医療用医薬品 : コンサータ |
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総称名 | コンサータ |
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一般名 | メチルフェニデート塩酸塩 |
欧文一般名 | Methylphenidate Hydrochloride |
製剤名 | メチルフェニデート塩酸塩徐放錠 |
薬効分類名 | 中枢神経刺激剤 |
薬効分類番号 | 1179 |
ATCコード | N06BA04 |
KEGG DRUG |
D01296
メチルフェニデート塩酸塩
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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コンサータ錠18mg | Concerta Tablets | ヤンセンファーマ | 1179009G1022 | 235.8円/錠 | 劇薬, 向精神薬(第一種), 処方箋医薬品※ |
コンサータ錠27mg | Concerta Tablets | ヤンセンファーマ | 1179009G2029 | 261.9円/錠 | 劇薬, 向精神薬(第一種), 処方箋医薬品※ |
コンサータ錠36mg | Concerta Tablets | ヤンセンファーマ | 1179009G3025 | 275.1円/錠 | 劇薬, 向精神薬(第一種), 処方箋医薬品※ |
MAO阻害剤 セレギリン (エフピー) ラサギリン (アジレクト) サフィナミド (エクフィナ) [2.9参照] | 高血圧クリーゼ等の重篤な副作用発現のおそれがある。MAO阻害剤を投与中又は投与中止後14日以内の患者には本剤を投与しないこと。 | 脳内モノアミン総量が増加するおそれがある。 |
昇圧剤 | 昇圧作用を増強することがある。 | 本剤は交感神経刺激作用を有するため。 |
クマリン系抗凝血剤 ワルファリン | クマリン系抗凝血剤の作用を増強することがある。 | クマリン系抗凝血剤の半減期を延長させる。 |
抗痙攣剤 フェノバルビタール フェニトイン プリミドン | 抗痙攣剤の作用を増強することがある。 | 本剤はこれらの薬剤の代謝を阻害すると考えられる。 |
三環系抗うつ剤 イミプラミン等 選択的セロトニン再取り込み阻害剤 フルボキサミン パロキセチン セルトラリン エスシタロプラム | 三環系抗うつ剤、選択的セロトニン再取り込み阻害剤の作用を増強することがある。 | 本剤はこれらの薬剤の代謝を阻害すると考えられる。 |
選択的ノルアドレナリン再取り込み阻害剤 アトモキセチン | 本剤の作用が増強するおそれがあるため、注意して投与すること。 | ノルアドレナリンへの作用を相加的又は相乗的に増強する可能性がある。 |
クロニジン [15.1参照] | メチルフェニデート塩酸塩製剤との併用により、突然死の報告がある3)。 | 機序不明 |
アルコール | 精神神経系の副作用を増強することがある。 | アルコールは本剤の精神神経系の作用を増強させる。 |
リスデキサンフェタミン | 本剤投与中の患者には投与を避けることが望ましい。リスデキサンフェタミンの作用が増強するおそれがある。 | 相加作用のおそれがある。 |
1%以上 | 1%未満 | 頻度不明 | |
感染症 | 鼻咽頭炎 | 胃腸炎、鼻炎、ヘルペスウイルス感染、インフルエンザ、麦粒腫、中耳炎、咽頭炎 | 上気道感染、副鼻腔炎 |
血液障害 | 血小板減少症 | 白血球減少症、汎血球減少症、血小板減少性紫斑病 | |
免疫系障害 | 季節性アレルギー | アナフィラキシー反応、過敏症反応、耳介腫脹、水疱形成、表皮剥脱 | |
代謝障害 | 食欲減退(40.8%) | 体重増加不良、食欲亢進 | |
精神障害 | 不眠症(18.2%)、チック、不安、睡眠障害 | 抑うつ気分、過覚醒、気分変動、精神病性障害、激越、妄想、幻聴、緊張、神経過敏、うつ病、抜毛、怒り、無感情、歯ぎしり、リビドー減退 | 攻撃性、感情不安定、落ち着きのなさ、幻視、多弁、気分動揺、涙ぐむ、錯乱状態、失見当識、幻覚、躁病、パニック発作、リビドー亢進、自殺念慮又は企図、吃音 |
