次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 中枢神経症状
痙攣(0.14%)、呼吸停止(頻度不明)、意識障害(0.1%未満)、意識喪失(頻度不明)、呼吸抑制(頻度不明)、錯乱(頻度不明)、不穏(頻度不明)等の中枢神経症状があらわれることがある。[
9.1.4、
9.2.1参照]
11.1.2 ショック(頻度不明)、アナフィラキシー(頻度不明)
初期症状として、不快感、口内異常感、喘鳴、眩暈、便意、耳鳴、発汗又は呼吸困難、全身潮紅、浮腫等があらわれることがある。[
8.1参照]
11.1.3 中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)(頻度不明)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)(頻度不明)
11.1.4 重篤な肝障害
劇症肝炎(頻度不明)、肝炎(頻度不明)、肝不全(頻度不明)、黄疸(0.1%未満)等の重篤な肝障害があらわれることがある。[
8.3、
9.3参照]
11.1.5 気管支痙攣(0.1%未満)、間質性肺炎(頻度不明)、PIE症候群(頻度不明)
喘息発作及び誘発等の気管支痙攣、また発熱、咳嗽、呼吸困難、胸部X線異常、好酸球増多等を伴う間質性肺炎、PIE症候群等があらわれることがある。このような症状があらわれた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
11.1.6 重篤な血液障害
汎血球減少症(0.1%未満)、骨髄抑制(0.1%未満)、無顆粒球症(頻度不明)、溶血性貧血(頻度不明)等の重篤な血液障害があらわれることがある。[
8.4参照]
11.1.7 重篤な腎障害
急性腎障害(頻度不明)、尿崩症(頻度不明)等の重篤な腎障害があらわれることがある。[
8.5参照]
11.1.8 偽膜性大腸炎(0.1%未満)
血便を伴う重篤な大腸炎があらわれることがある。腹痛、頻回の下痢があらわれた場合には直ちに投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.9 血栓性静脈炎(0.1%未満)