医療用医薬品 : ジプレキサ |
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総称名 | ジプレキサ |
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一般名 | オランザピン |
欧文一般名 | Olanzapine |
製剤名 | オランザピン速効性筋注製剤 |
薬効分類名 | 抗精神病薬 |
薬効分類番号 | 1179 |
ATCコード | N05AH03 |
KEGG DRUG |
D00454
オランザピン
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KEGG DGROUP |
DG01482
ヒスタミンH1受容体拮抗薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ジプレキサ筋注用10mg | Zyprexa Rapid Acting Intra-Muscular Injection | チェプラファーム | 1179408E1020 | 1572円/瓶 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
非経口ベンゾジアゼピン製剤 フルニトラゼパム ジアゼパム ミダゾラム等 [8.4参照] | 過鎮静や心肺機能抑制を来すおそれがあるので、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合以外は併用しないこと。やむを得ず併用する場合には、本剤の投与と十分な間隔をあけ、患者の状態を十分に観察すること。 | 本剤及びこれらの薬剤は中枢神経抑制作用を有する。 |
中枢神経抑制剤 バルビツール酸誘導体 経口ベンゾジアゼピン製剤等 | 適切な投与間隔をあける、減量するなど注意すること。 | 本剤及びこれらの薬剤は中枢神経抑制作用を有する。 |
低血圧、徐脈、呼吸抑制、中枢神経抑制を引き起こす薬剤 [8.5参照] | 低血圧、徐脈、低換気が認められることがある。 | 併用によりこれらの事象のリスクが増加するおそれがある。 |
アルコール | 相互に作用を増強することがある。 | アルコールは中枢神経抑制作用を有する。 |
抗コリン作用を有する薬剤 抗コリン性抗パーキンソン剤 フェノチアジン系化合物 三環系抗うつ剤等 | 腸管麻痺等の重篤な抗コリン性の毒性が強くあらわれることがある。 | 本剤及びこれらの薬剤は抗コリン作用を有する。 |
ドパミン作動薬 レボドパ製剤 | これらの薬剤のドパミン作動性の作用が減弱することがある。 | ドパミン作動性神経において、本剤がこれらの薬剤の作用に拮抗することによる。 |
フルボキサミン [16.7.1参照] | 本剤の血漿中濃度を増加させるので、本剤を減量するなど注意すること。 | これらの薬剤は肝薬物代謝酵素(CYP1A2)阻害作用を有するため本剤のクリアランスを低下させる。 |
シプロフロキサシン | 本剤の血漿中濃度を増加させる可能性がある。 | これらの薬剤は肝薬物代謝酵素(CYP1A2)阻害作用を有するため本剤のクリアランスを低下させる。 |
カルバマゼピン [16.7.2参照] | 本剤の血漿中濃度を低下させる。 | これらの薬剤は肝薬物代謝酵素(CYP1A2)を誘導するため本剤のクリアランスを増加させる。 |
オメプラゾール リファンピシン | 本剤の血漿中濃度を低下させる可能性がある。 | これらの薬剤は肝薬物代謝酵素(CYP1A2)を誘導するため本剤のクリアランスを増加させる。 |
喫煙 | 本剤の血漿中濃度を低下させる。 | 喫煙は肝薬物代謝酵素(CYP1A2)を誘導するため本剤のクリアランスを増加させる。 |
アドレナリン含有歯科麻酔剤 リドカイン・アドレナリン | 重篤な血圧降下を起こすことがある。 | アドレナリンはアドレナリン作動性α、β-受容体の刺激剤であり、本剤のα-受容体遮断作用によりβ-受容体刺激作用が優位となり、血圧降下作用が増強されるおそれがある。 |
5%以上 | 1〜5% | 頻度不明 | |
精神神経系 | 傾眠 | 浮動性めまい | 健忘、下肢静止不能症候群、吃音 |
錐体外路症状 | アカシジア | ||
循環器 | 起立性低血圧 | 低血圧、頻脈、徐脈 | |
消化器 | 口渇 | 食欲亢進、便秘、膵炎、腹部膨満、流涎過多 | |
血液 | 白血球減少症、好中球減少症、血小板減少症、好酸球増加症 | ||
内分泌 | プロラクチン上昇 | ||
肝臓 | ALT上昇、AST上昇、Al-P上昇、総ビリルビン上昇、肝炎、γ-GTP上昇 | ||
泌尿器 | 尿失禁、尿閉 | ||
過敏症 | 発疹、光線過敏症、アレルギー反応 | ||
代謝異常 | 末梢性浮腫、尿糖、尿酸値上昇、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症 | ||
その他 | 体重増加、疲労、無力症、離脱反応、CK上昇、脱毛症、持続勃起症、関節痛、鼻出血、発熱 |
用量(mg) | 投与量(mL) |
10.0 | バイアル内溶解液全量 |
7.5 | 1.5 |
5.0 | 1.0 |
2.5 | 0.5 |
投与量 | Tmaxa)(hr) | Cmax(ng/mL) | t1/2b)(hr) | AUC0-∞(ng・hr/mL) |
10mg | 0.28(0.23-1.02) | 29.8(41.5) | 42.4(32.0-59.4) | 660(51.5) |
投与群 | 例数 | PANSS-EC合計点 | 群間差 [95%信頼区間] | p値 | |
ベースライン | ベースラインからの変化量 | ||||
本剤群 | 45 | 23.5±6.1 | −9.2±4.5 | −6.6 [−8.5,−4.8] | <0.001 |
プラセボ群 | 44 | 23.3±4.9 | −2.8±5.6 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |