医療用医薬品 : イスツリサ |
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総称名 | イスツリサ |
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一般名 | オシロドロスタットリン酸塩 |
欧文一般名 | Osilodrostat Phosphate |
製剤名 | オシロドロスタットリン酸塩 |
薬効分類名 | 副腎皮質ホルモン合成阻害剤 |
薬効分類番号 | 2499 |
ATCコード | H02CA02 |
KEGG DRUG |
D11062
オシロドロスタットリン酸塩
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
2.禁忌 4.効能または効果 6.用法及び用量 7.用法及び用量に関連する注意 8.重要な基本的注意 9.特定の背景を有する患者に関する注意 10.相互作用 11.副作用 14.適用上の注意 16.薬物動態 17.臨床成績 18.薬効薬理 19.有効成分に関する理化学的知見 21.承認条件 22.包装 23.主要文献 24.文献請求先及び問い合わせ先 26.製造販売業者等 |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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イスツリサ錠1mg | ISTURISA tablets | レコルダティ・レア・ディジーズ・ジャパン | 2499015F1026 | 3335.9円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
イスツリサ錠5mg | ISTURISA tablets | レコルダティ・レア・ディジーズ・ジャパン | 2499015F2022 | 13249円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
リファンピシン、カルバマゼピン、フェノバルビタール等 [16.4参照] | 本薬の血中濃度が低下し、作用が減弱するおそれがある。 | これらの薬剤が本剤の代謝酵素であるCYP3A4、CYP2B6、UGT1A4等を誘導することにより、本剤の代謝が促進される。 |
複数の薬物代謝酵素(CYP3A4、CYP2B6、UGT1A4等)の阻害剤 [16.4参照] | 本薬の血中濃度が上昇し、作用が増強するおそれがある。 | 本剤の代謝酵素であるCYP3A4、CYP2B6、UGT1A4等を阻害することにより、本剤の代謝が阻害される。 |
CYP1A2の基質となる薬剤 テオフィリン、チザニジン等 [16.7.1参照] | これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 | 本剤がこれらの薬剤の代謝酵素(CYP1A2)を阻害する。 |
CYP2C19の基質となる薬剤 オメプラゾール等 [16.7.1参照] | これらの薬剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 | 本剤がこれらの薬剤の代謝酵素(CYP2C19)を阻害する。 |
QT延長を起こすことが知られている薬剤 抗不整脈剤 キニジン プロカインアミド アミオダロン ソタロール等 パシレオチドパモ酸塩等 [8.3、11.1.2参照] | QT延長を起こす又は悪化させるおそれがあるため、観察を十分に行うこと。 | いずれもQT延長の副作用を有するため。 |
30%以上 | 5〜30%未満 | 5%未満 | |
代謝 | − | 低カリウム血症、食欲減退 | − |
神経系 | − | 浮動性めまい、頭痛 | 失神 |
循環器 | − | − | 頻脈 |
血管 | − | 低血圧 | − |
消化器 | − | 悪心、嘔吐、下痢 | 腹痛 |
皮膚 | − | 男性型多毛症、ざ瘡 | 発疹 |
臨床検査 | − | 血中コルチコトロピン増加、血中テストステロン増加 | トランスアミナーゼ上昇、心電図QT延長 |
その他 | 疲労 | 浮腫、けん怠感 | − |
薬物動態パラメータ | 1mg(n=12) | 2mg(n=7) |
Cmax(ng/mL) | 4.84±0.96 | 11.51±3.13 |
Tmax(h)※ | 1.50(1.00〜4.00) | 1.50(1.00〜3.00) |
AUCinf(ng・h/mL) | 27.88±7.64 | 66.89±14.95 |
T1/2(h) | 4.79±1.04 | 4.82±0.60 |
薬物動態パラメータ | 健康成人(n=6) | 重度腎機能障害者(n=6) | 末期腎不全患者(n=3) |
Cmax(ng/mL) | 207(28.6) | 186(11.7) | 171(9.2) |
AUClast(ng・h/mL) | 1740(30.3) | 1670(17.5) | 1720(25.6) |
薬物動態パラメータ | 健康成人(n=9) | 軽度肝機能障害者(n=8) | 中等度肝機能障害者(n=8) | 重度肝機能障害者(n=7) |
Cmax(ng/mL) | 206(18.9) | 188(81.8) | 174(28.7) | 164(29.7) |
AUClast(ng・h/mL) | 1470(28.0) | 1280(103.6) | 2140(42.9) | 3880(28.0) |
併用薬 | 幾何平均値の比[90%信頼区間] (オシロドロスタット併用投与時/基質となる薬剤単独投与時) | |
Cmax(ng/mL) | AUClast(ng・h/mL) | |
カフェイン(CYP1A2の基質) | 1.07[0.99,1.15] | 2.33[2.10,2.59] |
オメプラゾール(CYP2C19の基質) | 1.61[1.40,1.84] | 1.91[1.74,2.11] |
デキストロメトルファン(CYP2D6の基質) | 1.35[1.21,1.50] | 1.48[1.34,1.63] |
ミダゾラム(CYP3A4/5の基質) | 1.47[1.32,1.62] | 1.50[1.41,1.60] |
投与34週時の完全奏効率※1% (該当例数/評価例数) | オッズ比 [95%信頼区間] p値※2 | |
本剤群 | 86.1(31/36) | 13.71 [3.73〜53.44] <0.001 |
プラセボ群※3 | 29.4(10/34) |
完全奏効率% | 平均尿中遊離コルチゾール | |
ベースライン | − | 476.4[35.6〜9611.6](137) |
12週時 | 71.5(98/137) | 62.5[5.3〜1006.2](125) |
−84.1[−99.8〜−23.0](125) | ||
24週時 | 67.9(93/137) | 75.5[5.6〜2511.6](125) |
−82.3[−99.4〜−339.5](125) | ||
48週時 | 66.4(91/137) | 63.3[8.2〜514.6](108) |
−87.9[−99.6〜−105.7](108) | ||
最終評価時 | 62.8(86/137) | 90.9[6.7〜5422.4](137) |
−78.8[−99.9〜−339.5](137) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2024/09/18 版 |