医療用医薬品 : シナール |
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総称名 | シナール |
一般名 | アスコルビン酸, ビタミンC, パントテン酸カルシウム |
欧文一般名 | Ascorbic Acid, Calcium Pantothenate |
薬効分類名 | ビタミンC・パントテン酸カルシウム配合剤 |
薬効分類番号 | 3179 |
ATCコード | A11GB01 |
KEGG DRUG |
D04909
アスコルビン酸・パントテン酸カルシウム
商品一覧 |
JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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シナール配合錠 | Cinal | シオノギファーマ | 3179115F2034 | 6.2円/錠 | |
シナール配合顆粒 | Cinal | シオノギファーマ | 3179115D1096 | 6.3円/g |
本剤に含まれるビタミン類の需要が増大し,食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患,妊産婦,授乳婦等),炎症後の色素沈着
なお,効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
シナール配合錠
通常,成人には1回1〜3錠を1日1〜3回経口投与する。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
シナール配合顆粒
通常,成人には1回1〜3gを1日1〜3回経口投与する。
なお,年齢,症状により適宜増減する。
副作用
副作用発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
その他の副作用
消化器(頻度不明)
胃不快感,悪心・嘔吐,下痢等があらわれることがある。
臨床検査結果に及ぼす影響
各種の尿検査で,尿糖の検出を妨害することがある。[アスコルビン酸(ビタミンC)による。]
各種の尿試験紙法による尿検査(潜血,ビリルビン,亜硝酸塩)・便潜血反応検査で,偽陰性を呈することがある。[アスコルビン酸(ビタミンC)による。]1)
適用上の注意
調剤時
アルカリ性薬剤,吸湿性薬剤との配合は避けること。
配合時の粉砕は避けること。
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により,硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し,更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)
血漿中濃度
健康成人男性1例にアスコルビン酸400mgを空腹時単回経口投与したとき,アスコルビン酸の血漿中濃度は投与1〜2時間後に1.6mg/dL前後の最大値を示し,その後漸減し,一定濃度となった2)。
排泄
健康成人女性2例にアスコルビン酸300mgを1日1回経口投与したとき,尿中総アスコルビン酸排泄量は4時間後に最高値を示し,9時間目にはほぼ投与前値に復した3)。
一般名 | パントテン酸カルシウム |
一般名(欧名) | Calcium Pantothenate |
化学名 | Monocalcium bis{3-[(2R)-2,4-dihydroxy-3,3-dimethylbutanoylamino]propanoate} |
分子式 | C18H32CaN2O10 |
分子量 | 476.53 |
融点 | 195〜196℃(分解) |
性状 | 白色の粉末である。 水に溶けやすく,エタノール(99.5)にほとんど溶けない。 1.0gを水20mLに溶かした液のpHは7.0〜9.0である。 吸湿性である。 結晶多形が認められる。 |
シナール配合錠
PTP100錠(10錠×10),PTP1200錠(10錠×120)
シナール配合顆粒
SP105g(1g×105包),SP2.1kg(1g×2100包)
1. | 伊藤機一ほか, 臨床と薬物治療, 11 (2), 202, (1992) |
2. | 高橋徹三ほか, ビタミン, 14 (6), 740, (1958) |
3. | 照内淳也ほか, ビタミン, 16 (1), 1, (1959) |
4. | Rothman,S., J.Invest.Dermatol., 5, 61, (1942) |
5. | 藤浪得二ほか, 皮膚, 5 (3), 211, (1963) »DOI |
6. | 田多井恭子ほか, 治療, 46 (7), 1315, (1964) |
7. | Robertson,W.B., Ann.N.Y.Acad.Sci., 92, 159, (1961) »PubMed »DOI |
8. | 藤田和典, 皮膚と泌尿, 26 (4), 570, (1964) |
9. | 梶原章, 最新医学, 17 (6), 1429, (1962) |
10. | 佐川禎昭ほか, 基礎と臨床, 11 (1), 343, (1977) |
11. | 香川靖雄, ビタミン学の進歩 第6集, 49-61, (1963) 日本ビタミン学会,京都 |
改訂履歴 |
2017年5月 改訂 |
文献請求先 |
塩野義製薬株式会社 |
業態及び業者名等 |
製造販売元 販売元 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2023/01/25 版 |