医療用医薬品 : イルベサルタン |
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| 総称名 | イルベサルタン |
|---|---|
| 一般名 | イルベサルタン |
| 欧文一般名 | Irbesartan |
| 薬効分類名 | 長時間作用型ARB |
| 薬効分類番号 | 2149 |
| ATCコード | C09CA04 |
| KEGG DRUG |
D00523
イルベサルタン
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| KEGG DGROUP |
DG01495
アンジオテンシンII受容体拮抗薬
DG03231
血圧降下薬
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| JAPIC | 添付文書(PDF) |
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2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 13.過量投与 14.適用上の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| イルベサルタン錠50mg「ニプロ」 (後発品) | Irbesartan Tablets | ニプロ | 2149046F1139 | 10.4円/錠 | 処方箋医薬品注) |
| イルベサルタン錠100mg「ニプロ」 (後発品) | Irbesartan Tablets | ニプロ | 2149046F2135 | 11.4円/錠 | 処方箋医薬品注) |
| イルベサルタン錠200mg「ニプロ」 (後発品) | Irbesartan Tablets | ニプロ | 2149046F3131 | 15.3円/錠 | 処方箋医薬品注) |
| アリスキレンフマル酸塩 ラジレス(糖尿病患者に使用する場合。ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く。) [2.3参照] | 非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている。 | レニン−アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。 |
| カリウム保持性利尿剤 スピロノラクトン、トリアムテレン等 カリウム補給剤 塩化カリウム | 血清カリウム値が上昇することがある。 | 機序:本剤のアルドステロン分泌抑制によりカリウム貯留作用が増強する可能性がある。 危険因子:腎機能障害のある患者 |
| 利尿降圧剤 フロセミド、トリクロルメチアジド等 [11.1.3参照] | 一過性の急激な血圧低下を起こすおそれがあるので、利尿降圧剤投与中の患者に本剤を投与する場合は低用量から開始し、増量する場合は徐々に行うこと。 | 利尿降圧剤で治療を受けている患者では、体液量の減少によりレニン活性が亢進しており、降圧作用が増強するおそれがある。 |
| アリスキレンフマル酸塩 | 腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがある。なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンフマル酸塩との併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。 | レニン−アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。 |
| アンジオテンシン変換酵素阻害剤 エナラプリル、イミダプリル等 | 腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがある。 | レニン−アンジオテンシン系阻害作用が増強される可能性がある。 |
| 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs) ロキソプロフェン、インドメタシン等 | 本剤の降圧作用が減弱するおそれがある。 | 血管拡張作用を有するプロスタグランジンの合成阻害により、本剤の降圧作用を減弱させる可能性がある。 |
| 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs) ロキソプロフェン、インドメタシン等 | 腎機能が低下している患者では、更に腎機能が悪化するおそれがある。 | プロスタグランジンの合成阻害により、腎血流量が低下するためと考えられる。 |
| リチウム 炭酸リチウム | リチウム中毒が報告されている。 | リチウムの再吸収はナトリウムと競合するため、本剤のナトリウム排泄作用により、リチウムの再吸収が促進されると考えられる。 |
| 0.1〜5%未満 | 頻度不明 | |
| 過敏症 | 発疹、じん麻疹、そう痒 | |
| 循環器 | 動悸、血圧低下、起立性低血圧、徐脈、心室性期外収縮、心房細動 | 頻脈 |
| 精神神経系 | めまい、頭痛、もうろう感、眠気、不眠、しびれ感 | |
| 消化器 | 悪心、嘔吐、便秘、下痢、胸やけ、胃不快感、腹痛 | |
| 肝臓 | ALT上昇、AST上昇、LDH上昇、ビリルビン上昇、Al-P上昇、γ-GTP上昇 | |
| 腎臓 | BUN上昇、クレアチニン上昇、尿中蛋白陽性、尿沈渣異常 | |
| 血液 | 赤血球減少、ヘマトクリット減少、ヘモグロビン減少、白血球減少、好酸球増加、白血球増加 | |
| その他 | 咳嗽、胸痛、倦怠感、ほてり、浮腫、霧視、頻尿、味覚異常、発熱、関節痛、筋痛、背部痛、筋力低下、CK上昇、血清カリウム上昇、尿酸上昇、コレステロール上昇、総蛋白減少、CRP上昇 | 性機能異常、耳鳴 |
| 投与量(mg) | 例数 | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | AUC(ng・hr/mL) | T1/2(hr) |
| 50 | 18 | 1084±375 | 1.4±0.7 | 3821±1208 | 10.1±5.9 |
| 100 | 1758±483 | 1.6±0.9 | 6848±1974 | 13.6±15.4 | |
| 200 | 2098±455 | 2.0±1.3 | 11742±3549 | 15.2±18.6 |
| 判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
| AUC0→48hr(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | t1/2(hr) | |
| イルベサルタン錠100mg「ニプロ」 | 7125.6±1712.0 | 1794.05±380.71 | 1.43±0.69 | 9.02±3.82 |
| イルベタン錠100mg | 7730.2±2302.8 | 1671.85±411.68 | 1.48±0.60 | 8.10±3.39 |
| 判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
| AUC0→48hr(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | t1/2(hr) | |
| イルベサルタン錠200mg「ニプロ」 | 11052.9±3188.5 | 2244.43±497.08 | 1.74±1.06 | 9.34±4.07 |
| イルベタン錠200mg | 11611.5±3245.1 | 2088.66±490.51 | 1.89±1.21 | 10.32±5.03 |
| 疾患名 | 「下降」注の症例数/有効性評価対象例数 | 有効率(%) |
| 本態性高血圧症(軽・中等症) | 563/822 | 68.5 |
| 重症高血圧症 | 18/22 | 81.8 |
| 腎障害を伴う高血圧症 | 17/23 | 73.9 |
| 腎実質性高血圧症 | 3/4 | − |
| 合計 | 601/871 | 69.0 |
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/10/22 版 |