医療用医薬品 : ポマリスト |
List Top |
総称名 | ポマリスト |
---|---|
一般名 | ポマリドミド |
欧文一般名 | Pomalidomide |
製剤名 | ポマリドミドカプセル |
薬効分類名 | 抗造血器悪性腫瘍剤 |
薬効分類番号 | 4291 |
ATCコード | L04AX06 |
KEGG DRUG |
D08976
ポマリドミド
|
JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
---|---|---|---|---|---|
ポマリストカプセル1mg | Pomalyst Capsules | ブリストル・マイヤーズスクイブ | 4291038M1026 | 36902円/カプセル | 毒薬, 処方箋医薬品注) |
ポマリストカプセル2mg | Pomalyst Capsules | ブリストル・マイヤーズスクイブ | 4291038M2022 | 43981.4円/カプセル | 毒薬, 処方箋医薬品注) |
ポマリストカプセル3mg | Pomalyst Capsules | ブリストル・マイヤーズスクイブ | 4291038M3029 | 48736.5円/カプセル | 毒薬, 処方箋医薬品注) |
ポマリストカプセル4mg | Pomalyst Capsules | ブリストル・マイヤーズスクイブ | 4291038M4025 | 52418.9円/カプセル | 毒薬, 処方箋医薬品注) |
副作用 | 程度 | 処置 |
血小板減少 | 25,000/μL未満に減少 | 50,000/μL以上に回復するまで本剤を休薬し、再開は休薬前の投与量から1mg減量すること。 再開した後に再び発現した場合も同様とし、1mgに減量した後に再び副作用が発現した場合には、本剤の投与を中止すること。 |
好中球減少 | 500/μL未満に減少 又は 発熱性好中球減少症(好中球数が1,000/μL未満で、かつ1回でも38.3℃を超える又は1時間を超えて持続する38℃以上の発熱) | 1,000/μL以上に回復するまで本剤を休薬し、再開は休薬前の投与量から1mg減量すること。 G-CSF製剤を使用していない場合には、使用について考慮すること。 再開した後に再び発現した場合も同様とし、1mgに減量した後に再び副作用が発現した場合には、本剤の投与を中止すること。 |
皮疹注) | Grade 3 | Grade 1以下に回復するまで本剤を休薬し、再開は休薬前の投与量から1mg減量すること。なお再開は、患者の状態に応じて判断すること。 再開した後に再び発現した場合も同様とし、1mgに減量した後に再び副作用が発現した場合には、本剤の投与を中止すること。 |
Grade 4又は水疱形成 | 本剤の投与を中止すること。 | |
上記以外の副作用注) | Grade 3又は4 | Grade 2以下に回復するまで本剤を休薬し、再開は休薬前の投与量から1mg減量すること。なお再開は、患者の状態に応じて判断すること。 再開した後に再び発現した場合も同様とし、1mgに減量した後に再び副作用が発現した場合には、本剤の投与を中止すること。 |
CYP1A2阻害剤 フルボキサミンマレイン酸塩、シプロフロキサシン等 [16.7.1、16.7.3参照] | 本剤とCYP1A2阻害剤及びCYP3A4阻害剤との併用により、また、本剤とCYP1A2阻害剤との併用により、本剤の血中濃度が増加したとの報告があるので、併用は避け、代替の治療薬への変更を考慮すること。やむを得ず併用投与する場合には、本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。 | 本剤とCYP1A2阻害剤又はCYP3A4阻害剤を併用した場合に、本剤の代謝が阻害されると考えられる。 |
CYP3A4阻害剤 ケトコナゾール、イトラコナゾール、クラリスロマイシン等 [16.7.2、16.7.3参照] | 本剤とCYP1A2阻害剤及びCYP3A4阻害剤との併用により、また、本剤とCYP1A2阻害剤との併用により、本剤の血中濃度が増加したとの報告があるので、併用は避け、代替の治療薬への変更を考慮すること。やむを得ず併用投与する場合には、本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、有害事象の発現に十分注意すること。 | 本剤とCYP1A2阻害剤又はCYP3A4阻害剤を併用した場合に、本剤の代謝が阻害されると考えられる。 |
