医療用医薬品 : ロルノキシカム |
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総称名 | ロルノキシカム |
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一般名 | ロルノキシカム |
欧文一般名 | lornoxicam |
薬効分類名 | 非ステロイド性消炎・鎮痛剤 |
薬効分類番号 | 1149 |
ATCコード | M01AC05 |
KEGG DRUG |
D01866
ロルノキシカム
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KEGG DGROUP |
DG01504
非ステロイド性抗炎症薬 (NSAID)
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ロルノキシカム錠2mg「KO」 (後発品) | Lornoxicam Tablets 2mg"KO" | 寿製薬 | 1149036F1033 | 6.1円/錠 | 劇薬 |
ロルノキシカム錠4mg「KO」 (後発品) | Lornoxicam Tablets 4mg"KO" | 寿製薬 | 1149036F2030 | 6.1円/錠 | 劇薬 |
ジゴキシン | 併用時、ジゴキシンのクリアランスが14%程度低下することが報告されている(外国人のデータ)。ジゴキシンの強心作用を増強させるおそれがあるので注意し、必要があれば減量すること。 | 機序は不明だが、両薬剤の併用によりジゴキシンのクリアランスの低下が認められる。 |
クマリン系抗凝血剤 ワルファリンカリウム等 | 併用後、ロルノキシカムのみを休薬したところ、ワルファリンの血清中濃度は16%低下し、プロトロンビン時間は19%低下したことが報告されている(外国人のデータ)。併用により抗凝血作用を増強させるおそれがあるので注意し、必要があれば減量すること。 | CYP2C9に対する競合によるためと考えられる。 |
抗血小板剤 アスピリン、チクロピジン塩酸塩等 | 消化管からの出血が助長されるおそれがある。 | 抗血小板剤による血小板凝集抑制作用のためと考えられる。 |
スルホニル尿素系血糖降下剤 トルブタミド等 | 血糖降下作用を増強させるおそれがあるので注意し、必要があれば減量すること。また、グリベンクラミドと併用した場合、グリベンクラミドの体内動態に影響を及ぼすことはなかったが、血漿インスリン濃度(AUC)は増加し、血漿グルコース濃度(AUC)は低下したことが報告されている(外国人のデータ)。 | スルホニル尿素系血糖降下剤は、主にCYP2C9により代謝されることから、競合によるためと考えられる。 |
リチウム製剤 炭酸リチウム | 併用時、リチウムのCmaxが約20%増加したことが報告されている(外国人のデータ)。リチウム血中濃度を上昇させリチウム中毒を起こすおそれがあるので、血中のリチウム濃度に注意し、必要があれば減量すること。 | 本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成阻害により、二次的に再吸収が促進され、リチウムの腎排泄が減少するためと考えられている。 |
メトトレキサート製剤 メトトレキサート | 併用時、メトトレキサートの血清中濃度(AUC)は21.9%上昇したことが報告されている(外国人のデータ)。メトトレキサートの血中濃度を上昇させるおそれがある。 | メトトレキサートの腎尿細管分泌を競合的に阻害することにより腎排泄が遅延するためと考えられる。 |
ループ利尿剤 フロセミド等 | フロセミドの利尿作用が減弱したとの報告がある。 | 本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成阻害作用により、水、ナトリウムの排泄が減少するためと考えられている。 |
チアジド系利尿剤 ヒドロクロロチアジド等 | 他の非ステロイド性消炎鎮痛剤との併用により、利尿作用が減弱したとの報告がある。 | 本剤の腎におけるプロスタグランジン生合成阻害作用により、水、ナトリウムの排泄が減少するためと考えられている。 |
アンジオテンシン変換酵素阻害剤 エナラプリルマレイン酸塩等 | 他の非ステロイド性消炎鎮痛剤との併用により、アンジオテンシン変換酵素阻害剤の効果が減弱したとの報告がある。 | 本剤のプロスタグランジンの合成阻害作用により、アンジオテンシン変換酵素阻害剤のプロスタグランジン合成による血圧低下作用を減弱させるためと考えられている。 |
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | 頻度不明 | |
過敏症 | 発疹、そう痒感 | 蕁麻疹、口唇腫脹、アレルギー性紫斑病 | |
精神神経系 | 頭痛、めまい | 眠気、しびれ(感)、傾眠 | |
感覚器 | 視力異常、耳鳴り | ||
消化器 | 腹痛、腹部不快感、嘔気、嘔吐、消化不良、下痢、食欲不振、口内炎、腹部膨満、便秘 | 口渇、便潜血陽性、血便、おくび、苦味、口角炎、食道炎、胃炎 | しゃっくり、舌炎 |
血液 | ヘモグロビン減少 | 赤血球減少、ヘマトクリット値減少、血小板減少、好酸球増多、好中球増多、白血球減少 | |
肝臓 | ALT上昇、AST上昇、Al-P上昇 | ウロビリノーゲン陽性 | |
腎臓 | 尿中、NAG上昇、BUN上昇、尿蛋白陽性 | 高尿素窒素血症、蛋白尿増加、クレアチニン上昇 | |
その他 | 浮腫、倦怠感、季肋部疼痛、悪寒 | 浮遊感、血尿、高尿酸血症、咽頭炎、関節痛、眼球充血、胸痛、高血圧、体重減少、動悸、尿閉、熱感、鼻炎、頻尿、夜間頻尿 | 発熱 |
Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | t1/2(hr) | AUC0-∞(ng・hr/mL) | |
成人(n=6) | 414±30 | 0.63±0.09 | 2.30±0.14 | 1248±132 |
判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
AUCt(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | t1/2(hr) | |
ロルノキシカム錠4mg「KO」 (処方変更前) | 2091±809 | 580±189 | 0.9±0.7 | 2.8±0.9 |
ロルカム錠4mg | 2046±688 | 640±199 | 0.7±0.4 | 2.9±1.2 |
判定パラメータ | 参考パラメータ | |||
AUCt(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | t1/2(hr) | |
ロルノキシカム錠4mg「KO」 (処方変更後) | 2058±576 | 555±91 | 0.6±0.2 | 4.0±0.7 |
ロルノキシカム錠4mg「KO」 (処方変更前) | 1990±586 | 514±158 | 0.9±0.6 | 3.9±0.6 |
疾患名 | 関節リウマチ | ||
投与量 | プラセボ | ロルノキシカム4mg 1日3回 | ロルノキシカム6mg 1日3回 |
改善率(%) 【最終全般改善度改善以上】 | 10.0(5/50) | 34.0(17/50) | 31.5(17/54) |
疾患名 | 手術後疼痛 | 外傷後疼痛 |
投与量 | ロルノキシカム8mg 1日3回 | ロルノキシカム8mg 1日3回 |
改善率(%) 【最終全般改善度改善以上】 | 100(14/14) | 100(10/10) |
疾患名 | 手術後疼痛 | 外傷後疼痛 |
投与量 | ロルノキシカム8mg 1日3回 | ロルノキシカム8mg 1日3回 |
改善率(%) 【最終全般改善度改善以上】 | 87.9(51/58) | 76.4(42/55) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |