(1)【シングリックス筋注用の使用方法】に従うこと。
(2)注射針及びシリンジは被接種者毎に取り換えること。
(3)使用前には異常な混濁、着色、異物の混入その他の異常がないかを確認し、異常を認めたものは使用しないこと。
(4)抗原製剤を専用溶解用液で溶解する際は、泡立てないよう優しく振り混ぜ、完全に溶解させること(激しく振とうしないこと)。
(5)注射針の先端が血管内に刺入していないことを確認すること。
(6)本剤を他のワクチンと混合して接種しないこと。[
7.2参照]
(7)調製後はすぐに使用すること。すぐ使用できない場合は、遮光して2-8℃で保管し、6時間以上経過したものは破棄すること。
(1)本剤は筋肉内注射のみに使用し、皮下注射、静脈内注射又は皮内注射はしないこと。皮下注射により、一過性の局所反応(注射部位の発赤及び腫脹)を増加させることがある
1)。
(2)接種部位は、通常、上腕三角筋部とし、臀部には接種しないこと。
(3)接種部位はアルコールで消毒し、同一部位に反復して接種することは避けること。
(4)筋肉内注射に当たっては、組織・神経等への影響を避けるため以下の点に注意すること。
・針長は筋肉内注射に足る長さで、組織や血管あるいは骨に到達しないよう、各接種者に対して適切な針長を決定すること。
・神経走行部位を避けること。
・注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり血液の逆流をみた場合は直ちに針を抜き、部位をかえて注射すること。