10%以上 | 5〜10%未満 | 5%未満 | 頻度不明 | |
消化器 | 便秘 | 下痢 | 悪心、口内炎、腹痛、口内乾燥、嘔吐、腹部膨満、上腹部痛、痔出血 | 胃腸出血 |
循環器 | 低血圧、高血圧 | |||
呼吸器 | 呼吸困難、咳嗽、労作性呼吸困難、鼻出血、口腔咽頭痛、発声障害 | |||
筋骨格 | 筋痙縮 | 筋力低下、四肢痛、筋肉痛、背部痛、骨痛 | ||
代謝 | 食欲減退、低カリウム血症、低アルブミン血症、低リン酸血症、低カルシウム血症、低ナトリウム血症、高血糖、低マグネシウム血症、高カリウム血症、高カルシウム血症 | |||
精神・神経系 | 浮動性めまい、振戦、味覚不全、錯感覚、頭痛、失神、感覚鈍麻、錯乱状態、不眠症、うつ病、意識レベルの低下、傾眠 | |||
皮膚 | そう痒症、脱毛症、皮膚乾燥、寝汗、紅斑、多汗症、点状出血 | |||
その他 | 疲労 | 発熱、無力症 | 末梢性浮腫、体重減少、回転性めまい、転倒、悪寒、倦怠感、CRP増加、浮腫、白内障、非心臓性胸痛、尿閉、慢性腎臓病、骨盤痛 |
用量 | 0.5mg注) (6例) | 2mg注) (6例) | 4mg (6例) | ||
測定日 | 1日目 | 1日目 | 10日目b | 1日目 | 10日目b |
Cmax(ng/mL) | 9.1(18.8) | 35.6(15.9) | 37.6(20.9) | 70.2(49.7) | 71.2(40.6) |
AUC24(ng・h/mL) | 84.9(14.9) | 364.4(20.3) | 411.5(17.7) | 685.7(43.1) | 713.8(40.1) |
AUC∞(ng・h/mL) | 92.6(14.6) | 411.0(26.4) | 463.6(19.4) | 750.1(44.8) | 764.3(40.8) |
tmaxa(h) | 2.0(0.9,4.0) | 3.0(2.0,6.0) | 3.0(1.0,4.0) | 3.0(1.0,5.8) | 4.0(2.0,4.0) |
t1/2(h) | 6.4(12.4) | 6.9(20.7) | 7.3(8.8) | 6.0(21.1) | 5.5(24.4) |
CL/F(L/h) | 5.4(14.6) | 4.9(26.4) | 4.9(17.7) | 5.3(44.8) | 5.6(40.1) |
Vz/F(L) | 50(18.5) | 48.2(15.9) | 45.6(15.4) | 46(37.4) | 41.6(42.0) |
本剤注1)及び低用量デキサメタゾン注2)併用投与群 (302例) | 高用量デキサメタゾン単独投与注3)群 (153例) | |
PFS | ||
イベント発生者数(%) | 164(54.3) | 103(67.3) |
中央値a(週)[95%信頼区間]b | 15.7[13.0,20.1] | 8.0[7.0,9.0] |
ハザード比c[95%信頼区間] | 0.45[0.35,0.59] | |
p値(Log-rank検定) | <0.001 | |
OS | ||
死亡患者数(%) | 76(25.2) | 58(37.9) |
中央値a(週)[95%信頼区間]b | NE[48.1,NE] | 34.0[23.4,39.9] |
ハザード比c[95%信頼区間] | 0.53[0.37,0.74] | |
p値(Log-rank検定) | <0.001 |
DPd療法群 (151例) | Pd療法群 (153例) | |
PFS | ||
イベント発生者数(%) | 84(55.6) | 106(69.3) |
中央値a(ヵ月)[95%信頼区間]b | 12.4[8.34,19.32] | 6.9[5.52,9.26] |
ハザード比c[95%信頼区間] | 0.63[0.47,0.85] | |
p値(Log-rank検定) | 0.0018 |
P+Bd療法群 (281例) | Bd療法群 (278例) | |
PFS | ||
イベント発生者数(%) | 154(54.8) | 162(58.3) |
中央値a(ヵ月)[95%信頼区間]b | 11.2[9.66,13.73] | 7.1[5.88,8.48] |
ハザード比c[95%信頼区間] | 0.61[0.49,0.77] | |
p値(Log-rank検定) | <0.0001 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/08/20 版 |