(2)ビタミンCの需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時など)
(3)下記疾患のうち、ビタミンCの欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
・毛細管出血(鼻出血、歯肉出血、血尿など)
・薬物中毒
・副腎皮質機能障害
・骨折時の骨基質形成・骨癒合促進
・肝斑・雀卵斑・炎症後の色素沈着
・光線過敏性皮膚炎
(3)の効能・効果に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
アスコルビン酸として、通常成人1日50〜2000mgを1〜数回に分けて皮下、筋肉内又は静脈内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
12.1 各種の尿糖検査で、尿糖の検出を妨害することがある。
12.2 各種の尿検査(潜血、ビリルビン、亜硝酸塩)・便潜血反応検査で、偽陰性を呈することがある。
14.1 薬剤調製時の注意
インジケーター(酸素検知剤:ピンク色の錠剤)及び脱酸素剤は品質保持を目的に封入しているため、薬液に溶解しないこと。
14.2 薬剤投与時の注意
14.2.1 投与経路
経口投与が困難な場合や緊急の場合、また、経口投与で効果が不十分と考えられる場合にのみ使用すること。また、投与経路は静脈内注射を原則とすること。なお、経口投与が可能で効果が十分と判断された場合には、速やかに経口投与にきりかえること。
14.2.2 静脈内注射時
血管痛があらわれることがあるので、注射速度はできるだけ遅くすること。
14.2.3 筋肉内注射時
組織・神経等への影響を避けるため、以下の点に注意すること。
・筋肉内注射はやむを得ない場合にのみ、必要最小限に行うこと。なお、同一部位への反復注射は行わないこと。また、低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児には特に注意すること。
・神経走行部位を避けるよう注意すること。
・注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。
14.2.4 皮下・筋肉内注射時
16.8 その他
アスコルビン酸注500mgPB「日新」の生物学的同等性に関しては、日本薬局方アスコルビン酸注射液(平成4年承認、販売名変更前製剤)の承認申請時添付資料により評価された。
20.1 外箱開封後は遮光して保存すること。
20.2 使用時までフィルム包装を開封しないこと。
20.3 フィルム包装開封後は速やかに使用すること。
20.4 フィルム包装が破損又は剥がれている時、インジケーター(酸素検知剤:ピンク色の錠剤)が青紫〜青色に変色している時、フィルムの内面に水滴が認められる時は使用しないこと。
5mL×50管(ルアーフィットポリエチレンボトル)[脱酸素剤、酸素検知剤入り]