医療用医薬品 : ペマジール |
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総称名 | ペマジール |
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一般名 | ペミガチニブ |
欧文一般名 | Pemigatinib |
製剤名 | ペミガチニブ錠 |
薬効分類名 | 抗悪性腫瘍剤 FGFR阻害剤 |
薬効分類番号 | 4291 |
ATCコード | L01EN02 |
KEGG DRUG |
D11417
ペミガチニブ
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ペマジール錠4.5mg | Pemazyre Tablets | インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン | 4291072F1024 | 25631.2円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
減量レベル | 投与量 | |
がん化学療法後に増悪したFGFR2融合遺伝子陽性の治癒切除不能な胆道癌 | FGFR1融合遺伝子陽性の骨髄性又はリンパ性腫瘍 | |
通常投与量 | 13.5mg | 13.5mg |
1段階減量 | 9mg | 9mg |
2段階減量 | 4.5mg | 4.5mg |
3段階減量 | 投与中止 | 原則投与中止注) |
副作用 | 程度注1) | 処置 |
網膜剥離 | − | ・症状がある場合又は検査で異常が認められた場合は、本剤を休薬する。 ・休薬後、改善した場合は、1段階減量して本剤の投与を再開できる。改善しない場合は、本剤の投与を中止する。 |
高リン血症 | 血清リン濃度 5.5mg/dL超〜7mg/dL以下 | ・リン制限食を開始する。 |
血清リン濃度 7mg/dL超〜10mg/dL以下 | ・リン制限食に加え、高リン血症治療剤の投与を開始する。高リン血症治療剤の投与開始後2週間を超えても継続する場合は、本剤を休薬する。 ・休薬後7mg/dL未満まで改善した場合は、同一用量で本剤の投与を再開できる。 ・再発が認められた場合は、1段階減量して本剤の投与を再開する。 | |
血清リン濃度 10mg/dL超 | ・リン制限食に加え、高リン血症治療剤の投与を開始する。高リン血症治療剤の投与開始後1週間を超えても継続する場合は、本剤を休薬する。 ・休薬後7mg/dL未満まで改善した場合は、1段階減量して本剤の投与を再開できる。 | |
上記以外の副作用 | Grade3 | ・Grade1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後、1段階減量して本剤の投与を再開できる。 ・休薬後2週間を超えても継続する場合は、本剤の投与を中止する。 |
Grade4 | ・本剤の投与を中止する。 |
強い又は中程度のCYP3A誘導剤 リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピン等 [16.7.1参照] | 本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。 | これらの薬剤がCYP3Aを誘導することにより、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
強い又は中程度のCYP3A阻害剤 クラリスロマイシン、イトラコナゾール、ベラパミル等 [16.7.2参照] | 本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。やむを得ず併用する場合には本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | これらの薬剤がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
10%以上 | 10%未満5%以上 | 5%未満 | |
血液及びリンパ系障害 | 貧血 | 血小板数減少、白血球数減少、好中球数減少、血中クレアチニン増加 | |
眼障害 | ドライアイ(33.8%)、睫毛乱生、角膜障害、結膜炎 | 霧視 | 眼痛、羞明 |
胃腸障害 | 下痢(42.6%)、口内炎(45.3%)、口内乾燥(35.1%)、悪心、便秘、腹痛 | 嘔吐 | 腹部膨満、消化不良、胃食道逆流性疾患、嚥下障害 |
一般・全身障害及び投与部位の状態 | 疲労(36.5%)、体重減少 | 末梢性浮腫 | |
肝胆道系障害 | ALP増加 | 高ビリルビン血症、ALT増加、AST増加、トランスアミナーゼ上昇 | |
感染症及び寄生虫症 | 爪真菌症、尿路感染 | ||
代謝及び栄養障害 | 食欲減退、低リン血症 | 高カルシウム血症、ビタミンD減少 | 脱水、低ナトリウム血症 |
筋骨格系及び結合組織障害 | 関節痛、四肢痛 | 筋肉痛 | 背部痛、筋痙縮、筋骨格痛、筋力低下 |
神経系障害 | 味覚障害(39.2%) | 浮動性めまい、末梢性ニューロパチー、頭痛 | 錯感覚、記憶障害 |
腎及び尿路障害 | 急性腎障害、排尿困難 | ||
呼吸器、胸郭及び縦隔障害 | 鼻出血、鼻乾燥 | 口腔咽頭痛、呼吸困難、鼻閉 | |
皮膚及び皮下組織障害 | 脱毛症(56.8%)、爪の障害(49.3%)、手掌・足底発赤知覚不全症候群、皮膚乾燥 | 発疹、爪囲炎、紅斑 | ざ瘡様皮膚炎、そう痒症、毛髪成長異常、陥入爪、皮膚潰瘍 |
その他 | 血中副甲状腺ホルモン減少 |
投与量(症例数) | Cmax(nM) | Tmax(h) | AUC0-24(h・nM) |
9mg(n=3) | 110(32.1) | 1.90(0.783,3.95) | 1120(12.2) |
13.5mg(n=36) | 216(77.0) | 1.43(0.50,6.00) | 1880(41.2) |
18mg(n=5) | 344(96.7) | 1.02(0.467,6.02) | 3310(33.7) |
投与量(症例数) | Cmax,ss(nM) | Tmax(h) | Cmin,ss(nM) | CLss/F(L/h) | Vz/F(L) | AUCss,0-24(h・nM) | t1/2(h) |
9mg(n=3) | 127(89.9) | 0.967(0.917,1.00) | 60.4(92.9) | 8.99(91.0) | 209(48.1) | 2050(91.0) | 16.1(43.6) |
13.5mg(n=33) | 195(77.8) | 1.02(0.75,24.0) | 56.0(61.0) | 10.2(55.5) | 201(76.9) | 2720(55.5) | 13.6(49.2) |
18mg(n=3) | 385(81.1) | 0.83(0.00,1.00) | 199.0(24.7) | 5.63(43.8) | 154(116) | 6560(43.8) | 18.9(54.3) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/05/21 版 |