医療用医薬品 : ブロムペリドール |
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| 総称名 | ブロムペリドール |
|---|---|
| 一般名 | ブロムペリドール |
| 欧文一般名 | Bromperidol |
| 製剤名 | ブロムペリドール錠・ブロムペリドール細粒 |
| 薬効分類名 | 精神神経安定剤 |
| 薬効分類番号 | 1179 |
| ATCコード | N05AD06 |
| KEGG DRUG |
D01101
ブロムペリドール
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| JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 15.その他の注意 16.薬物動態 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 20.取扱い上の注意 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| ブロムペリドール錠1mg「アメル」 (後発品) | Bromperidol Tablets「AMEL」 | 共和薬品工業 | 1179028F1089 | 5.9円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
| ブロムペリドール錠3mg「アメル」 (後発品) | Bromperidol Tablets「AMEL」 | 共和薬品工業 | 1179028F2131 | 6.7円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
| ブロムペリドール錠6mg「アメル」 (後発品) | Bromperidol Tablets「AMEL」 | 共和薬品工業 | 1179028F3065 | 13.3円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
| ブロムペリドール細粒1%「アメル」 (後発品) | Bromperidol Fine Granules「AMEL」 | 共和薬品工業 | 1179028C1090 | 27.7円/g | 劇薬, 処方箋医薬品 |
| アドレナリン (アナフィラキシーの救急治療、又は歯科領域における浸潤麻酔もしくは伝達麻酔に使用する場合を除く) (ボスミン) [2.6参照] | アドレナリンの作用を逆転させ重篤な血圧低下を起こすことがある。 | アドレナリンはアドレナリン作動性α、β-受容体の刺激剤であり、本剤のα-受容体遮断作用により、β-受容体刺激作用が優位となり、血圧低下作用が増強される。 |
| 中枢神経抑制剤 (バルビツール酸誘導体等) | 中枢神経抑制作用が増強することがあるので、減量するなど注意すること。 | 本剤及びこれらの薬剤の中枢神経抑制作用による。 |
| アルコール (飲酒) | 相互に作用を増強することがある。 | アルコールは中枢神経抑制作用を有する。 |
| リチウム | 類似化合物(ハロペリドール)でリチウムとの併用により心電図変化、重症の錐体外路症状、持続性のジスキネジア、突発性のSyndrome malin(悪性症候群)、非可逆性の脳障害を起こすとの報告があるので、観察を十分に行い、このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。 | 機序は不明であるが、併用による抗ドパミン作用の増強等が考えられている。 |
| 抗コリン作用を有する薬剤 (抗コリン作動性抗パーキンソン剤、フェノチアジン系化合物、三環系抗うつ剤等) | 腸管麻痺等の抗コリン系の副作用が強くあらわれることがある。また、精神症状が悪化したとの報告がある。 | 併用により抗コリン作用が強くあらわれる。 |
| メトクロプラミド、ドンペリドン | 内分泌機能異常、錐体外路症状が発現することがある。 | これらの薬剤は抗ドパミン作用を有するため、併用により抗ドパミン作用が強くあらわれる。 |
| タンドスピロンクエン酸塩 | 錐体外路症状を増強するおそれがある。 | タンドスピロンクエン酸塩は弱い抗ドパミン(D2)作用を有する。 |
| ドパミン作動薬 (レボドパ製剤、ブロモクリプチンメシル酸塩等) | これらの薬剤のドパミン作動薬としての作用が減弱することがある。 | ドパミン作動性神経において、作用が拮抗することによる。 |
| 薬物代謝酵素誘導作用を有する薬剤 (カルバマゼピン、フェノバルビタール、フェニトイン) | 本剤の作用が減弱することがある。 | これらの薬剤の薬物代謝酵素誘導作用により、本剤の血中濃度が低下する。 |
| イトラコナゾール | 本剤の血中濃度が上昇することがある。 | イトラコナゾールのCYP3A4阻害作用により、本剤の代謝が阻害される。 |
| QT延長を起こすことが知られている薬剤 [9.1.2、11.1.8参照] | QT延長があらわれるおそれがある。 | 併用によりQT延長作用が相加的に増加するおそれがある。 |
| アドレナリン含有歯科麻酔剤 リドカイン・アドレナリン | 重篤な血圧低下を起こすことがある。 | アドレナリンはアドレナリン作動性α、β-受容体の刺激剤であり、本剤のα-受容体遮断作用により、β-受容体刺激作用が優位となり、血圧低下作用が増強されるおそれがある。 |
| 5%以上 | 0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
| 循環器 | 血圧低下、頻脈、動悸 | 胸内苦悶感 | 心電図変化(QT間隔の延長、T波の変化等) | |
| 肝臓 | 肝障害 | |||
| 錐体外路症状 | パーキンソン症候群(振戦、筋強剛、流涎、寡動、歩行障害、仮面様顔貌、嚥下障害、構音障害等)、アカシジア(静坐不能) | ジスキネジア(口周部、四肢等の不随意運動、舌のもつれ等)、ジストニア(痙攣性斜頸、顔面・喉頭・頸部の攣縮、後弓反張、眼球上転発作等) | アキネジア | |
| 眼 | 霧視 | 眼の調節障害 | 角膜・水晶体の混濁、角膜等の色素沈着 | |
| 過敏症 | 発疹 | |||
| 血液 | 貧血 | 白血球減少 | ||
| 消化器 | 食欲不振、悪心・嘔吐、胸やけ、便秘、腹部膨満感、下痢 | 胃不快感 | ||
| 内分泌 | 月経異常、体重増加、体重減少 | 女性化乳房、乳汁分泌 | 高プロラクチン血症 | |
| 精神神経系 | 睡眠障害、焦燥感、眠気、めまい・ふらつき、抑うつ | 頭痛・頭重、知覚異常、性欲異常、痙攣発作、意識障害、もの忘れ、傾眠 | ||
| その他 | 口渇、脱力・倦怠感、鼻閉、発汗、排尿障害、立ちくらみ、尿閉 | しびれ感、潮紅、浮腫、運動失調、発熱 | 無力症、疲労 |
| tmax(hr) | Cmax(ng/mL) | t1/2(hr) |
| 4〜6 | 0.36〜0.91 | 20.2〜31.0 |
| AUC(0→72)(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | T1/2(hr) | |
| ブロムペリドール錠1mg「アメル」 | 11.78±1.47 | 0.53±0.07 | 5.0±0.5 | 24.1±1.9 |
| インプロメン錠1mg | 11.89±2.03 | 0.58±0.14 | 4.9±0.4 | 23.6±1.9 |
| AUC(0→72)(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | T1/2(hr) | |
| 錠3mg | 229.24±8.46 | 11.44±0.50 | 5.50±0.45 | 23.71±4.29 |
| 錠6mg | 396.69±17.93 | 23.76±1.06 | 4.42±0.50 | 16.38±1.69 |
| 細粒1% | 517.08±17.76 | 24.97±1.01 | 4.25±0.82 | 13.81±0.88 |
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/10/22 版 |