医療用医薬品 : レメロン |
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総称名 | レメロン |
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一般名 | ミルタザピン |
欧文一般名 | Mirtazapine |
製剤名 | ミルタザピン錠 |
薬効分類名 | ノルアドレナリン・セロトニン作動性抗うつ剤 |
薬効分類番号 | 1179 |
ATCコード | N06AX11 |
KEGG DRUG |
D00563
ミルタザピン
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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レメロン錠15mg | REMERON Tablets 15mg | オルガノン | 1179051F1037 | 72.6円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
レメロン錠30mg | REMERON Tablets 30mg | オルガノン | 1179051F2033 | 124.9円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
CYP3A4阻害剤 HIVプロテアーゼ阻害剤 アゾール系抗真菌薬(ケトコナゾール等) エリスロマイシン等 [16.7.1参照] | 本剤の作用を増強するおそれがある。また、これらの薬剤の投与中止後、本剤の作用が減弱するおそれがある。 | CYP3A4の阻害作用により、本剤の血漿中濃度が増大する可能性がある。 |
CYP3A4誘導剤 カルバマゼピン フェニトイン リファンピシン等 [16.7.2、16.7.3参照] | 本剤の作用が減弱するおそれがある。また、これら薬剤の併用を中止する場合、本剤の作用が増強される可能性がある。 | CYP3A4の誘導作用により、本剤の血漿中濃度が減少する可能性がある。 |
シメチジン [16.7.4参照] | 本剤の作用を増強するおそれがある。 | 複数のCYP分子種(CYP1A2、CYP2D6及びCYP3A4等)の阻害作用により本剤の血漿中濃度が増大する可能性がある。 |
鎮静剤 ベンゾジアゼピン系薬剤等 ジアゼパム [16.7.5参照] | 鎮静作用が増強されるおそれがある。また、ジアゼパムとの併用により精神運動機能及び学習獲得能力が減退するとの報告がある。 | 相加的な鎮静作用を示すことが考えられる。 |
アルコール(飲酒) [16.7.6参照] | 鎮静作用が増強されるおそれがある。本剤服用中は飲酒を避けさせることが望ましい。 | 相加的・相乗的な鎮静作用を示すことが考えられる。 |
セロトニン作用薬 選択的セロトニン再取り込み阻害剤 L-トリプトファン含有製剤 トリプタン系薬剤 トラマドール塩酸塩 リネゾリド メチルチオニニウム塩化物水和物(メチレンブルー) 炭酸リチウム等 セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 [11.1.1、16.7.7、16.7.8参照] | セロトニン症候群等が生じるおそれがあるので、注意して投与すること。 | セロトニン作用が増強するおそれがある。 |
ワルファリンカリウム [16.7.9参照] | プロトロンビン時間が増加するおそれがあるので、プロトロンビン時間の国際標準比(INR)をモニターすることが望ましい。 | 機序不明 |
QT延長を起こすことが知られている薬剤 [9.1.7、11.1.7参照] | QT延長、心室頻拍(torsades de pointesを含む)を起こすおそれがある。 | 併用によりQT延長作用が相加的に増加するおそれがある。 |
5%以上 | 1〜5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 | |
全身症状 | 体重増加、倦怠感(15.2%) | 異常感、末梢性浮腫 | 胸痛、易刺激性、浮腫、末梢冷感、体重減少 | 疲労 |
内分泌 | 高プロラクチン血症、乳汁漏出症、女性化乳房 | |||
精神神経系 | 傾眠(50.0%)、浮動性めまい、頭痛 | 体位性めまい、感覚鈍麻、振戦、不眠症、構語障害 | 注意力障害、アカシジア、痙攣、悪夢、鎮静、錯感覚、下肢静止不能症候群、異常な夢、不安、軽躁、躁病 | 激越、錯乱、運動過多、ミオクローヌス、失神、幻覚、精神運動の不穏(運動過剰症)、嗜眠、口の錯感覚、せん妄、攻撃性、健忘 |
消化器 | 便秘(12.7%)、口渇(20.6%) | 上腹部痛、下痢、悪心、胃不快感、嘔吐、腹部膨満 | 腹痛、口内乾燥、おくび、口の感覚鈍麻 | 口腔浮腫、唾液分泌亢進 |
循環器 | 動悸、血圧上昇 | 心拍数増加 | 起立性低血圧、低血圧 | |
呼吸器 | しゃっくり | |||
血液 | ヘモグロビン減少、白血球減少、白血球増多、好酸球増多、好中球増多、リンパ球減少 | 再生不良性貧血、顆粒球減少、血小板減少症 | ||
皮膚 | 紅斑、多汗症、そう痒症、発疹 | 水疱 | ||
感覚器 | 視調節障害、眼瞼浮腫、視覚障害 | |||
肝臓 | AST上昇、ALT上昇(12.4%)、γ-GTP上昇 | Al-P上昇 | LDH上昇、ビリルビン上昇 | |
泌尿器 | 頻尿 | 尿糖陽性、尿蛋白陽性 | 尿閉、排尿困難 | |
生殖器 | 不正子宮出血 | 持続勃起症 | ||
骨格筋・結合組織 | 関節痛 | 筋肉痛、筋力低下、背部痛、四肢不快感 | CK上昇 | |
その他 | 過食、食欲亢進、コレステロール上昇 | 食欲不振 |
用量(mg) | n | tmax(h) | Cmax(ng/mL) | 半減期(h) | AUC0-∞(ng・h/mL) |
15 | 4 | 1.1±0.3 | 38.1±5.8 | 31.7±8.2 | 477.2±115.5 |
30 | 4 | 1.4±0.3 | 76.4±17.0 | 32.7±4.4 | 1006.3±116.4 |
用量(mg/日) | n | tmax*(h) | Cmax(ng/mL) | 半減期(h) | AUC0-24(ng・h/mL) |
15 | 9 | 1.5(0.75〜3) | 43.4±9.44 | − | 393±84.6 |
30 | 9 | 1.5(0.75〜3) | 83.2±27.5 | − | 778±178 |
45 | 9 | 1.5(0.75〜3) | 146±49.8 | 23.2±6.06 | 1147±288 |
投与群 | n | HAM-D変化量1) | 差2) |
プラセボ群 | 70 | −10.4(7.5) | − |
15mg/日群 | 65 | −13.3(6.8)* | −2.8(−5.3〜−0.4) |
30mg/日群 | 66 | −13.8(6.9)* | −3.4(−5.8〜−1.0) |
45mg/日群 | 69 | −11.9(7.6) | −1.6(−4.2〜0.9) |
観察時点 | 投与開始前 | 投与6週後 | 投与12週後 | 投与24週後 | 投与52週後 |
n | 107 | 100 | 97 | 83 | 71 |
HAM-D合計スコア1) | 10.2(6.5) | 6.9(5.1) | 5.7(4.9) | 4.1(4.1) | 4.0(5.2) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2024/08/21 版 |