医療用医薬品 : エビリファイ |
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| 総称名 | エビリファイ |
|---|---|
| 一般名 | アリピプラゾール水和物 |
| 欧文一般名 | Aripiprazole Hydrate |
| 製剤名 | アリピプラゾール水和物持続性注射剤 |
| 薬効分類名 | 持続性抗精神病薬 |
| 薬効分類番号 | 1179 |
| ATCコード | N05AX12 |
| KEGG DRUG |
D10516
アリピプラゾール水和物
|
| KEGG DGROUP |
DG00906
アリピプラゾール
|
| JAPIC | 添付文書(PDF) |
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| エビリファイ持続性水懸筋注用300mgシリンジ | ABILIFY prolonged release aqueous suspension for IM injection syringes | 大塚製薬 | 1179410G1028 | 34376円/キット | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
| エビリファイ持続性水懸筋注用400mgシリンジ | ABILIFY prolonged release aqueous suspension for IM injection syringes | 大塚製薬 | 1179410G2024 | 41300円/キット | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
| 切替え前の経口アリピプラゾール製剤の投与量注) | 切替え後の経口アリピプラゾール製剤の投与量(2週間) |
| 6〜15mg/日 | 6mg/日 |
| 18〜24mg/日 | 12mg/日 |
| 30mg/日 | 15mg/日 |
| 減量後の本剤の用量 | |
| 本剤400mg単剤投与に相当する用量 | |
| CYP2D6阻害剤又はCYP3A4阻害剤のいずれかを併用する場合 | 300mg |
| CYP2D6阻害剤及びCYP3A4阻害剤のいずれも併用する場合 | 200mg |
| 本剤300mg単剤投与に相当する用量 | |
| CYP2D6阻害剤又はCYP3A4阻害剤のいずれかを併用する場合 | 200mg |
| CYP2D6阻害剤及びCYP3A4阻害剤のいずれも併用する場合 | 160mg |
| アドレナリン含有歯科麻酔剤 リドカイン・アドレナリン | 血圧降下を起こすおそれがある。 | アドレナリンはアドレナリン作動性α、β受容体の刺激剤であり、本剤のα受容体遮断作用によりβ受容体刺激作用が優位となり、血圧降下作用が増強されるおそれがある。 |
| 中枢神経抑制剤 バルビツール酸誘導体、麻酔剤等 | 中枢神経抑制作用があるので、減量するなど注意すること。 | ともに中枢神経抑制作用を有する。 |
| 降圧剤 | 相互に降圧作用を増強することがあるので、減量するなど慎重に投与すること。 | ともに降圧作用を有する。 |
| 抗コリン作用を有する薬剤 | 抗コリン作用を増強させることがあるので、減量するなど慎重に投与すること。 | ともに抗コリン作用を有する。 |
| ドパミン作動薬 レボドパ製剤 | ドパミン作動作用を減弱するおそれがあるので、投与量を調節するなど慎重に投与すること。 | 本剤はドパミン受容体遮断作用を有する。 |
| アルコール (飲酒) | 相互に中枢神経抑制作用を増強させることがある。 | ともに中枢神経抑制作用を有する。 |
| CYP2D6阻害作用を有する薬剤 キニジン、パロキセチン等 [7.2、16.7.1、16.7.2参照] | 本剤の作用が増強するおそれがあるので、本剤を減量するなど考慮すること。 | 本剤の主要代謝酵素であるCYP2D6を阻害するため本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
| CYP3A4阻害作用を有する薬剤 イトラコナゾール、クラリスロマイシン等 [7.2、16.7.3参照] | 本剤の作用が増強するおそれがあるので、本剤を減量するなど考慮すること。 | 本剤の主要代謝酵素であるCYP3A4を阻害するため本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
