高度催吐性抗悪性腫瘍剤投与に起因する急性及び遅発性の消化器症状(悪心・嘔吐)に対するパロノセトロン0.75mg単回静脈内投与の有効性についてグラニセトロン40μg/kg単回静脈内投与を対照として比較した
11)。
| | 投与群※3 | 急性期※4※6 | 遅発期※5※6 |
| 催吐性抗悪性腫瘍剤※1投与後の嘔吐完全抑制率※2 | パロノセトロン555症例 | 75.3%(418症例) | 56.8%(315症例) |
| グラニセトロン559症例 | 73.3%(410症例) | 44.5%(249症例) |
パロノセトロンの副作用発現率は30.5%(170/557例)であった。主な副作用は便秘17.4%(97/557例)、ALT増加4.3%(24/557例)、頭痛3.2%(18/557例)、AST増加2.9%(16/557例)、心電図QT補正間隔延長2.7%(15/557例)、血管障害2.3%(13/557例)であった。
高度又は中等度催吐性抗悪性腫瘍剤投与に起因する消化器症状(悪心・嘔吐)に対するパロノセトロン20μg/kg(上限1.5mg)
※1単回静脈内投与又は点滴静脈内投与の有効性は以下のとおりである
12)。
| | 全期間※4※7(主要評価項目) | 急性期※5 | 遅発期※6 |
| 催吐性抗悪性腫瘍剤※2投与後の嘔吐完全抑制率※3 | 58.6%(34/58症例) | 72.4%(42/58症例) | 63.8%(37/58症例) |
※1:催吐性抗悪性腫瘍剤投与前に、パロノセトロン20μg/kgを単回静脈内投与又は点滴静脈内投与した。全例にデキサメタゾンが3日間併用投与された。
※2:シスプラチン、カルボプラチン又はシクロホスファミドを含む化学療法(連日投与レジメンを除く)
※3:嘔吐性事象(嘔吐、空嘔吐)なし、かつ制吐処置なしの症例数の割合
※4:催吐性抗悪性腫瘍剤投与後0〜120時間
※5:催吐性抗悪性腫瘍剤投与後0〜24時間
※6:催吐性抗悪性腫瘍剤投与後24〜120時間
※7:全期間の嘔吐完全抑制率(1コース)の95%信頼区間(44.9〜71.4%)下限が閾値嘔吐完全抑制率(30%)を上回った(p<0.0001)。
パロノセトロンの副作用発現率は3.4%(2/58例)であった。その内訳はAST上昇1.7%(1/58例)、ALT上昇1.7%(1/58例)、γ-GTP上昇1.7%(1/58例)、急性膵炎1.7%(1/58例)であった。