医療用医薬品 : セリンクロ |
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総称名 | セリンクロ |
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一般名 | ナルメフェン塩酸塩水和物 |
欧文一般名 | Nalmefene Hydrochloride Hydrate |
製剤名 | ナルメフェン塩酸塩水和物錠 |
薬効分類名 | アルコール依存症 飲酒量低減薬 |
薬効分類番号 | 1190 |
ATCコード | N07BB05 |
KEGG DRUG |
D10812
ナルメフェン塩酸塩水和物
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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セリンクロ錠10mg | Selincro tablets 10mg | 大塚製薬 | 1190025F1023 | 301.5円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
オピオイド系薬剤(鎮痛、麻酔)(ただし、緊急事態により使用する場合を除く) モルヒネ(MSコンチン等) フェンタニル(フェントス等) フェンタニル・ドロペリドール(タラモナール) レミフェンタニル(アルチバ等) オキシコドン(オキシコンチン等) メサドン(メサペイン) ブプレノルフィン(ノルスパン等) タペンタドール(タペンタ) トラマドール(トラマール等) トラマドール・アセトアミノフェン(トラムセット) ペチジン ペチジン・レバロルファン(ペチロルファン) ペンタゾシン(ソセゴン等) ヒドロモルフォン(ナルサス等) [2.2参照] | 本剤によりオピオイド受容体作動薬の離脱症状を起こすおそれがある。また、本剤によりオピオイド受容体作動薬の鎮痛作用を減弱させるため、効果を得るために必要な用量が通常用量より多くなるおそれがある。緊急の手術等によりやむを得ずオピオイド系薬剤を投与する場合、患者毎にオピオイド用量を漸増し、呼吸抑制等の中枢神経抑制症状を注意深く観察すること。また、手術等においてオピオイド系薬剤を投与することが事前にわかる場合には、少なくとも1週間前に本剤の投与を中断すること。本剤を処方する際には、事前に本剤を服用している旨を医療従事者へ伝える必要があることを患者に説明すること。 | 本剤のμオピオイド受容体拮抗作用により、μオピオイド受容体作動薬に対して競合的に阻害する。 |
オピオイド系薬剤(併用禁忌の薬剤を除く) コデイン、ジヒドロコデイン、ロペラミド、トリメブチン等 | 本剤によりオピオイド受容体作動薬の効果を減弱させるため、効果が得られないことがあるので、注意すること。 | 本剤のμオピオイド受容体拮抗作用により、μオピオイド受容体作動薬に対して競合的に阻害する。 |
5%以上 | 1〜5%未満 | 1%未満 | 頻度不明 | |
精神神経系 | 浮動性めまい、傾眠、頭痛、不眠症 | 味覚異常、感覚鈍麻、睡眠の質低下、注意力障害 | 不安、抑うつ、易刺激性、睡眠障害、頭部不快感、無為、健忘、自律神経失調、体位性めまい、異常感覚、知覚過敏、仮面状顔貌、記憶障害、精神的機能障害、ミオクローヌス、鎮静、振戦、激越、無感情、不快気分、リビドー減退、気力低下、気分動揺、パニック発作、落ち着きのなさ、性的興奮障害 | 精神症状(錯乱、幻覚、幻視、幻聴、解離等)注)、リビドー消失、悪夢、緊張、多幸気分、アカシジア、ジスキネジア、錯感覚、片頭痛、麻痺 |
循環器 | 動悸、高血圧 | 頻脈、第一度房室ブロック、心室性期外収縮、心電図QT延長、低血圧、起立性低血圧 | 右脚ブロック、不整脈 | |
消化器 | 悪心(31.0%)、嘔吐 | 食欲減退、便秘、腹部不快感、腹部膨満、下痢、腹痛 | 口内乾燥、消化不良、流涎過多、口の感覚鈍麻、口の錯感覚、口角口唇炎、食欲亢進 | 胃腸炎、胃腸音異常、口腔知覚不全、硬便、大腸ポリープ、軟便、早期満腹 |
血液 | 白血球減少症、白血球数増加、赤血球数減少 | 好中球数減少 | ||
内分泌・代謝 | 高プロラクチン血症 | 血中プロラクチン減少、血中トリグリセリド増加、血中カリウム減少、血中ブドウ糖増加、体重増加、高脂血症、尿中ケトン体陽性 | 血中コレステロール増加、体重減少 | |
肝臓 | 肝機能異常(AST、ALT、γ-GTP、ALP、血中ビリルビンの増加等) | 慢性肝炎、肝硬変 | ||
腎・尿路 | 頻尿 | 尿中血陽性、尿中蛋白陽性、排尿困難 | ||
皮膚 | 蕁麻疹、全身性そう痒症、皮膚乾燥、湿疹、せつ、多形紅斑、発疹、丘疹性皮疹 | 全身性皮疹、皮膚炎、血管性浮腫 | ||
呼吸器 | 鼻出血、喉頭不快感、息詰まり感、咽喉乾燥、鼻閉、呼吸異常、喘鳴、口腔咽頭不快感、咽頭炎、口腔咽頭痛 | 器質化肺炎、過換気、鼻漏 | ||
眼 | 眼乾燥、眼刺激、眼痛、眼瞼浮腫、羞明、動揺視 | 視力障害 | ||
生殖器 | 勃起増強、不正子宮出血、勃起不全 | 自発陰茎勃起 | ||
耳 | 回転性めまい | 耳鳴、聴力低下、耳不快感 | 一過性難聴、聴覚過敏 | |
その他 | 倦怠感 | 疲労、口渇、異常感、ほてり、二日酔い | 筋骨格硬直、多汗症、寝汗、冷汗、無力症、不快感、酩酊感、筋骨格不快感、胸部不快感、悪寒、末梢冷感、冷感、熱感、灼熱感、発熱、疼痛、末梢腫脹、過敏症、花粉症、帯状疱疹、関節痛、背部痛、筋痙縮、筋力低下 | 筋緊張、筋固縮、筋肉痛 |
投与群 | 例数 | ベースラインb) | 治療期12週時d) | |
ベースラインからの変化量c) | プラセボとの差 [95%信頼区間] p値 | |||
プラセボ | 244 | 22.97±6.44 | −7.91±0.61 | − |
本剤10mg | 180 | 23.49±6.07 | −12.09±0.74 | −4.18 [−6.05,−2.32] p<0.0001 |
本剤20mg | 242 | 22.64±6.37 | −12.25±0.64 | −4.34 [−6.05,−2.62] p<0.0001 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |