医療用医薬品 : ヒューマトロープ |
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総称名 | ヒューマトロープ |
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一般名 | ソマトロピン(遺伝子組換え) |
欧文一般名 | Somatropin(Genetical Recombination) |
製剤名 | 注射用ソマトロピン(遺伝子組換え) |
薬効分類名 | 遺伝子組換えヒト成長ホルモン製剤 |
薬効分類番号 | 2412 |
ATCコード | H01AC01 |
KEGG DRUG |
D02691
ソマトロピン
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ヒューマトロープ注射用6mg | Humatrope Injection | 日本イーライリリー | 2412402L1031 | 21902円/筒 | 処方箋医薬品注) |
ヒューマトロープ注射用12mg | Humatrope Injection | 日本イーライリリー | 2412402L4049 | 42010円/筒 | 処方箋医薬品注) |
成長ホルモン分泌刺激試験の種類 | 重症と診断される血清(血漿)成長ホルモン濃度の頂値 |
インスリン、アルギニン、グルカゴン | 1.8ng/mL以下 |
GHRP-2 | 9ng/mL以下 |
糖質コルチコイド | 成長ホルモンの成長促進作用が抑制されることがある。 | 糖質コルチコイドが成長抑制効果を有するため。 |
糖質コルチコイド | 血清コルチゾール濃度が低下することがあるので、糖質コルチコイドの用量に注意すること。 | 成長ホルモンが11β-ヒドロキシステロイドデヒドロゲナーゼ1型(11β-HSD-1)を抑制することにより、コルチゾンからコルチゾールへの変換を減少させるため。 |
糖尿病用薬 インスリン製剤 ビグアナイド系薬剤 スルホニルウレア剤 速効型インスリン分泌促進薬 α-グルコシダーゼ阻害剤 チアゾリジン系薬剤 DPP-4阻害薬 GLP-1受容体作動薬 SGLT2阻害剤等 [9.1.1参照] | 本剤投与により、血糖値が上昇することがある。定期的に血糖値、HbA1c等を測定し、これらの薬剤の投与量の調整を行うこと。 | 成長ホルモンがインスリン感受性を低下させるため。 |
主にCYP3Aで代謝される薬剤 性ホルモン製剤 シクロスポリン 抗てんかん剤等 | これらの薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱することがある。 | 本剤がCYP3Aを誘導するため。 |
経口エストロゲン [8.4参照] | 成長ホルモンの作用が抑制されることがある。成人成長ホルモン分泌不全症(重症に限る)の患者では本剤の増量を検討すること。 | エストロゲンがIGF-I産生を抑制するため。 |
0.1%以上 | 0.1%未満 | |
過敏症 | 発疹(蕁麻疹、紅斑等)、注射部位の発赤等の過敏症状 | 全身そう痒 |
内分泌 | 甲状腺機能低下症注2)、耐糖能低下 | |
肝臓 | AST上昇、ALT上昇 | |
消化器 | 嘔気、腹痛 | |
筋・骨格系 | 関節痛、下肢痛、成長痛、大腿骨骨頭辷り症、筋痛 | 有痛性外脛骨、外骨腫、大腿骨骨頭壊死、側弯症等の脊柱変形の進行、周期性四肢麻痺 |
投与部位 | 注射部位の熱感、疼痛、硬結 | 皮下脂肪の消失 |
神経系 | 手根管症候群、錯感覚 | |
循環器 | 高血圧 | |
呼吸器系 | 呼吸困難 | |
その他 | 浮腫、頭痛、尿潜血・顕微鏡的血尿、LDH上昇、CK上昇 | 白血球数上昇、遊離脂肪酸上昇、ミオグロビン上昇、血清P上昇、蛋白尿、頭蓋内圧亢進に伴う乳頭浮腫・視覚異常・頭痛・悪心・嘔吐 |
記号 | 投与濃度 | n | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | AUC(ng・hr/mL) |
4.6mg/mL | 12 | 101.33±20.79 | 2.58±0.67 | 577.01±80.40 | |
2.3mg/mL | 12 | 95.36±22.85 | 2.92±0.79 | 582.38±80.59 |
時期 | n | 身長の伸び(cm/年) |
前治療時 | 47 | 6.50±0.24 |
本剤治療時 | 43 | 7.08±0.30 |
治療歴 | n | 身長の伸び(cm/6ヵ月) | ||
無治療時 | 前治療時 | 本剤治療時 | ||
新規治療例 | 27 | 2.2±0.1 | − | 4.5±0.2 |
切替え例 | 14 | − | 3.2±0.3 | 3.0±0.2 |
期間 | n | 身長の伸び(cm/年) |
無治療時 | 54 | 3.4±1.2 |
本剤投与1年後 | 54 | 6.3±1.7 |
本剤投与2年後 | 46 | 4.8±1.6 |
期間 | n | 身長の伸び(cm/年) |
無治療時 | 18 | 3.8±0.3 |
本剤投与1年後 | 18 | 6.9±0.2 |
本剤投与2年後 | 17 | 4.9±0.3 |
本剤投与3年後 | 16 | 4.8±0.3 |
項目 | 投与群 | 二重盲検試験 | 長期投与試験 | ||
開始時→24週時 | 48週時 | ||||
除脂肪体重注1)の変化率(%) | ヒューマトロープ注射用6mg24週→48週 | 4.7±3.9 [32]注2)、注3) | <3.3〜6.1> | 5.8±4.7 [32]注3) | <4.1〜7.5> |
プラセボ24週→ヒューマトロープ注射用6mg48週 | −0.5±4.1 [29] | <−2.1〜1.1> | 4.5±5.2 [28]注4) | <2.4〜6.5> |
項目 | 投与群 | 二重盲検試験 | 長期投与試験 | ||||
開始時 | 24週時 | 開始時 | 48週時 | ||||
血清IGF-I濃度(ng/mL) | ヒューマトロープ注射用6mg24週→48週 | 65±46 [33] | 243±114 [31]注5) | <118〜229> | 左に同じ | 206±77 [30] | <94〜188> |
プラセボ24週→ヒューマトロープ注射用6mg48週 | 73±49 [31] | 63±39 [29] | <−11〜8> | 61±39 [28] | 191±78 [27] | <84〜172> |
一般的名称 | ソマトロピン(遺伝子組換え) |
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一般的名称(欧名) | Somatropin(Genetical Recombination) |
化学名 | ヒト成長ホルモン(遺伝子組換え)Growth hormone human(Genetical Recombination) |
分子式 | C990H1528N262O300S7 |
分子量 | 22124.76 |
物理化学的性状 | 本品は白色の粉末で、においはない。 |
KEGG DRUG | D02691 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2024/12/18 版 |