医療用医薬品 : ノウリアスト |
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総称名 | ノウリアスト |
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一般名 | イストラデフィリン |
欧文一般名 | Istradefylline |
製剤名 | イストラデフィリン錠 |
薬効分類名 | アデノシンA2A受容体拮抗薬 |
薬効分類番号 | 1169 |
ATCコード | N04CX01 |
KEGG DRUG |
D04641
イストラデフィリン
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KEGG DGROUP |
DG01967
抗パーキンソン病薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ノウリアスト錠20mg | NOURIAST Tablets 20mg | 協和キリン | 1169016F1020 | 770.6円/錠 | 処方箋医薬品注) |
CYP3Aを強く阻害する薬剤 イトラコナゾール クラリスロマイシン 等 [7.2、16.7.1参照] | 本剤の作用が増強される可能性がある。 | CYP3A阻害剤との併用により、本剤の代謝が阻害され血中濃度が増加する可能性がある。 ケトコナゾールと本剤を併用した際に、本剤のAUC0-∞は増加し、t1/2は延長した。 |
CYP3Aを阻害する薬剤 エリスロマイシン フルコナゾール 等 | 本剤の作用が増強される可能性がある。 | CYP3A阻害剤との併用により、本剤の代謝が阻害され血中濃度が増加する可能性がある。 |
CYP3Aを誘導する薬剤 リファンピシン カルバマゼピン 等 セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort,セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 [16.7.2参照] | 本剤の作用が減弱する可能性がある。 | CYP3A誘導剤との併用により、本剤の代謝が促進され血中濃度が低下する可能性がある。 |
CYP3Aの基質となる薬剤 ミダゾラム アトルバスタチン ロミタピドメシル酸塩 等 [16.7.3、16.7.4参照] | 左記薬剤の作用が増強される可能性がある。 | 本剤との併用により、CYP3Aの基質となる薬剤の代謝が阻害され血中濃度が増加する可能性がある。 |
P糖蛋白の基質となる薬剤 ジゴキシン アトルバスタチン 等 [16.7.4、16.7.5参照] | 左記薬剤の作用が増強される可能性がある。 | 本剤との併用により、P糖蛋白が阻害され、P糖蛋白の基質となる薬剤の血中濃度が増加する可能性がある。 |
タバコ(喫煙) [16.7.6参照] | 本剤の作用が減弱する可能性がある。 | 喫煙によるCYP1A1及びCYP1A2の誘導により、本剤の代謝が亢進し血中濃度が低下する可能性がある。 |
エンタカポン | エンタカポンとの併用によりジスキネジーの発現頻度の上昇が認められた。 | 機序は不明である。 |
5%以上 | 1〜5%未満 | 0.5〜1%未満 | 0.5%未満 | |
心臓障害 | 上室性期外収縮、心房細動、動悸 | 心筋梗塞、心室性期外収縮 | ||
胃腸障害 | 便秘(5.1%) | 悪心、胃食道逆流性疾患 | 胃炎、胃潰瘍、消化不良 | 腹部膨満、嘔吐、上腹部痛 |
一般・全身障害および投与部位の状態 | 胸部不快感 | 倦怠感、末梢性浮腫、口渇、歩行障害 | ||
肝胆道系障害 | 肝機能異常 | |||
感染症および寄生虫症 | 気管支炎 | |||
傷害、中毒および処置合併症 | 挫傷 | |||
臨床検査 | 体重減少、血中CK増加、血中トリプシン増加、リパーゼ増加、尿中血陽性、尿中蛋白陽性 | 血中ブドウ糖増加、尿中ブドウ糖陽性、血中尿素増加、血中Al-P増加、血中アミラーゼ増加、AST増加、ALT増加、γ-GTP増加 | LDH増加、血中ビリルビン増加、血圧上昇、心電図T波逆転、白血球数減少 | |
代謝および栄養障害 | 食欲減退 | |||
筋骨格系および結合組織障害 | 四肢痛 | 背部痛、変形性脊椎症、姿勢異常 | ||
神経系障害 | ジスキネジー(16.9%) | 傾眠、パーキンソン病増悪 | 体位性めまい、浮動性めまい、頭痛、失神 | ジストニー、振戦 |
精神障害 | 不眠症 | 睡眠障害 | 不安 | |
腎および尿路障害 | 頻尿、神経因性膀胱 | |||
呼吸器、胸郭および縦隔障害 | 咳嗽 | |||
皮膚および皮下組織障害 | じん麻疹 | 湿疹、発疹 | ||
血管障害 | 起立性低血圧 | 高血圧 |
投与量20mg | tmaxa)(h) | Cmax(ng/mL) | AUC0-∞(ng・h/mL) | t1/2(h) |
絶食下投与(n=20) | 2.00 0.50〜4.00 | 112.9±24.1 | 4323b)±1991 | 57.09b)±31.51 |
食後投与(n=20) | 3.00 0.50〜8.00 | 136.4±36.0 | 4591±1997 | 53.56±22.33 |
投与量 | Day | tmaxa)(h) | Cmax(ng/mL) | Ctrough(ng/mL) | AUC0-24(ng・h/mL) | t1/2(h) |
20mg(n=9) | 1 | 2.00 1.00〜6.00 | 149.2±25.3 | 33.4±11.5 | 1319±335 | − |
14 | 4.00 2.00〜4.00 | 257.5±88.0 | 154.6±59.4 | 4406±1598 | 75.0b)±32.0 | |
40mg(n=9) | 1 | 2.00 1.00〜4.00 | 257.3±38.7 | 67.2±20.3 | 2638±616 | − |
14 | 2.00 0.50〜4.00 | 458.7±117.4 | 284.7±66.6 | 7925±2047 | 59.1c)±27.0 | |
80mg(n=9) | 1 | 2.00 2.00〜4.00 | 391.2±120.0 | 105.2±38.0 | 3966±1264 | − |
14 | 2.00 2.00〜4.00 | 857.3±180.5 | 502.1±136.2 | 14318±3023 | 51.1b)±25.0 |
第III相二重盲検試験 | プラセボ群 | 20mg群 | 40mg群 | |
被験者数 | 123 | 120 | 123 | |
ベースライン | 平均値±標準偏差 | 6.31±2.47 | 6.55±2.72 | 5.97±2.45 |
最終評価時−ベースライン | 最小二乗平均値 | −0.23 | −0.99 | −0.96 |
95%信頼区間 | −0.62,0.16 | −1.38,−0.60 | −1.35,−0.58 | |
本剤投与群−プラセボ投与群 | 最小二乗平均値 | − | −0.76 | −0.74 |
95%信頼区間 | − | −1.30,−0.22 | −1.27,−0.20 | |
p値(Williams検定) | − | 0.003a) | 0.003a) |
第III相二重盲検試験 | プラセボ群 | 20mg群 | 40mg群 | |
被験者数 | 123 | 120 | 123 | |
ベースライン | 平均値±標準偏差 | 21.6±11.6 | 21.3±10.8 | 20.7±11.0 |
最終評価時−ベースライン | 最小二乗平均値 | −2.8 | −3.7 | −4.9 |
95%信頼区間 | −3.8,−1.8 | −4.7,−2.8 | −5.8,−3.9 | |
本剤投与群−プラセボ投与群 | 最小二乗平均値 | − | −0.9 | −2.0 |
95%信頼区間 | − | −2.3,0.4 | −3.4,−0.7 | |
p値(Williams検定) | − | 0.086 NS | 0.001a) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/05/21 版 |