| 肝代謝酵素(特にCYP3A4)誘導作用を有する薬剤 カルバマゼピン、リファンピシン等 [16.7.5参照] | 本剤の作用が減弱するおそれがある。 | 本剤の主要代謝酵素であるCYP3A4の誘導により本剤の血中濃度が低下するおそれがある。 |
| 5%以上 | 1〜5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 | |
| 精神神経系 | 不眠、めまい、傾眠、頭痛、不安、うつ病、勃起不全 | 睡眠障害、異常思考、躁病反応、神経過敏、錯乱、夢遊症、知覚減退、妄想、注意力障害、自殺企図、幻覚、激越(不安、焦燥、興奮)、気力低下、リビドー減退、錯感覚、嗜眠、鎮静、射精障害、性機能不全、吃音 | 精神症状、悪夢、双極性障害、リビドー亢進、昏迷、攻撃的反応、拒食、独語、もやもや感、感情不安定、末梢神経障害、失神、神経症、譫妄、認知症、健忘、記憶障害、舌麻痺、片頭痛、顔面痙攣、持続勃起、パニック反応、びくびく感、衝動制御障害(病的賭博、病的性欲亢進、強迫性購買、暴食等)、運動過多、精神的機能障害、感覚障害、眉間反射異常、広場恐怖症、無感情、気分動揺、異常行動、下肢静止不能症候群 | |
| 錐体外路症状 | アカシジア | ジスキネジア、ジストニア(筋緊張異常)、振戦、寡動、筋強剛、流涎 | 眼球回転発作、眼球挙上、パーキンソン症候群、歩行異常、錐体外路障害 | 構音障害、反射亢進、嚥下障害、からだのこわばり、筋緊張、口のもつれ、眼瞼下垂 |
| 循環器 | 高血圧、心電図異常(期外収縮、QT延長、第一度房室ブロック等) | 低血圧、頻脈、心悸亢進、起立血圧異常、起立性低血圧、狭心症、徐脈 | ||
| 消化器 | 悪心、下痢、便秘、食欲亢進 | 嘔吐、食欲不振 | 腹痛、胃炎、口内炎、歯肉痛、舌障害、口唇炎、消化不良、びらん性胃炎、胃腸炎、腸炎、十二指腸炎、口唇腫脹、歯周病、腹部膨満、胃食道逆流性疾患、膵炎、歯の知覚過敏 | |
| 血液 | 血小板減少、白血球増多、白血球減少、好中球減少、貧血 | ヘモグロビン低下、ヘモグロビン上昇、好中球増多、赤血球減少、赤血球増多、リンパ球減少、リンパ球増多、ヘマトクリット値低下、ヘマトクリット値上昇、単球減少、単球増多、好酸球減少、好酸球増多、好塩基球減少、好塩基球増多、血小板増多 | ||
| 内分泌 | 卵巣障害、月経異常、血中甲状腺刺激ホルモン増加 | プロラクチン低下、プロラクチン上昇 | ||
| 肝臓 | ALT上昇 | AST上昇、γ-GTP上昇、LDH上昇、LDH低下、Al-P上昇、Al-P低下、総ビリルビン上昇、総ビリルビン低下、脂肪肝、肝炎、黄疸 | ||
| 腎臓 | ケトン尿、尿糖 | 蛋白尿、尿沈渣異常、BUN上昇、BUN低下、クレアチニン上昇、尿比重上昇、尿比重低下、尿ウロビリノーゲン上昇、尿ビリルビン上昇、尿中NAG上昇、血中尿素減少、血中尿酸減少、尿量減少 | ||
| 泌尿器 | 尿潜血、排尿障害、頻尿、膀胱炎、血尿、多尿、尿閉、尿失禁 | |||
| 過敏症 | 発疹 | 湿疹、そう痒症、薬物過敏症、紅斑、光線過敏性反応、酒さ、血管浮腫、蕁麻疹 | ||
| 皮膚 | 皮膚炎 | 真菌感染、皮膚乾燥、ざ瘡、皮膚剥脱、乾皮症、色素沈着障害、脂漏、男性型多毛症、脱毛 | ||
| 代謝異常 | 血中インスリン増加、高血糖 | 高尿酸血症、脂質代謝障害、コレステロール上昇、トリグリセライド上昇、CK上昇、HDL-コレステロール低下、口渇 | コレステロール低下、HDL-コレステロール上昇、高脂血症、リン脂質低下、多飲症、CK低下、水中毒、トリグリセライド低下、血中ブドウ糖変動 | |
| 呼吸器 | 鼻炎、気管支痙攣、気管支炎、咽喉頭症状、咽頭炎、しゃっくり、鼻乾燥、嚥下性肺炎、上気道感染、呼吸困難 | |||
| 眼 | 霧視、羞明 | 視力障害、調節障害、眼乾燥、眼の異常感、眼痛、眼のチカチカ、糖尿病性白内障、瞬目過多 | ||
| 注射部位 | 注射部位疼痛、注射部位紅斑、注射部位硬結 | 注射部位腫脹 | 注射部位そう痒感、注射部位不快感、注射部位反応 | 注射部位内出血、注射部位腫瘤 |
| その他 | 体重増加 | 疲労 | 筋痙縮、末梢性浮腫、カリウム低下、顎痛、性器出血、乳頭痛、熱感、死亡、転倒、関節脱臼、歯牙破折、体重減少、筋痛、耳鳴、挫傷、尿路感染 | 倦怠感、発熱、脱力感、胸痛、悪寒、気分不良、薬剤離脱症候群、顔面浮腫、低体温、疼痛、多汗、寝汗、肩こり、四肢痛、筋攣縮、四肢不快感、背部痛、関節痛、頚部痛、ほてり、末梢冷感、乳腺炎、膿瘍、外陰膣乾燥、流産、味覚異常、灼熱感、睡眠時驚愕、歯ぎしり、無オルガズム症、鼻出血、総蛋白上昇、総蛋白減少、グロブリン分画異常、ナトリウム上昇、ナトリウム低下、クロール上昇、クロール低下、A/G上昇、A/G低下、アルブミン上昇、アルブミン低下、カリウム上昇、握力低下、花粉症、関節炎、関節硬直、筋萎縮、脂肪腫、坐骨神経痛、大脳動脈狭窄 |
