○ビタミンB1欠乏症の予防及び治療
○ビタミンB1の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時など)
○下記疾患のうち、ビタミンB1の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
神経痛、筋肉痛・関節痛、末梢神経炎・末梢神経麻痺、便秘などの胃腸運動機能障害、術後腸管麻痺
上記の適応に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
チアミンジスルフィドとして、通常成人1日5〜100mgを緩徐に静脈内注射する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
9.7 小児等
小児等を対象とした有効性及び安全性を指標とした臨床試験は実施していない。
11.1 重大な副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 ショック(頻度不明)
血圧降下、胸内苦悶、呼吸困難等の症状があらわれた場合には、直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.2 その他の副作用
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
| 頻度不明 |
過敏症 | 発疹 |
消化器 | 悪心・嘔吐 |
14.1 薬剤投与時の注意
静脈内投与により血管痛を起こすことがあるので、注射速度はできるだけ遅くすること。
20.1 品質保持のために遮光性及びガスバリア性の包材で包装し、脱酸素剤を封入しているので、ブリスター包装は使用時まで開封しないこと。
20.2 ブリスター包装を開封する前にインジケーター(酸素検知剤)の色を確認し、青紫〜青色の場合は使用しないこと。
20.3 インジケーターを正常に働かせるため直射日光にさらさないこと。
20.4 以下の場合には使用しないこと。
・ブリスター包装が破損している場合
・ブリスター包装内や容器表面に水滴や結晶が認められる場合
・容器から薬液が漏れている場合
・性状その他薬液に異状が認められる場合
20mL 50管 プラスチックアンプル(酸素検知剤・脱酸素剤入り)