14.1.1 本剤は固化することがあるので、このような場合には体温付近まで加温し、融解した後に使用すること。固化による本剤の有効性、安全性及び安定性への影響はない。
14.1.2 調製後は速やかに使用し、やむを得ず保存を必要とする場合でも調製後24時間以内に使用すること。
14.1.3 各バイアルは一回限りの使用とし、必要量を抜き取った後のバイアル内の残液は使用しないこと(本剤は保存剤を含有していない)。
14.1.4 下表を参考に、患者体重に基づき必要量を100mL以上の日局生理食塩液又は日局5%ブドウ糖注射液にて、1.0〜15.0mg/mLとなるように希釈すること。
<通常用量:15mg/kg>
通常用量の1/2量を投与する場合は〔 〕内の数字を参照すること。
患者体重(kg) | 必要量(mL) | 100mLで希釈した場合の濃度(mg/mL) |
20 | 0.30〔0.15〕 | 3.0〔1.5〕 |
30 | 0.45〔0.23〕 | 4.5〔2.3〕 |
40 | 0.60〔0.30〕 | 6.0〔3.0〕 |
50 | 0.75〔0.38〕 | 7.5〔3.8〕 |
60 | 0.90〔0.45〕 | 9.0〔4.5〕 |
70 | 1.05〔0.53〕 | 10.55〔5.3〕 |
80 | 1.20〔0.60〕 | 12.0〔6.0〕 |
90 | 1.35〔0.68〕 | 13.5〔6.8〕 |
100 | 1.50〔0.75〕 | 15.0〔7.5〕 |
<通常用量:10mg/kg>
通常用量の1/2量を投与する場合は〔 〕内の数字を参照すること。
患者体重(kg) | 必要量(mL) | 100mLで希釈した場合の濃度(mg/mL) |
20 | 0.20〔0.10〕 | 2.0〔1.0〕 |
30 | 0.30〔0.15〕 | 3.0〔1.5〕 |
40 | 0.40〔0.20〕 | 4.0〔2.0〕 |
50 | 0.50〔0.25〕 | 5.0〔2.5〕 |
60 | 0.60〔0.30〕 | 6.0〔3.0〕 |
70 | 0.70〔0.35〕 | 7.0〔3.5〕 |
80 | 0.80〔0.40〕 | 8.0〔4.0〕 |
90 | 0.90〔0.45〕 | 9.0〔4.5〕 |
100 | 1.00〔0.50〕 | 10.0〔5.0〕 |
30分間以上かけて静脈内に点滴投与すること。本剤を5分間で静脈内に投与した場合に静脈の灼熱感及び静脈硬化症が認められたとの報告がある。[6.参照]