医療用医薬品 : トリンテリックス |
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| 総称名 | トリンテリックス |
|---|---|
| 一般名 | ボルチオキセチン臭化水素酸塩 |
| 欧文一般名 | Vortioxetine Hydrobromide |
| 製剤名 | ボルチオキセチン臭化水素酸塩錠 |
| 薬効分類名 | セロトニン再取り込み阻害・セロトニン受容体調節剤 |
| 薬効分類番号 | 1179 |
| ATCコード | N06AX26 |
| KEGG DRUG |
D10185
ボルチオキセチン臭化水素酸塩
|
| JAPIC | 添付文書(PDF) |
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| トリンテリックス錠10mg | Trintellix Tablets 10mg | 武田薬品工業 | 1179060F1028 | 161.7円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
| トリンテリックス錠20mg | Trintellix Tablets 20mg | 武田薬品工業 | 1179060F2024 | 242.5円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
| リネゾリド メチルチオニニウム塩化物水和物(メチレンブルー) [11.1.1参照] | セロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行うこと。 | 左記薬剤のMAO阻害作用によりセロトニンの分解が阻害され、脳内セロトニン濃度が高まると考えられる。 |
| セロトニン作用薬 トリプタン系薬剤 スマトリプタンコハク酸塩等 選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI) セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害剤(SNRI) セロトニン前駆物(L-トリプトファン)含有製剤又は食品 トラマドール塩酸塩含有製剤 メサドン塩酸塩 ペチジン塩酸塩含有製剤 タペンタドール塩酸塩 フェンタニル含有製剤 ペンタゾシン含有製剤 デキストロメトルファン臭化水素酸塩水和物含有製剤 炭酸リチウム等 セイヨウオトギリソウ(St.John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品 等 [11.1.1参照] | セロトニン症候群等のセロトニン作用による症状があらわれるおそれがあるので、観察を十分に行うこと。 | 本剤はセロトニン再取り込み阻害作用を有するため、併用によりセロトニン作用が増強するおそれがある。 |
| CYP2D6阻害剤 パロキセチン塩酸塩水和物、 キニジン硫酸塩水和物 等 [7.2、16.4、16.7.1参照] | 本剤の血中濃度が上昇し、副作用があらわれるおそれがある。 | 本剤の代謝が阻害されるおそれがある。 |
| 肝薬物代謝酵素(CYP3A4/5、CYP2C19、CYP2C9、CYP2C8及びCYP2B6)の誘導作用を有する薬剤 リファンピシン、カルバマゼピン、 フェニトイン 等 [16.4、16.7.2参照] | 本剤の血中濃度が低下し、作用が減弱するおそれがあるので、併用する場合は、患者の状態に応じて、本剤の用量を適宜調節すること。 | 本剤の代謝が促進されるおそれがある。 |
| 出血傾向が増強する薬剤 非定型抗精神病剤 フェノチアジン系抗精神病剤 三環系抗うつ剤 アスピリン等の非ステロイド系抗炎症剤 ワルファリンカリウム 等 | 出血傾向が増強するおそれがある。 | 本剤の投与により血小板凝集能が阻害されるおそれがある。 |
| アルコール(飲酒) | 本剤投与中は飲酒を避けさせることが望ましい。 | 本剤との相互作用は認められていないが、他の抗うつ剤で作用の増強が報告されている。 |
| 10%以上 | 1〜10%未満 | 1%未満 | 頻度不明 | |
| 免疫 | アナフィラキシー反応 | |||
| 内分泌 | 高プロラクチン血症 | |||
| 精神神経系 | 傾眠、頭痛、めまい、不眠症 | 異常な夢、リビドー減退 | ||
| 消化器 | 悪心 | 下痢、便秘、嘔吐 | ||
| 血管 | 潮紅 | 出血(挫傷、斑状出血、鼻出血、胃腸出血、膣出血を含む)注) | ||
| 皮膚 | そう痒・全身性そう痒、じん麻疹・発疹 | 寝汗 | 血管浮腫、多汗症 | |
| その他 | 倦怠感 | 勃起不全、射精遅延 |
| 投与量 | Cmax(ng/mL) | Tmax(h) | AUC168(h・ng/mL) | T1/2(h) |
| 10mg | 3.923(0.70785) | 12.0(6-14) | 289.9(88.126) | 67.63(18.516) |
| 投与量 | Cmax(ng/mL) | Tmax(h) | AUC24(h・ng/mL) | T1/2(h) |
| 10mg | 21.15(4.0451) | 8.0(6-12) | 431.7(76.023) | 65.06(13.276) |
| 投与群 | MADRS合計スコア(MMRM) | ||
| ベースラインからの変化量 | プラセボ群との最小二乗平均値の差 | ||
| 最小二乗平均値(標準誤差) | 点推定値(標準誤差) | p値 | |
| プラセボ群(n=161) | −12.37(0.714) | − | − |
| 本剤10mg群(n=165) | −15.03(0.699) | −2.66(0.999) | 0.0080 |
| 本剤20mg群(n=163) | −15.45(0.705) | −3.07(1.003) | 0.0023 |
| 投与期間 | 例数 | ベースラインからの変化量 平均値(標準偏差) |
| 2週 | 119 | −0.6(5.11) |
| 4週 | 118 | −2.4(6.79) |
| 8週 | 116 | −4.6(6.85) |
| 12週 | 115 | −6.0(7.02) |
| 20週 | 111 | −6.5(7.32) |
| 28週 | 102 | −6.9(7.36) |
| 36週 | 95 | −7.4(8.32) |
| 44週 | 90 | −8.6(7.18) |
| 52週 | 88 | −9.9(6.62) |
| LOCF | 119 | −8.1(8.67) |
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/10/22 版 |