医療用医薬品 : タンボコール |
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総称名 | タンボコール |
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一般名 | フレカイニド酢酸塩 |
欧文一般名 | Flecainide Acetate |
製剤名 | フレカイニド酢酸塩錠・フレカイニド酢酸塩製剤 |
薬効分類名 | 頻脈性不整脈治療剤 |
薬効分類番号 | 2129 |
ATCコード | C01BC04 |
KEGG DRUG |
D00638
フレカイニド酢酸塩
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KEGG DGROUP |
DG01653
抗不整脈薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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タンボコール錠50mg | Tambocor Tablets | エーザイ | 2129009F1020 | 46.5円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
タンボコール錠100mg | Tambocor Tablets | エーザイ | 2129009F2026 | 80.6円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
タンボコール細粒10% | Tambocor Fine Granules | エーザイ | 2129009C1023 | 107.6円/g | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
リトナビル (ノービア) [2.5参照] | 不整脈、血液障害、痙攣等の重篤な副作用を起こすおそれがある。 | リトナビルのチトクロームP450に対する競合的阻害作用により、併用した場合、本剤の血中濃度が大幅に上昇することが予測される。 |
ミラベグロン (ベタニス) [2.6参照] | QTが延長し、心室性不整脈(torsades de pointesを含む)等を起こすおそれがある。 | 本剤並びにミラベグロンは催不整脈作用を有する。また、ミラベグロンのチトクロームP450(CYP2D6)阻害作用により、本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
テラプレビル (テラビック) [2.7参照] | QTが延長し、心室性不整脈(torsades de pointesを含む)等を起こすおそれがある。 | 本剤並びにテラプレビルはQT延長作用を有する。 |
ジギタリス配糖体 ジゴキシン ジギトキシン デスラノシド等 | 相手薬剤の血中濃度が上昇することがある。 | 機序は不明である。 |
β遮断剤 プロプラノロール塩酸塩等 | 心機能低下や房室ブロックがあらわれることがある。また、プロプラノロールとの併用においては、本剤並びにプロプラノロールの血中濃度が上昇することがある。 | 本剤並びにβ遮断剤(プロプラノロール等)は相互に陰性変力作用と房室伝導抑制作用を有する。また、本剤並びにプロプラノロールはともにCYP2D6の基質であるため、相手薬剤の代謝を競合的に阻害する。 |
パロキセチン塩酸塩水和物 | 本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 | 相手薬剤が肝代謝酵素CYP2D6を阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇するおそれがある。 |
シメチジン キニジン硫酸塩水和物 | 本剤の血中濃度が上昇することがある。 | 相手薬剤のチトクロームP450阻害作用に基づく。 |
フェニトイン フェノバルビタール カルバマゼピン | 本剤の血中濃度が低下することがある。 | 相手薬剤の肝薬物代謝酵素誘導作用に基づく。 |
アミオダロン塩酸塩 | 本剤の血中濃度が1.5倍に上昇するとの報告があるので、本剤を2/3に減量すること。 | 機序は不明である。 |
Ca拮抗剤 ベラパミル塩酸塩等 | 心機能低下や房室ブロックがあらわれることがある。 | 本剤並びにCa拮抗剤(ベラパミル等)は相互に陰性変力作用と房室伝導抑制作用を有する。 |
塩酸リドカイン プロカインアミド塩酸塩 | 実験的不整脈モデルにおいて抗不整脈活性あるいは毒性症状が増強するとの報告がある。 | 機序は不明である。 |
0.1〜5%未満 | 0.1%未満 | |
循環器注) | PQ・QRS・QTの延長、胸部不快感、動悸、その他の徐脈、心房細動、血圧上昇、浮腫 | 血圧低下、胸痛 |
精神神経系 | めまい、ふらつき、頭痛、頭重、振戦、眠気、手足のしびれ感 | 耳鳴 |
消化器 | 悪心、嘔吐、腹痛、腹部膨満感、口渇、食欲不振、下痢、便秘、消化不良 | 口内炎 |
呼吸器 | 呼吸困難 | |
視覚器 | 複視、羞明、視力異常 | 霧視 |
肝臓 | AST、ALT、γ-GTP、Al-P、LDH、総ビリルビン値の上昇等 | |
腎臓 | BUN、血清クレアチニン値の上昇等 | |
過敏症 | そう痒、発疹 | |
血液 | 白血球増多、ヘモグロビン・ヘマトクリット値増加 | |
その他 | 倦怠感、舌のしびれ感、苦味感・味覚異常、顔面潮紅、発汗 | 頻尿等の排尿障害 |
投与量 | 分布容積(L/kg) | CL(mL/min/kg) | t1/2(hr) | AUC0→∞(ng・hr/mL) | Cmax(ng/mL) |
50mg | 10.1±0.78 | 11.2±1.21 | 10.8±0.96 | 1,253±176.3 | 95±13.5 |
100mg | 9.4±0.34 | 10.2±1.16 | 11.0±0.78 | 2,843±234.6 | 202±9.6 |
投与量 | Cmax(ng/mL) | tmax(hr) | AUC0→48h(ng・hr/mL) | t1/2(hr) |
細粒10% 0.5g | 97.0±19.0 | 1.5(1-3) | 1,360±419 | 11.8±2.44 |
錠50mg | 100±29.5 | 1.5(1-4) | 1,350±488 | 11.6±2.29 |
疾患名 | 対象症例 | 全般改善度(%) | |
著明改善 | 中等度改善以上 | ||
心室性期外収縮 | 448 | 254(56.7) | 328(73.2) |
心室頻拍 | 59 | 29(49.2) | 45(76.3) |
心室性不整脈と上室性不整脈の合併 | 19 | 11(57.9) | 13(68.4) |
合計 | 526 | 294(55.9) | 386(73.4) |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2024/04/17 版 |