医療用医薬品 : ザルトラップ |
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総称名 | ザルトラップ |
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一般名 | アフリベルセプト ベータ(遺伝子組換え) |
欧文一般名 | Aflibercept Beta(Genetical Recombination) |
製剤名 | アフリベルセプト ベータ(遺伝子組換え)製剤 |
薬効分類名 | 抗悪性腫瘍剤 VEGF注)阻害剤 注)VEGF:Vascular Endothelial Growth Factor(血管内皮増殖因子) |
薬効分類番号 | 4291 |
KEGG DRUG |
D10819
アフリベルセプトベータ
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ザルトラップ点滴静注100mg | ZALTRAP I.V.Infusion | サノフィ | 4291436A1023 | 63540円/瓶 | 生物由来製品, 劇薬, 処方箋医薬品 |
ザルトラップ点滴静注200mg | ZALTRAP I.V.Infusion | サノフィ | 4291436A2020 | 123439円/瓶 | 生物由来製品, 劇薬, 処方箋医薬品 |
程度 | 処置 |
Grade2の場合 | 投与を継続し、降圧剤による治療を行う。 |
Grade3の場合 | 150/100mmHg(高血圧を合併する場合は収縮期血圧180mmHg)以下に回復するまで休薬し、降圧剤による治療を行う。 ・2週間以内に回復した場合 −1回目:減量せず投与する。 −2回目:2mg/kgに減量する。 ・2週間を超え4週間以内に回復した場合、2mg/kgに減量する。 ・4週間以内に回復しない場合及び2mg/kgに減量しても再発した場合、投与を中止する。 |
Grade4又は高血圧に伴う臓器障害が認められた場合 | 投与を中止する。 |
程度 | 処置 | |||
今回の投与 | 今回投与後の尿蛋白量(最高値) | 次回の投与(投与直近値で判断) | 次々回の投与(投与直近値で判断) | |
1<UPCR≦2で、血尿が認められない場合 | 投与を継続する。 | <3.5g/日 | ≦2g/日:投与を継続する。 | |
>2g/日:休薬する。 | ≦2g/日:2mg/kgに減量する。 | |||
>2g/日:投与を中止する。 | ||||
≧3.5g/日 | ≦2g/日:2mg/kgに減量する。 | |||
>2g/日かつ≦3.5g/日:休薬する。 | ≦2g/日:2mg/kgに減量する。 | |||
>2g/日:投与を中止する。 | ||||
>3.5g/日:投与を中止する。 | ||||
・1<UPCR≦2で、血尿が認められる場合 ・UPCR>2の場合 | 休薬する。 | − | ≦2g/日:投与を継続する。 | |
>2g/日かつ≦3.5g/日:休薬する。 | ≦2g/日:2mg/kgに減量する。 | |||
>2g/日:投与を中止する。 | ||||
>3.5g/日:投与を中止する。 | ||||
2mg/kgに減量しても再発した場合 | 投与を中止する。 | |||
ネフローゼ症候群 血栓性微小血管症 | 投与を中止する。 |
程度 | 処置 |
軽度及び中等度 | 直ちに投与を中断し、回復した場合、投与を再開する。 |
重度 | 直ちに投与を中止する。 |
抗凝固剤 ヘパリン ワルファリン等 | 出血があらわれるおそれがある。 | 出血リスクを増強させるおそれがある。 |
5%以上 | 5%未満 | 頻度不明 | |
血液 | 血小板減少症、白血球減少症 | ||
神経系障害 | 頭痛 | ||
呼吸器 | 発声障害 | 口腔咽頭痛、鼻漏 | |
消化器 | 上腹部痛、食欲減退、下痢、口内炎、腹痛 | アフタ性口内炎、肛門周囲痛、歯痛、虚血性大腸炎、痔核 | |
皮膚 | 手掌・足底発赤知覚不全症候群、皮膚色素過剰 | ||
泌尿器 | 血清クレアチニン上昇 | ||
肝臓 | AST上昇、ALT上昇 | ||
心臓 | 心不全 | 駆出率低下 | |
感染症 | 上気道感染、肺炎、カテーテル留置部位感染、歯感染、尿路感染、鼻咽頭炎 | ||
その他 | 無力症、脱水、体重減少、疲労 | 顎骨壊死 |
2mg/kg(n=3) | 4mg/kg(n=13) | |
Cmax(μg/mL) | 40.5(18) | 69.7(28) |
tmax注1)(day) | 0.0868(0.084,0.0882) | 0.0833(0.0382,0.170) |
AUC(14days)(μg・day/mL) | 139(17) | 251(36) |
t1/2(day) | 4.81(28) | 5.54(14)注2) |
Vss(L) | 4.38(17) | 4.68(20)注2) |
CL(L/day) | 0.713(24) | 0.655(19)注2) |
一般的名称 | アフリベルセプト ベータ(遺伝子組換え) |
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一般的名称(欧名) | Aflibercept Beta(Genetical Recombination) |
分子量 | 約115,000 |
理化学知見その他 | アフリベルセプト ベータは、遺伝子組換え融合糖タンパク質であり、1〜104番目はヒト血管内皮増殖因子受容体(VEGFR)1の第2免疫グロブリン(Ig)様C2ドメイン、105〜205番目はヒトVEGFR2の第3Ig様C2ドメイン、また206〜432番目はヒトIgG1のFcドメインからなる。アフリベルセプト ベータは、チャイニーズハムスター卵巣細胞により産生される。アフリベルセプト ベータは、432個のアミノ酸残基からなるサブユニット2個から構成される糖タンパク質(分子量:約115,000)である。 |
KEGG DRUG | D10819 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/05/21 版 |