| 臀部筋肉投与時 | 22G(黒)、針の長さ11/2インチ(38mm) |
| 三角筋投与時 | 体重90kg未満の場合:23G(青)、針の長さ1インチ(25mm) 体重90kg以上の場合:22G(黒)、針の長さ11/2インチ(38mm) |
| 化合物 | tmax(hr) | Cmax(ng/mL) | t1/2、Z(hr) | AUC∞(mg・hr/L) |
| 300mg(5例) | ||||
| 未変化体 | 648(96.3-816) | 136(95.2-791) | 302(187-660) | 201(170-250) |
| 主代謝物(OPC-14857a) | 984(168.4-1273) | 25.8(19.1-118) | 368(222-702) | 39.1(32.9-57.2) |
| 400mg(6例) | ||||
| 未変化体 | 841(120-1680) | 126(38.8-168) | 781(388-984) | 141(107-267) |
| 主代謝物(OPC-14857a) | 841(120-1680) | 26.1(12.8-35.1) | 605b(432-760) | 45.0b(24.4-59.6) |
| 化合物 | tmax(hr) | Cmax(ng/mL) | t1/2、Z(hr) | AUC28d(mg・hr/L) |
| 300mg(11例) | ||||
| 未変化体 | 120(71.3-672) | 244(105-409) | −b(505-808) | 126(63.1-245) |
| 主代謝物(OPC-14857a) | 263(47.3-672) | 72.8(53.7-107) | 1030c(544-1720) | 40.6(26.8-58.3) |
| 400mg(13例) | ||||
| 未変化体 | 95.7(48.0-669) | 217(124-424) | 1030d(759-3020) | 104(71.7-251) |
| 主代謝物(OPC-14857a) | 120(8.00-673) | 68.0(40.5-129) | −e(884-2440) | 35.9(20.4-76.2) |
| 化合物 | tmax(hr) | Cmax(ng/mL) | t1/2、Z(hr) | AUC28d(mg・hr/L) |
| 400mg(13例) | ||||
| 未変化体 | 95.8(48.5-262) | 331(190-595) | 825b(551-2030) | 153(69.4-324) |
| 主代謝物(OPC-14857a) | 123(94.9-671) | 96.5(71.0-148) | 1060c(558-2240) | 54.6(31.6-89.7) |
| 投与群 | 対象例数 | 26週後 | |||
| 非悪化/非再発率(%)a | SEa | 錠剤群に対する差 | 95%信頼区間 | ||
| 本剤群 | 228 | 95.0 | 1.5 | 0.3 | −3.9,4.5 |
| 錠剤群 | 227 | 94.7 | 1.6 | ||
| 投与群 | 対象例数 | 再発率(%) | 再発までの時間中央値(日数) | ハザード比a | 95%信頼区間 | p値b |
| 本剤群 | 132 | 26.5 | NE | 0.451 | 0.299,0.678 | <0.0001 |
| プラセボ群 | 133 | 51.1 | 308 |
| 時期 | 新規例(379例) | 継続例(85例) | 計(464例) | |||
| 対象例数 | 例数(%) | 対象例数 | 例数(%) | 対象例数 | 例数(%) | |
| ベースライン | 379 | 379(100.0) | 84 | 84(100.0) | 463 | 463(100.0) |
| 最終来院時 | 376 | 327(87.0) | 84 | 82(97.6) | 460 | 409(88.9) |
| 臀部筋肉投与時 | 22G(黒)、針の長さ11/2インチ(38mm) |
| 三角筋投与時 | 体重90kg未満の場合:23G(青)、針の長さ1インチ(25mm) 体重90kg以上の場合:22G(黒)、針の長さ11/2インチ(38mm) |
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/10/22 版 |