(1)ビタミンE欠乏症の予防及び治療
(2)末梢循環障害(間歇性跛行症、動脈硬化症、静脈血栓症、血栓性静脈炎、
糖尿病性網膜症、
凍瘡、四肢冷感症)
(3)過酸化脂質の増加防止
(1)以外の効能については、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきではない。
通常、成人にはトコフェロール酢酸エステルとして1回50〜100mgを、1日2〜3回経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。
9.7 小児等
14.1 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。
16.1 血中濃度
健康成人男性12名にトコフェロール酢酸エステルカプセル200mg
注)を経口投与したとき、投与後19.2±7.1hrで最高血漿中濃度(Cmax=1412.0±98.7μg/dL)を示した
1)。
注)本剤の承認された用量は、1回50〜100mgである。
<錠>
外箱開封後は湿気を避けて遮光して保存すること(錠剤の表面が退色するおそれがある。なお、表面が退色しても主成分の変化はない。)。
<顆粒>
アルミ袋開封後は湿気を避けて遮光して保存すること。
<トコフェロール酢酸エステル錠100mg「ツルハラ」>
PTP
100錠(10錠×10)、1,000錠(10錠×100)、5,000錠(10錠×500)
<トコフェロール酢酸エステル顆粒20%「ツルハラ」>