神経系障害 | 頭痛、浮動性めまい、振戦 | 傾眠、体位性めまい、鎮静、ジスキネジー、自律神経失調、錯感覚、緊張性頭痛 | 痙攣、精神運動亢進、大発作痙攣、嗜眠 |
眼障害 | ドライアイ、アレルギー性結膜炎、結膜充血、近視、眼そう痒症 | 霧視、複視、散瞳、視覚障害 | |
耳障害 | 難聴、耳痛、回転性めまい | ||
心臓障害 | 動悸(12.1%)、頻脈 | 徐脈、上室性期外収縮 | 期外収縮、上室性頻脈、心室性期外収縮 |
血管障害 | ほてり | 高血圧、血圧変動 | レイノー現象 |
呼吸器障害 | 呼吸困難 | 咳嗽、アレルギー性鼻炎、上気道の炎症、喘息、鼻漏、咽頭紅斑 | 咽喉頭疼痛、鼻出血 |
胃腸障害 | 悪心(11.7%)、口渇、下痢、腹痛、嘔吐、腹部不快感、口内乾燥、口内炎、便秘、上腹部痛 | 消化不良、腹部膨満、異常便、歯肉腫脹 | |
皮膚障害 | 発疹 | 蕁麻疹、湿疹、脱毛症、ざ瘡、アトピー性皮膚炎、多汗症、そう痒症、接触性皮膚炎 | 斑状皮疹、紅斑 |
筋骨格系障害 | 筋緊張 | 関節痛、筋痙縮、筋痛、四肢痛 | 筋攣縮 |
泌尿器系障害 | 頻尿 | ||
生殖系及び乳房障害 | 精巣上体炎、陰茎癒着、勃起不全 | 持続勃起症、女性化乳房 | |
全身障害 | 発熱、倦怠感、易刺激性、胸部不快感 | 疲労、無力症、悪寒、胸痛 | 異常高熱 |
臨床検査 | 体重減少(16.4%)、蛋白尿、CK増加、尿中ケトン体陽性、QT延長 | 血圧上昇、拡張期血圧上昇、脈拍異常、異常Q波、白血球数減少、好中球数減少、好酸球数増加、血中アミラーゼ増加、ALT増加、AST増加、肝機能異常、血中ビリルビン増加、トリグリセリド増加、血糖増加、血中尿素増加、血中尿酸増加、尿潜血 | 心雑音、ALP増加、肝酵素上昇、血小板数減少、白血球数異常 |
傷害、中毒 | 足骨折、手骨折 |
対象 | 試験日 | Cmax(ng/mL) | tmax(hr) | AUC(ng・hr/mL) | t1/2(hr) | AUC比 | 蓄積率 |
メチルフェニデート | 1日目 | 3.12±0.58 | 8.7±2.1 | 42.6±7.0 | 4.3±0.2 | − | − |
4日目 | 3.97±1.21 | 8.0±2.5 | 46.5±9.6注) | 4.1±0.4 | − | 1.09±0.09 | |
PPA | 1日目 | 92.9±9.81 | 9.0±1.7 | 1797.1±354.2 | 8.8±1.5 | 0.025±0.007 | − |
4日目 | 106.1±16.5 | 9.0±2.8 | 1772.3±319.4注) | 9.0±0.7 | 0.027±0.009 | 0.99±0.07 |
評価 | 評価時期 | 例数 | 平均値±S.D.[95%信頼区間] |
親評価 | 投与6ヵ月後 | 88 | −17.7±11.3[−20.1,−15.3] |
投与12ヵ月後 | 80 | −17.9±12.5[−20.7,−15.1] | |
投与18ヵ月後 | 49 | −19.8±12.6[−23.4,−16.2] | |
教師評価 | 投与6ヵ月後 | 50 | −15.3±12.7[−18.9,−11.7] |
投与12ヵ月後 | 58 | −13.0±14.5[−16.8,−9.2] |
評価時期 | 例数 | 平均値±S.D.[95%信頼区間] |
投与4週後 | 248 | −14.7±8.8[−15.8,−13.6] |
投与12週後 | 240 | −15.8±9.4[−17.0,−14.6] |
投与24週後 | 218 | −16.7±9.8[−18.0,−15.4] |
投与36週後 | 211 | −17.5±9.8[−18.9,−16.2] |
投与48週後 | 205 | −18.3±9.9[−19.6,−16.9] |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/04/23 版 |