医療用医薬品 : メトグルコ |
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総称名 | メトグルコ |
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一般名 | メトホルミン塩酸塩 |
欧文一般名 | Metformin Hydrochloride |
薬効分類名 | ビグアナイド系経口血糖降下剤 |
薬効分類番号 | 3962 |
ATCコード | A10BA02 |
KEGG DRUG |
D00944
メトホルミン塩酸塩
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KEGG DGROUP |
DG01684
ビグアナイド系糖尿病薬
DG02044
血糖降下薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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メトグルコ錠250mg | METGLUCO Tablets | 住友ファーマ | 3962002F2027 | 10.1円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
メトグルコ錠500mg | METGLUCO Tablets | 住友ファーマ | 3962002F3023 | 10.1円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
推算糸球体濾過量(eGFR)(mL/min/1.73m2) | 1日最高投与量の目安 |
45≦eGFR<60 | 1,500mg |
30≦eGFR<45 | 750mg |
ヨード造影剤 [8.1、11.1.1参照] | 併用により乳酸アシドーシスを起こすことがある。 ヨード造影剤を用いて検査を行う場合には、本剤の投与を一時的に中止すること。 | 腎機能が低下し、本剤の排泄が低下することが考えられている。 |
腎毒性の強い抗生物質 ゲンタマイシン等 [11.1.1参照] | 併用により乳酸アシドーシスを起こすことがある。併用する場合は本剤の投与を一時的に減量・中止するなど適切な処置を行うこと。 | 腎機能が低下し、本剤の排泄が低下することが考えられている。 |
利尿作用を有する薬剤 利尿剤 SGLT2阻害剤 等 [8.1、11.1.1参照] | 脱水により乳酸アシドーシスを起こすことがある。脱水症状があらわれた場合には、本剤の投与を中止し、適切な処置を行うこと。 | 利尿作用を有する薬剤により、体液量が減少し脱水状態になることがある。 |
糖尿病用薬 インスリン製剤 スルホニルウレア剤 速効型インスリン分泌促進薬 α-グルコシダーゼ阻害剤 チアゾリジン系薬剤 DPP-4阻害剤 GLP-1受容体作動薬 SGLT2阻害剤 イメグリミン塩酸塩 等 [11.1.2参照] | 併用により低血糖が起こることがある。 スルホニルウレア剤併用時に低血糖のリスクが増加するおそれがある。 患者の状態を十分観察しながら投与する。 | 併用による血糖降下作用の増強。 |
たん白同化ホルモン剤 | 併用により低血糖が起こることがある。 スルホニルウレア剤併用時に低血糖のリスクが増加するおそれがある。 患者の状態を十分観察しながら投与する。 | 機序不明。 |
サリチル酸剤 アスピリン等 | 併用により低血糖が起こることがある。 スルホニルウレア剤併用時に低血糖のリスクが増加するおそれがある。 患者の状態を十分観察しながら投与する。 | サリチル酸剤の血糖降下作用が考えられている。 |
β遮断剤 プロプラノロール等 | 併用により低血糖が起こることがある。 スルホニルウレア剤併用時に低血糖のリスクが増加するおそれがある。 患者の状態を十分観察しながら投与する。 | β遮断作用によりアドレナリンを介した低血糖からの回復を遅らせることが考えられている。 |
モノアミン酸化酵素阻害剤 | 併用により低血糖が起こることがある。 スルホニルウレア剤併用時に低血糖のリスクが増加するおそれがある。 患者の状態を十分観察しながら投与する。 | モノアミン酸化酵素阻害剤によるインスリン分泌促進、糖新生抑制が考えられている。 |
アドレナリン | 併用により血糖降下作用が減弱することがある。 患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | アドレナリンによる末梢での糖利用抑制、肝での糖新生促進、インスリン分泌抑制が考えられている。 |
副腎皮質ホルモン | 併用により血糖降下作用が減弱することがある。 患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 副腎皮質ホルモンによる肝での糖新生促進等が考えられている。 |
