医療用医薬品 : ベレキシブル |
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総称名 | ベレキシブル |
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一般名 | チラブルチニブ塩酸塩 |
欧文一般名 | Tirabrutinib Hydrochloride |
製剤名 | チラブルチニブ塩酸塩錠 |
薬効分類名 | 抗悪性腫瘍剤 ブルトン型チロシンキナーゼ阻害剤 |
薬効分類番号 | 4291 |
ATCコード | L01EL06 |
KEGG DRUG |
D11070
チラブルチニブ塩酸塩
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KEGG DGROUP |
DG02022
BTK阻害薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ベレキシブル錠80mg | VELEXBRU Tablets | 小野薬品工業 | 4291066F1029 | 4307.3円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
段階 | 用量 |
通常投与量 | 480mg |
1段階減量 | 320mg |
2段階減量 | 160mg |
副作用* | 処置 | |
Grade4の好中球減少症 | Grade3以下に回復するまで休薬する。 回復後は、休薬前の用量で再開することができる。再開した後に再び発現した場合、回復するまで休薬し、回復後1段階減量して投与を再開することができる。 | |
出血を伴うGrade3の血小板減少症 | Grade2以下に回復するまで休薬する。 回復後は、休薬前の用量で再開することができる。再開した後に再び発現した場合、回復するまで休薬し、回復後1段階減量して投与を再開することができる。 | |
Grade4の血小板減少症 | ||
Grade3以上の血液毒性(血小板減少症及び好中球減少症を除く) | ||
Grade3以上の非血液毒性(間質性肺疾患及び皮膚障害を除く) | ||
間質性肺疾患 | Grade2又は3 | Grade1以下に回復するまで休薬する。 回復後は、休薬前の用量で再開することができる。再開した後に再び発現した場合、回復するまで休薬し、回復後1段階減量して投与を再開することができる。 |
Grade4 | 中止する。 | |
皮膚障害 | Grade2 | 抗ヒスタミン剤、副腎皮質ホルモン等を投与し、回復した場合には、投与を継続する。 回復しない場合には、1段階減量して投与継続又は休薬する。 |
Grade3以上 | 抗ヒスタミン剤、副腎皮質ホルモン等を投与するとともに、Grade2以下に回復するまで休薬する。 回復後1段階減量して投与を再開することができる。 | |
皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)又は中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN) | 中止する。 |
強い又は中程度のCYP3A阻害剤 イトラコナゾール クラリスロマイシン ボリコナゾール等 [16.7.1、16.7.3参照] | 本剤の副作用の発現が増強されるおそれがあるので、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | これらの薬剤との併用により、本剤の代謝が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
強い又は中程度のCYP3A誘導剤 リファンピシン カルバマゼピン フェニトイン等 [16.7.2、16.7.3参照] | 本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、CYP3A誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。 | これらの薬剤との併用により、本剤の代謝が促進され、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
抗凝固剤 抗血小板剤 | 出血のおそれがある。 | 出血のリスクを増強させるおそれがある。 |
5%以上 | 5%未満 | 頻度不明 | |
血液及びリンパ系障害 | リンパ球増加 | 免疫性血小板減少性紫斑病、骨髄浮腫、リンパ球浸潤 | |
心臓障害 | 心電図2相性T波 | ||
耳及び迷路障害 | 回転性めまい | ||
眼障害 | 眼脂、眼出血、眼刺激、眼充血、眼のそう痒、結膜出血 | ||
胃腸障害 | 悪心、口内炎、便秘 | 嘔吐、下痢、口腔内出血 | 腹痛、十二指腸炎、胃炎、胃食道逆流性疾患、マロリー・ワイス症候群、口腔内潰瘍、心窩部不快感、腹部膨満、舌苔 |
全身障害 | 胸痛、発熱 | 無力症、悪寒、顔面浮腫、浮腫(末梢性等)、疲労、倦怠感、口渇 | |
感染症及び寄生虫症 | ヘルペス、帯状疱疹、真菌感染、尿路感染、気道感染、非定型マイコバクテリア感染 | 気管支炎、結膜炎、膀胱炎、毛包炎、インフルエンザ、喉頭炎、咽頭炎、鼻炎、副鼻腔炎、敗血症、カンジダ症、腹部膿瘍 | |
代謝及び栄養障害 | 高カリウム血症 | リパーゼ増加、高トリグリセリド血症、低ナトリウム血症、食欲減退、アミラーゼ増加 | HDL減少、低カリウム血症、低リン酸血症、脂質異常症 |
筋骨格系及び結合組織障害 | 筋痙縮 | 骨折、関節痛、関節炎、関節硬直、筋力低下、筋肉痛、腱痛、筋骨格痛 | |
精神・神経系障害 | 味覚異常、感覚消失、不眠症 | 健忘、反射消失、異常感覚、伸展性足底反応、知覚過敏、嗜眠、末梢性ニューロパチー、錯感覚、痙攣発作、失神、振戦、平衡障害、下肢静止不能症候群、浮動性めまい、頭痛、譫妄 | |
腎及び尿路障害 | 血尿、蛋白尿 | 血中クレアチニン増加 | |
呼吸器、胸郭及び縦隔障害 | 鼻出血 | 咳嗽、呼吸困難、気道の炎症、気管支反応性亢進、しゃっくり | |
皮膚及び皮膚組織障害 | 発疹(36.4%)、斑状丘疹状皮疹 | 紫斑、薬疹、そう痒症、皮膚炎、皮膚乾燥、紅斑性皮疹、皮膚色素過剰 | 蕁麻疹、毛髪変色、斑、点状出血、光線過敏症、乾癬、全身性皮疹、皮膚障害(変色、剥脱等)、顔面腫脹、紅斑 |
血管障害 | 高血圧 | 血腫、起立性低血圧 | |
その他 | 体重減少 | 挫傷、CRP増加、INR増加、体重増加、前立腺炎 |
投与日 | Cmax(ng/mL) | Tmax(hr) | AUC24hr(ng・hr/mL) | T1/2(hr) |
1(n=6) | 1760(929) | 2.49(1.93-6.20) | 9830(2650) | 5.21(1.49) |
28(n=5) | 2690(1120) | 2.87(2.05-3.98) | 13400※(3910) | 3.55(0.841) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |