待機的な観血的手技を予定している慢性肝疾患患者(試験登録時の血小板数が5万/μL未満)に、本剤3mgを1日1回7日間反復経口投与したときの有効性について、プラセボを対照に二重盲検下で比較した。観血的手技は、投与開始から9〜14日目の間に実施し、観血的手技の実施直前の血小板数が5万/μL未満の場合には血小板輸血を実施した。[
5.1、
8.1参照]
全体集団における投与開始前の血小板数の平均値(最小−最大)は、4.04万/μL(2.3-5.5)であり、実施された観血的手技は、経皮的肝癌焼灼術、内視鏡的静脈瘤結紮術、内視鏡的硬化療法、肝動脈化学塞栓療法、アルゴンプラズマ凝固療法、肝生検及び経皮的エタノール注入療法であった。
主要評価項目である観血的手技前の血小板輸血回避率(初回の観血的手技実施前に血小板輸血をしなかった患者の解析対象集団に占める割合)は、本剤投与群79.2%(48例中38例)、プラセボ投与群12.5%(48例中6例
※)であった。副次評価項目である本剤投与群の血小板輸血回避患者における血小板数5万/μL以上の維持日数の中央値(最小−最大)は、22.1日間(5.7-33.5)であった。[
8.1参照]
同じく副次評価項目である、本剤投与群の血小板輸血回避患者38例及びプラセボ投与群の血小板輸血実施患者41例
※の血小板数の推移を図17-1に示す。なお、プラセボ投与群での1回あたりの血小板輸血量の平均値は12.3単位であった
15)16)。[
8.4参照]
※:プラセボ投与群のうち1例は観血的手技前の血小板輸血実施可否を判断する前に試験を中止し血小板輸血をしなかったが、輸血回避率の集計では回避されなかった症例として扱った。
図17−1 血小板数の推移
副作用発現頻度は8.3%(4/48例)であった。副作用は悪心4.2%(2/48例)、疼痛、発熱、門脈血栓症、頭痛2.1%(各1/48例)であった
15)16)。