注1)次の(i)又は(ii)のいずれかを満たす患者が対象とされた。なお、メトトレキサート・ロイコボリン救援療法の標準的な管理手順として、メトトレキサート投与開始24、42、48及び72時間後の血中メトトレキサート濃度を基にロイコボリンの投与量が決定されることを踏まえ、CPG2-PII試験では、採血時点が2時間早く設定された。
[1]メトトレキサート投与開始22時間以降の血中メトトレキサート濃度が50μmol/L以上。
[2]メトトレキサート投与開始40時間以降の血中メトトレキサート濃度が5μmol/L以上。
[3]メトトレキサート投与開始46時間以降の血中メトトレキサート濃度が2μmol/L以上。
[4]メトトレキサート投与開始40時間以降の血中メトトレキサート濃度が1μmol/L以上かつ急性腎障害の徴候がある。
[5]メトトレキサート投与開始46時間以降の血中メトトレキサート濃度が0.4μmol/L以上かつ急性腎障害の徴候がある。
[6]メトトレキサート投与開始70時間以降の血中メトトレキサート濃度が0.1μmol/L以上(メトトレキサートの投与量が1〜3.5g/m2の場合)。
[7]メトトレキサート投与開始70時間以降の血中メトトレキサート濃度が0.3μmol/L以上(メトトレキサートの投与量が3.5g/m2超の場合)。
(ii)本剤の投与歴を有し、メトトレキサート投与開始22時間以降の血中メトトレキサート濃度が50μmol/L以上かつ急性腎障害の徴候がある患者。なお、急性腎障害の徴候は、次の(a)又は(b)のいずれかを満たす場合と定義された。
(a)メトトレキサート投与開始12時間以降に血清クレアチニン値が基準値上限以上、又はクレアチニンクリアランス若しくはGFR(糸球体濾過量)が70mL/min未満である。
(b)メトトレキサート投与前と比較して血清クレアチニン値が2倍以上増加、若しくは直近2回の採血で連続して1.5倍以上増加、かつ増加している。