医療用医薬品 : アドレナリン |
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総称名 | アドレナリン |
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一般名 | アドレナリン |
欧文一般名 | Adrenaline |
薬効分類名 | アドレナリン注射液 |
薬効分類番号 | 2451 |
ATCコード | B02BC09 C01CA24 R01AA14 R03AA01 S01EA01 |
KEGG DRUG |
D00095
アドレナリン
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 5.効能又は効果に関連する注意 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 16.薬物動態 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 20.取扱い上の注意 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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アドレナリン注0.1%シリンジ「テルモ」 (後発品) | Adrenaline Injection 0.1% Syringe | テルモ | 2451402G1040 | 209円/筒 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
抗精神病薬 ブチロフェノン系薬剤(セレネース、トロペロン等) フェノチアジン系薬剤(ウインタミン等) イミノジベンジル系薬剤(クレミン等) ゾテピン(ロドピン) セロトニン・ドパミン拮抗薬(リスパダール等) 多元受容体標的化抗精神病薬(セロクエル等) ドパミン受容体部分作動薬(エビリファイ) α遮断薬 [2.1参照] | 本剤の昇圧作用の反転により、低血圧があらわれることがある。アナフィラキシーショックの救急治療時以外には併用しないこと。 | これらの薬剤のα遮断作用により、本剤のβ刺激作用が優位になると考えられている。 |
カテコールアミン製剤 イソプレナリン塩酸塩(プロタノール等) ノルアドレナリン(ノルアドリナリン)等 アドレナリン作動薬 β刺激薬(ベネトリン等) エフェドリン(エフェドリン) メチルエフェドリン(メチエフ等) 等 [2.2参照] | 不整脈、場合により心停止があらわれることがある。 蘇生等の緊急時以外には併用しないこと。 | これらの薬剤のβ刺激作用により、交感神経興奮作用が増強すると考えられている。 |
ハロゲン含有吸入麻酔薬 ハロタン注1) イソフルラン注2) セボフルラン注3) デスフルラン注4) | 頻脈、心室細動発現の危険性が増大する。 | これらの薬剤により、心筋のカテコールアミン感受性が亢進すると考えられている。 |
モノアミン酸化酵素阻害薬 | 本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。 | 本剤の代謝酵素を阻害することにより、カテコールアミン感受性が亢進すると考えられている。 |
三環系抗うつ薬 イミプラミン アミトリプチリン等 セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI) ミルナシプラン等 その他の抗うつ薬 マプロチリン等 | 本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。 | アドレナリン作動性神経終末でのカテコールアミンの再取り込みを遮断し、受容体でのカテコールアミン濃度を上昇させると考えられている。 |
メチルフェニデート | 本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。 | アドレナリン作動性神経終末でのカテコールアミンの再取り込みを遮断し、受容体でのカテコールアミン濃度を上昇させると考えられている。 |
分娩促進薬 オキシトシン等 バッカクアルカロイド類 エルゴタミン等 | 本剤の作用が増強され、血圧の異常上昇をきたすことがある。 | これらの薬剤の血管平滑筋収縮作用により、血圧上昇作用を増強すると考えられている。 |
ジギタリス製剤 | 異所性不整脈があらわれることがある。 | ともに異所性刺激能を有し、不整脈発現の可能性が高くなると考えられている。 |
キニジン | 心室細動があらわれることがある。 | 相互に心筋に対する作用を増強すると考えられている。 |
甲状腺製剤 チロキシン等 | 冠不全発作があらわれることがある。 | 甲状腺ホルモンは心筋のβ受容体を増加させるため、カテコールアミン感受性が亢進すると考えられている。 |
非選択性β遮断薬 プロプラノロール カルベジロール等 | (1)相互の薬剤の効果が減弱する。 (2)血圧上昇、徐脈があらわれることがある。 | (1)これらの薬剤のβ遮断作用により本剤の作用が抑制される。また、本剤のβ刺激作用により、これらの薬剤の作用が抑制される。 (2)これらの薬剤のβ遮断作用により、本剤のα刺激作用が優位になると考えられている。 |
血糖降下薬 インスリン等 | 血糖降下薬の作用を減弱させることがある。 | 本剤の血糖上昇作用によると考えられている。 |
ブロモクリプチン | 血圧上昇、頭痛、痙攣等があらわれることがある。 | 機序は明らかではないが、本剤の血管収縮作用、血圧上昇作用に影響を及ぼすと考えられている。 |
利尿剤 チアジド系利尿剤 トリクロルメチアジド ヒドロクロロチアジド等 チアジド系類似剤 インダパミド等 ループ利尿剤 フロセミド等 カリウム保持性利尿剤 スピロノラクトン | 本剤の作用が減弱することがある。 手術前の患者に使用する場合、利尿剤の一時休薬等を行うこと。 | 本剤の血管反応性を低下させることがある。 |
頻度不明 | |
循環器 | 心悸亢進、胸内苦悶、不整脈、顔面潮紅・蒼白、血圧異常上昇 |
精神神経系 | 頭痛、めまい、不安、振戦 |
過敏症 | 過敏症状等 |
消化器 | 悪心・嘔吐 |
その他 | 熱感、発汗 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2023/09/20 版 |