医療用医薬品 : フルスルチアミン |
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総称名 | フルスルチアミン |
一般名 | フルスルチアミン塩酸塩 |
欧文一般名 | Fursultiamine Hydrochloride |
製剤名 | フルスルチアミン塩酸塩製剤 |
薬効分類名 | 持続型ビタミンB1剤 |
薬効分類番号 | 3122 |
KEGG DRUG |
D03321
フルスルチアミン塩酸塩
商品一覧 |
JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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フルスルチアミン注50mg「日新」 (後発品) | Fursultiamine Inj.50mg"NISSIN" | 日新製薬-山形 | 3122401A4137 | 57円/管 | 処方箋医薬品 |
次の患者には投与しないこと
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
ビタミンB1欠乏症の予防及び治療
ビタミンB1の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給(消耗性疾患、甲状腺機能亢進症、妊産婦、授乳婦、はげしい肉体労働時等)
下記疾患のうちビタミンB1の欠乏又は代謝障害が関与すると推定される場合
神経痛
筋肉痛、関節痛
末梢神経炎、末梢神経麻痺
心筋代謝障害
便秘等の胃腸運動機能障害
術後腸管麻痺
ビタミンB1欠乏症の予防及び治療、ビタミンB1の需要が増大し、食事からの摂取が不十分な際の補給、ウェルニッケ脳症、脚気衝心以外の効能・効果に対して、効果がないのに月余にわたって漫然と使用すべきでない。
フルスルチアミンとして、通常成人1日5〜100mgを静脈内に注射する。なお、年齢・症状により適宜増減する。
ただし、フルスルチアミンの通常の用法・用量は、フルスルチアミンとして通常成人1日5〜100mgを皮下、筋肉内又は静脈内注射する。なお、年齢・症状により適宜増減する。
慎重投与
薬物過敏症の既往歴のある患者
副作用
副作用発現状況の概要
本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。
重大な副作用及び副作用用語
重大な副作用
(頻度不明)
ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、血圧低下、胸内苦悶、呼吸困難等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
その他の副作用
頻度不明 | |
過敏症注) | 発疹、そう痒感 |
消化器 | 悪心、嘔吐、舌炎、下痢 |
その他 | 頭痛、頻尿 |
適用上の注意
静脈内投与時
静脈内注射により、血管痛を起こすことがあるので、注射速度はできるだけ遅くすること。
フルスルチアミン塩酸塩はビタミンB1に比べ細胞内によく取り込まれ、多量のコカルボキシラーゼを生成して、諸種代謝活性をたかめる。また、腸管内アウエルバッハ神経叢内の腸運動亢進ニューロンへ作用し、腸管の蠕動運動を亢進させる。
注射液使用時の一般的注意として、細菌等による汚染を避けるため、一部使用後の残液は使用しないこと。
本剤を吸引した注射筒に血液を吸引すると、赤血球が凝集するが、この凝集は可逆性で血清中では容易に解離する。
安定性試験2)
フルスルチアミン注50mg「日新」は、最終包装製品を用いた長期保存試験(25℃、相対湿度60%、2年)の結果、外観及び含量等は規格の範囲内であり、遮光保存における2年間の安定性が確認された。
フルスルチアミン注50mg「日新」
(20mL) 50管(ルアーフィットポリエチレンボトル)
改訂履歴 |
2019年9月 作成 |
文献請求先 |
主要文献に記載の社内資料につきましても下記にご請求下さい。 |
業態及び業者名等 |
製造販売元 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2021/4/20 版 |