医療用医薬品 : プリミドン |
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総称名 | プリミドン |
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一般名 | プリミドン |
欧文一般名 | Primidone |
製剤名 | プリミドン製剤 |
薬効分類名 | 抗てんかん剤 |
薬効分類番号 | 1135 |
ATCコード | N03AA03 |
KEGG DRUG |
D00474
プリミドン
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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プリミドン錠250mg「日医工」 | PRIMIDONE Tablets | 日医工 | 1135002F1055 | 17.3円/錠 | 処方箋医薬品注) |
プリミドン細粒99.5%「日医工」 | PRIMIDONE Fine Granules | 日医工 | 1135002C1059 | 55.7円/g | 処方箋医薬品注) |
ミフェプリストン・ミソプロストール メフィーゴ [2.3参照] | ミフェプリストンの血中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがあるので、本剤の影響がなくなるまで投与しないこと。 | 本剤の肝薬物代謝酵素(CYP3A)誘導作用による。 |
カルバマゼピン | 相互に血中濃度が低下することがある。 | 本剤又はカルバマゼピンの肝薬物代謝酵素誘導作用により、代謝が促進される。 |
ラモトリギン | ラモトリギンの血中濃度が低下することがある。 | 本剤がラモトリギンのグルクロン酸抱合を促進する。 |
ルフィナミド | ルフィナミドの血中濃度が低下する可能性がある。 | 機序は不明である。 |
スチリペントール | 本剤の血中濃度上昇や薬理学的相互作用により中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。併用する場合には、必要に応じて本剤を減量する、血中濃度を測定するなど、注意して投与すること。 | スチリペントールは本剤の肝代謝酵素を阻害する。また、本剤とスチリペントールは共に中枢神経抑制作用を有する。 |
ドキシサイクリン | ドキシサイクリンの血中濃度半減期が短縮することがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、ドキシサイクリンの代謝が促進される。 |
エンシトレルビル フマル酸 ベルモスジルメシル酸塩 レボノルゲストレル | これら薬剤の血中濃度が低下し、作用が減弱するおそれがある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素誘導作用により、これら薬剤の代謝が促進されるおそれがある。 |
ワルファリンカリウム | ワルファリンの作用を減弱することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。 | 本剤がワルファリンの肝薬物代謝酵素を誘導する。 |
メチルフェニデート | 本剤の作用が増強されることがあるので、このような場合には、減量するなど慎重に投与すること。 | メチルフェニデートにより本剤の肝代謝が抑制されると考えられている。 |
中枢神経抑制剤 フェノチアジン誘導体 バルビツール酸誘導体等 三環系抗うつ剤 抗ヒスタミン剤 アルコール | 相互に作用が増強されることがあるので、このような場合には、減量するなど慎重に投与すること。 | 本剤とこれらの薬剤の中枢神経抑制作用による。 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 | 相互に作用が増強されることがあるので、このような場合には、減量するなど慎重に投与すること。 | 機序は不明である。 |
チアジド系降圧利尿剤 | 起立性低血圧が増強されることがあるので、このような場合には、減量するなど慎重に投与すること。 | 機序は不明であるが、高用量のフェノバルビタールは血圧を低下させると考えられている。 |
アセタゾラミド [8.6参照] | クル病、骨軟化症があらわれやすい。 | 本剤によるビタミンD分解促進、アセタゾラミドによる代謝性アシドーシス、腎尿細管障害の影響が考えられている。 |
アセトアミノフェン トラマドール塩酸塩・アセトアミノフェン配合剤 | 本剤の長期連用者は、アセトアミノフェンの代謝物による肝障害を生じやすくなる。 また、トラマドールの血中濃度が低下し作用が減弱する可能性がある。 | 本剤の肝薬物代謝酵素誘導により、アセトアミノフェンから肝毒性を持つN-アセチル-p-ベンゾキノンイミンへの代謝が促進されると考えられている。 また、本剤の肝代謝酵素誘導作用により、トラマドールの代謝が促進される。 |
コール酸 | 肝毒性のある胆汁酸異常代謝産物が増加することで、肝トランスアミナーゼの上昇が認められることがあるので、コール酸との併用は治療上の有益性が危険性を上回る場合のみとすること。 | 本剤の活性代謝物であるフェノバルビタールは、コレステロールから胆汁異常代謝産物の合成を促進する作用を有していると考えられることから、原疾患を悪化させるおそれがある。 |
頻度不明 | |
過敏症 | 猩紅熱様・麻疹様・中毒疹様発疹 |
血液 | 巨赤芽球性貧血、白血球減少、血小板減少 |
肝臓 | 肝機能検査値の異常 |
腎臓 | 蛋白尿等の腎障害 |
精神神経系 | 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下、眩暈、頭痛、倦怠感、錯乱、妄想、情動変化、神経過敏、酩酊状態、記憶障害、構音障害、性格変化、運動失調 |
循環器 | 心悸亢進 |
眼 | 複視、眼振 |
消化器 | 悪心・嘔吐 |
骨・歯 | クル病、骨軟化症、歯牙の形成不全 |
その他 | 甲状腺機能検査値(血清T4値等)の異常、ヘマトポルフィリン尿、流涎 |
測定対象 | Tmax(h) | Cmax(μg/mL) | t1/2(h) |
プリミドン | 12±0 | 8.99±1.18 | 19.4±2.2 |
フェノバルビタール | 52±11 | 0.30±0.05 | 125±20 |
フェニルエチルマロンアミド | 36±0 | 0.35±0.06 | 26.5±1.0 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/05/21 版 |