医療用医薬品 : ハイヤスタ |
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| 総称名 | ハイヤスタ |
|---|---|
| 一般名 | ツシジノスタット |
| 欧文一般名 | Tucidinostat |
| 製剤名 | ツシジノスタット錠 |
| 薬効分類名 | 抗悪性腫瘍剤 ヒストン脱アセチル化酵素(HDAC)阻害剤 |
| 薬効分類番号 | 4291 |
| ATCコード | L01XH06 |
| KEGG DRUG |
D10993
ツシジノスタット
|
| JAPIC | 添付文書(PDF) |
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| ハイヤスタ錠10mg | Hiyasta tablets | Meiji Seikaファルマ | 4291074F1023 | 20028.4円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
| 開始用量 | 40mg |
| ステップ1(1段階減量) | 30mg |
| ステップ2(2段階減量) | 20mg |
| ステップ3 | 投与中止 |
| 副作用注) | 処置 | |
| 好中球減少 | 下記以外の1,000/mm3未満の好中球数減少 | 好中球数が1,500/mm3以上に回復するまで休薬する。回復後は、休薬前の用量で再開することができる。再開した後に再び発現した場合、回復するまで休薬し、回復後は1段階減量して投与を再開することができる。 |
| 7日間を超えて持続する500/mm3未満の好中球数減少 発熱又は感染症を伴う1,000/mm3未満の好中球数減少 | 好中球数が1,500/mm3以上に回復するまで休薬する。回復後は、1段階減量して投与を再開することができる。 | |
| 血小板減少 | 下記以外の50,000/mm3未満の血小板数減少 | 血小板数が75,000/mm3以上に回復するまで休薬する。回復後は、休薬前の用量で再開することができる。再開した後に再び発現した場合、回復するまで休薬し、回復後は1段階減量して投与を再開することができる。 |
| 臨床的に重大な出血を伴う又は血小板輸血を要する50,000/mm3未満の血小板数減少 | 血小板数が75,000/mm3以上に回復するまで休薬する。回復後は、1段階減量して投与を再開することができる。 | |
| 非血液学的事象 (臨床的意義のない無症候性の検査値異常を除く) | Grade 3 | Grade 1以下に回復するまで休薬する。回復後は、1段階減量して投与を再開することができる。 |
| Grade 4 | 投与を中止する。 | |
| 強いCYP3A阻害剤 イトラコナゾール、ボリコナゾール、クラリスロマイシン等 グレープフルーツ含有食品 [16.7.1参照] | 本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、併用する場合には、本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態をより慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | これらの薬剤等の強いCYP3A阻害作用により、本剤の代謝が阻害され、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
| 抗不整脈薬 アミオダロン、ジソピラミド、プロカインアミド等 QT間隔を延長させることが知られている他の薬剤 クラリスロマイシン、モキシフロキサシン、ベプリジル等 | QT間隔延長を増強するおそれがあるため、併用を避けることが望ましい。併用する場合には、患者の状態をより慎重に観察すること。 | これらの薬剤ではQT間隔を延長するとの報告があり、相加的なQT間隔延長を起こすことがある。 |
| 10%以上 | 5%〜10%未満 | 5%未満 | |
| 血液及びリンパ球系障害 | 好酸球増加 | 再生不良性貧血 | |
| 胃腸障害 | 下痢、悪心 | 腹痛、腹部不快感、便秘、齲歯、消化不良、心窩部不快感、胃炎、口内炎、嘔吐 | |
| 一般・全身障害 | 倦怠感 | 疲労、発熱 | 末梢性浮腫、悪寒、無力症、胸部不快感、歩行障害 |
| 臨床検査 | γ-GTP増加 | ALP増加、体重減少、AST増加、ALT増加 | 血中クレアチニン増加、C-反応性蛋白増加、リパーゼ増加、血中クレアチンホスホキナーゼMB増加、血中クレアチンホスホキナーゼ増加、血中免疫グロブリンA減少、脳性ナトリウム利尿ペプチド増加、心胸郭比増加、心電図T波逆転 |
| 代謝 | 食欲減退 | 低アルブミン血症、低ナトリウム血症 | 低カリウム血症、低カルシウム血症、糖尿病、低リン酸血症 |
| 筋骨格系 | 筋痙縮、関節痛、関節炎、背部痛、関節腫脹、筋肉疲労、筋骨格硬直、四肢痛 | ||
| 神経系 | 味覚異常 | 頭痛、味覚消失、浮動性めまい、傾眠 | |
| 腎泌尿器 | 蛋白尿、尿瘻 | ||
| 呼吸器 | 呼吸困難、鼻出血、咳嗽、胸水 | ||
| 皮膚 | 発疹 | 蕁麻疹、多形紅斑、全身性そう痒症、紫斑、ざ瘡様皮膚炎、全身性剥脱性皮膚炎、紅斑、点状出血、光線過敏性反応、そう痒症、斑状丘疹状皮疹、皮膚潰瘍 | |
| その他 | 高血圧、回転性めまい、結膜出血、末梢性T細胞リンパ腫・非特定型、心嚢液貯留 |
| 用量(mg) | 30 | 40 | ||
| 投与日(日) | 1 | 25 | 1 | 25 |
| N | 7 | 6 | 7 | 4 |
| Cmax(ng/mL) | 199±105 | 240±79.6 | 590±464 | 385±218 |
| tmax*(h) | 3.98 (2.50,11.9) | 5.00 (2.47,12.0) | 2.42 (1.52,5.95) | 4.19 (0.78,12.0) |
| AUCtau(ng・h/mL) | 3,740±1,210 | 4,870±1,320 | 6,760±3,650 | 6,010±3,500 |
| t1/2(h) | 17.1±3.15 | 21.6±5.27 | 19.4±6.51 | 18.7±2.05 |
| 最良総合効果 | 例数(%) 23例 |
| 完全奏効 | 1(4.3) |
| 不確定完全奏効 | 0(0) |
| 部分奏効 | 6(26.1) |
| 安定 | 5(21.7) |
| 病勢進行 | 11(47.8) |
| 奏効(奏効率[95%信頼区間]) | 7(30.4[13.2,52.9]) |
| 病理組織型 | 例数 | 最良総合効果 | 奏効 (奏効率(%)) | |||
| 完全奏効 | 部分奏効 | 安定 | 病勢進行 | |||
| 合計 | 46 | 5 | 16 | 12 | 13 | 21(45.7) |
| PTCL-NOS | 34 | 3 | 9 | 10 | 12 | 12(35.3) |
| AITL | 8 | 2 | 5 | 1 | 0 | 7(87.5) |
| ALCL ALK− | 3 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1(33.3) |
| EATL | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1(100) |
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/10/22 版 |