能濃度は、6日間投与後の24時間まで投与回数にほぼ比例して上昇したが、7日目投与後24時間の血液中放射能濃度は6日間投与後のそれとほぼ同じ値を示した。7日目投与後の血液中放射能濃度は投与後30分にCmaxに達し、30分から2時間までのt
1/2は2.4時間、2時間から24時間までのt
1/2は35.5時間であり、1回目投与後と比べt
1/2が長くなる傾向が認められた
2)。