医療用医薬品 : トラネキサム酸

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医薬品情報


総称名 トラネキサム酸
一般名 トラネキサム酸
欧文一般名 Tranexamic Acid
薬効分類名 抗プラスミン剤
薬効分類番号 3327 4490
ATCコード B02AA02
KEGG DRUG D01136 トラネキサム酸
商品一覧 米国の商品 相互作用情報
JAPIC 添付文書(PDF)

添付文書情報 2019年12月 改訂 (第8版)


禁忌 効能・効果及び用法・用量 使用上の注意 薬効薬理 理化学的知見 包装 主要文献

商品情報 組成・性状

販売名 欧文商標名 製造会社 YJコード 薬価 規制区分
トラネキサム酸カプセル250mg「NSKK」 (後発品) Tranexamic Acid Capsules 日本新薬 3327002M1311 10.1円/カプセル

禁忌

次の患者には投与しないこと

トロンビンを投与中の患者(「相互作用」の項参照)

効能・効果及び用法・用量

効能効果

全身性線溶亢進が関与すると考えられる出血傾向(白血病、再生不良性貧血、紫斑病など及び手術中・術後の異常出血)

局所線溶亢進が関与すると考えられる異常出血(肺出血、鼻出血、性器出血、腎出血、前立腺手術中・術後の異常出血)

湿疹及びその類症・蕁麻疹・中毒疹・薬疹における紅斑・腫脹・そう痒などの症状

扁桃炎・咽頭炎・喉頭炎における咽頭痛・発赤・腫脹・充血などの症状

口内炎における口内痛と口内粘膜アフター

用法用量

トラネキサム酸として、通常成人1日750〜2000mgを3〜4回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

使用上の注意

慎重投与

血栓のある患者(脳血栓、心筋梗塞、血栓性静脈炎等)及び血栓症を起こすおそれのある患者[血栓を安定化するおそれがある。]

消費性凝固障害のある患者(ヘパリン等と併用すること)[血栓を安定化するおそれがある。]

術後の臥床状態にある患者及び圧迫止血の処置を受けている患者[静脈血栓を生じやすい状態であり、本剤投与により血栓を安定化するおそれがある。離床、圧迫解除に伴い肺塞栓症を発症した例が報告されている。]

腎不全のある患者[血中濃度が上昇することがある。]

本剤に対し過敏症の既往歴のある患者

相互作用

併用禁忌

トロンビン血栓形成傾向があらわれるおそれがある。血栓形成を促進する作用があり、併用により血栓形成傾向が増大する。

併用注意

ヘモコアグラーゼ大量併用により血栓形成傾向があらわれるおそれがある1)ヘモコアグラーゼによって形成されたフィブリン塊は、本剤の抗プラスミン作用によって比較的長く残存し閉塞状態を持続させるおそれがあると考えられている。
バトロキソビン血栓・塞栓症を起こすおそれがある。バトロキソビンによって生成するdesAフィブリンポリマーの分解を阻害する。
凝固因子製剤
(エプタコグアルファ等)
口腔等、線溶系活性が強い部位では凝固系がより亢進するおそれがある。凝固因子製剤は凝固系を活性化させることにより止血作用を発現する。一方、本剤は線溶系を阻害することにより止血作用を発現する。

副作用

副作用発現状況の概要

本剤は使用成績調査等の副作用発現頻度が明確となる調査を実施していない。

重大な副作用及び副作用用語

重大な副作用

痙攣(頻度不明)

人工透析患者において痙攣があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用

 頻度不明
過敏症注)そう痒感、発疹等
消化器食欲不振、悪心・嘔吐、下痢、胸やけ等
その他眠気
注)投与を中止すること。

高齢者への投与

一般に高齢者では生理機能が低下しているので減量するなど注意すること。

適用上の注意

薬剤交付時

PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

その他の注意

イヌに長期・大量投与したところ網膜変性があらわれたとの報告がある2)

薬効薬理

抗プラスミン作用

トラネキサム酸はin vitro及びin vivo(ウサギ)で抗プラスミン作用を示す3)

出血抑制作用

上記抗プラスミン作用により、線溶を阻止し3)、出血を抑制する(ラット4))。

抗アレルギー作用、抗炎症作用

受動性アナフィラキシーショック死及びPCA反応を抑制する(モルモット5)6))。更に外傷性浮腫を改善するとともに、細胞膜の安定化作用により毛細血管透過性の亢進を抑制する(モルモット7))。

有効成分に関する理化学的知見

一般名トラネキサム酸
一般名(欧名)Tranexamic Acid
化学名trans-4-(Aminomethyl)cyclohexanecarboxylic acid
分子式C8H15NO2
分子量157.21
性状本品は白色の結晶又は結晶性の粉末である。
本品は水に溶けやすく、エタノール(99.5)にほとんど溶けない。
KEGG DRUGD01136

包装

トラネキサム酸カプセル250mg「NSKK」

PTP

100カプセル、500カプセル

主要文献


1. 有馬進太郎ほか,  医学のあゆみ,  104 (5),  341,  (1978)
2. Nillson,I.M.,  Haemorrhagic and Thrombotic Disease,  142,  (1973)
3. 岡本彰祐ほか,  日生理誌,  27 (4),  207,  (1965)
4. Mergard,U.et al.,  Chirurg,  43 (9),  411,  (1972) »PubMed
5. 木村義民ほか,  アレルギー,  15 (9),  755,  (1966) »DOI
6. 増田正典ほか,  診断と治療,  56 (2),  351,  (1968)
7. Nakahara,M.,  Pharmacology,  6 (6),  365,  (1971) »PubMed »DOI

作業情報


改訂履歴

2013年4月 改訂
2019年12月 改訂 (第8版)

文献請求先

日本新薬株式会社
601-8550
京都市南区吉祥院西ノ庄門口町14
フリーダイヤル 0120-321-372
075-321-9064

業態及び業者名等

製造販売元
日本新薬株式会社
京都市南区吉祥院西ノ庄門口町14


[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] 2021/1/19 版