下記抗生物質、化学療法剤投与時の腸内菌叢の異常による諸症状の改善
ペニシリン系、セファロスポリン系、アミノグリコシド系、マクロライド系、ナリジクス酸
通常成人1日3gを3回に分割経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
18.1 作用機序
本剤は耐性乳酸菌製剤で、腸内に抗菌剤が存在しても生育し、腸内有用菌としての作用を発揮して整腸作用を示す。
18.1.1 抗菌剤耐性
本剤の各種抗菌剤に対する耐性度(最小発育阻止濃度:MIC)を測定した結果、各種抗菌剤に対して耐性が認められた
2)(
in vitro)。
18.1.2 耐性の機序及び非伝達性
本剤の抗菌剤耐性機序に抗菌剤不活性化酵素及びRプラスミドの関与は認められなかった(
in vitro)。また、その耐性は他の腸内細菌に伝達しないことが確認された
3)(
in vitro、マウス)。
18.2 生物学的同等性試験
18.2.1 各種抗菌剤に対する耐性度
本剤と標準製剤の各種抗菌剤に対する耐性度(MIC)は、ほぼ同等であった
4)(
in vitro)。
18.2.2 ノトバイオートマウスを用いた比較試験
本剤と標準製剤を、それぞれ抗生物質とともにヒト糞便由来の菌株からなる腸内菌叢を持つノトバイオートマウスに7日間連続経口投与した結果、糞便中においてほぼ同じ回収菌数を示した
5)。
本剤は生菌製剤であるので、吸湿に注意すること。特に本剤をグラシン紙等の包材に分包して投薬する場合には、気密性の高い容器に入れ、湿度の低い場所に保存すること。
バラ:500g、1kg(アルミ袋)
分包:1g×1,200包(3包×20×20)