甲状腺ホルモン | 併用により血糖降下作用が減弱することがある。 患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 甲状腺ホルモンは糖代謝全般に作用し血糖値を変動させると考えられている。 |
卵胞ホルモン | 併用により血糖降下作用が減弱することがある。 患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 卵胞ホルモンには耐糖能を変化させ、血糖を上昇させる作用が認められている。 |
利尿剤 | 併用により血糖降下作用が減弱することがある。 患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 利尿剤によるカリウム喪失によりインスリン分泌の低下が考えられている。 |
ピラジナミド | 併用により血糖降下作用が減弱することがある。 患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | 機序不明。 |
イソニアジド | 併用により血糖降下作用が減弱することがある。 患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | イソニアジドによる炭水化物代謝阻害が考えられている。 |
ニコチン酸 | 併用により血糖降下作用が減弱することがある。 患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | ニコチン酸による血糖上昇作用が考えられている。 |
フェノチアジン系薬剤 | 併用により血糖降下作用が減弱することがある。 患者の状態を十分観察しながら投与すること。 | フェノチアジン系薬剤によるインスリン分泌抑制、副腎からのアドレナリン遊離が考えられている。 |
5%以上 | 1〜5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 | |
消化器注1) | 下痢(40.5%)、悪心(15.4%)、食欲不振(11.8%)、腹痛(11.5%)、嘔吐 | 消化不良、腹部膨満感、便秘、胃炎 | 胃腸障害、放屁増加 | |
血液 | 貧血、白血球増加、好酸球増加、白血球減少 | 血小板減少 | ||
過敏症 | 発疹、そう痒 | |||
肝臓 | 肝機能異常 | |||
腎臓 | BUN上昇、クレアチニン上昇 | |||
代謝異常 | 乳酸上昇 | CK上昇、血中カリウム上昇 | 血中尿酸増加 | ケトーシス |
その他 | めまい・ふらつき | 全身倦怠感注1)、空腹感、眠気、動悸、脱力感、発汗、味覚異常、頭重、頭痛、浮腫、ビタミンB12減少注2) | 筋肉痛注1) |
投与量 | Tmax(h) | Cmax(ng/mL) | AUC0-48(ng・h/mL) | T1/2(h) |
250mg(6例) | 1.9±1.1 | 898±168 | 4,861±577 | 2.9±0.6 |
500mg(6例) | 2.3±0.9 | 1,341±329 | 8,019±2,347 | 4.0±1.4 |
750mg(12例) | 2.1±0.7 | 2,163±517 | 11,802±2,221 | 4.7±1.7 |
投与時期 | Tmax(h) | Cmax(ng/mL) | AUC0-24(ng・h/mL) | T1/2(h) |
食直前(12例) | 1.5±0.6 | 1,060±237 | 6,186±1,249 | 4.5±0.8 |
食後(12例) | 3.4±0.6 | 1,014±162 | 6,486±823 | 4.0±0.5 |
Cmax(μg/mL) | AUC0-∞(μg・h/mL) | T1/2(h) | CLR(mL/min) | |
腎機能正常者(3例) | 1.64±0.50 | 11.22±3.19 | 11.2±5.2 | 394.7±83.8 |
軽度腎機能障害者(5例) | 1.86±0.52 | 13.22±2.00 | 17.3±21.2 | 383.6±122.3 |
中等度腎機能障害者(4例) | 4.12±1.83 | 58.30±36.58 | 16.2±7.6 | 108.3±57.2 |
Tmax(h) | Cmax(ng/mL) | AUC0-48(ng・h/mL) | T1/2(h) | |
健康高齢者(12例) | 2.5±1.1 | 1,935±633 | 14,236±3,927 | 4.5±1.0 |
健康非高齢者(6例) | 2.9±1.3 | 1,204±367 | 8,907±2,325 | 3.5±0.6 |
1回投与量 | Tmax(h) | Cmax(ng/mL) | AUC0-48(ng・h/mL) | T1/2(h) |
250mg(36例) | 1.5±0.0 | 521±119 | 5,095±2,814 | 5.4±1.7 |
500mg(36例) | 1.5±0.0 | 1,042±237 | 10,191±5,629 | 5.4±1.7 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/01/22 版 |