医療用医薬品 : ルマケラス |
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| 総称名 | ルマケラス |
|---|---|
| 一般名 | ソトラシブ |
| 欧文一般名 | Sotorasib |
| 製剤名 | ソトラシブ錠 |
| 薬効分類名 | 抗悪性腫瘍剤 KRAS G12C阻害剤 |
| 薬効分類番号 | 4291 |
| ATCコード | L01XX73 |
| KEGG DRUG |
D12055
ソトラシブ
|
| JAPIC | 添付文書(PDF) |
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| ルマケラス錠120mg | LUMAKRAS Tablets 120mg | アムジェン | 4291076F1022 | 4204.3円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品注) |
| 減量レベル | 投与量 |
| 通常投与量 | 960mg/日 |
| 1段階減量 | 480mg/日 |
| 2段階減量 | 240mg/日 |
| 副作用 | 程度 | 処置 |
| 肝機能障害 [8.1、11.1.1参照] | 症候性のGrade 2のAST増加若しくはALT増加 又は Grade 3以上のAST増加若しくはALT増加 | Grade 1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は1段階減量して投与再開できる。 |
| 正常値上限の3倍を超えるAST増加又はALT増加、かつ正常値上限の2倍を超える総ビリルビン増加 | 本剤の投与を中止する。 | |
| 間質性肺疾患 [8.2、11.1.2参照] | 全Grade | 本剤の投与を中止する。 |
| 上記以外の副作用 | Grade 3又は4(ただし、悪心、嘔吐、下痢は適切な処置を行っても症状が継続する場合) | Grade 1以下又はベースラインに回復するまで休薬し、回復後は1段階減量して投与再開できる。 |
| CYP3A誘導剤 リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピン等 [16.7.1参照] | 本剤の有効性が減弱するおそれがあるため、併用を避けることが望ましい。 | これらの薬剤がCYP3Aを誘導することにより、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
| CYP3Aの基質となる薬剤 ミダゾラム、トリアゾラム、ロミタピド等 [16.7.2参照] | これらの薬剤の有効性が減弱するおそれがある。 | 本剤がCYP3Aを誘導することにより、これらの薬剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
| 治療域の狭いP-gpの基質となる薬剤 ジゴキシン、エベロリムス、シロリムス等 [16.7.3参照] | これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | 本剤がP-gpを阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
| BCRPの基質となる薬剤 ロスバスタチン、アトルバスタチン、メトトレキサート等 [16.7.4参照] | これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | 本剤がBCRPを阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
| 胃内pHを上昇させる薬剤 プロトンポンプ阻害剤 オメプラゾール、ラベプラゾール、ランソプラゾール等 H2受容体拮抗剤 ファモチジン、ラニチジン、シメチジン等 [16.7.5、16.7.6参照] | 本剤の有効性が減弱するおそれがあるため、これらの薬剤との併用を避けることが望ましい。 | これらの薬剤による胃内pHの上昇により本剤の溶解性が低下し、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
| 5%以上 | 1%〜5%未満 | 1%未満 | |
| 感染症および寄生虫症 | 蜂巣炎、憩室炎、毛包炎、口腔カンジダ症、口腔真菌感染、膿疱性皮疹、上気道感染、結膜炎 | ||
| 良性、悪性および詳細不明の新生物(嚢胞およびポリープを含む) | 血管筋脂肪腫 | ||
| 血液およびリンパ系障害 | 貧血、リンパ球減少、白血球減少、好中球減少、血小板減少 | 赤血球減少 | |
| 免疫系障害 | 薬物過敏症 | ||
| 代謝および栄養障害 | 食欲減退、低マグネシウム血症、低カリウム血症、脂質異常症、低リン血症 | 脱水、高トリグリセリド血症、低カルシウム血症、低血糖、低ナトリウム血症 | |
| 精神障害 | 錯乱状態、不眠症 | ||
| 神経系障害 | 頭痛、味覚不全 | 浮動性めまい、知覚過敏、過眠症、神経系障害、末梢性ニューロパチー | |
| 眼障害 | 結膜充血、眼瞼紅斑、眼瞼浮腫、霧視、視力障害、眼球乾燥症 | ||
| 心臓障害 | 洞性徐脈 | ||
| 血管障害 | 高血圧、低血圧、末梢冷感 | ||
| 呼吸器、胸郭および縦隔障害 | 呼吸困難、咳嗽、鼻閉、湿性咳嗽 | ||
| 胃腸障害 | 下痢(25.9%)、悪心(15.2%)、嘔吐 | 腹痛、便秘、口内乾燥、腹部膨満、口内炎 | 消化不良、胃食道逆流性疾患、腹部不快感、呼気臭、口唇炎、鼓腸、口腔粘膜水疱形成、口腔内潰瘍形成 |
| 肝胆道系障害 | 肝炎 | ||
| 皮膚および皮下組織障害 | 斑状丘疹状皮疹、皮膚乾燥、そう痒症、発疹、ざ瘡様皮膚炎、脱毛症 | 手掌・足底発赤知覚不全症候群、皮膚亀裂、皮膚炎、皮膚症、多汗症、寝汗、光線過敏性反応、紫斑、乾皮症、薬疹 | |
| 筋骨格系および結合組織障害 | 筋肉痛、関節痛 | 関節炎、筋力低下、変形性関節症、背部痛、筋攣縮 | |
| 腎および尿路障害 | 白血球尿、頻尿、蛋白尿 | ||
| 生殖系および乳房障害 | 女性化乳房 | ||
| 一般・全身障害および投与部位の状態 | 疲労(10.3%) | 末梢性浮腫、無力症、粘膜の炎症 | 倦怠感、発熱、びくびく感、限局性浮腫、非心臓性胸痛、浮腫 |
| 臨床検査 | 体重減少、血中コレステロール増加 | 血中クレアチンホスホキナーゼ増加、血中クレアチニン増加、AST減少、血中コルチコトロピン減少、コルチゾール減少、心電図QT延長、胃内pH低下、リパーゼ増加 |
| 用量(mg) | 投与(n) | Cmax(ng/mL) | Tmax注2)(hr) | AUC0-24h(ng・hr/mL) | T1/2注3)(hr) |
| 180 | 1日目(6) | 6,880(51%) | 1.0(0.50-2.0) | 43,600(57%) | 5.71注4)(0.815) |
| 8日目(6) | 6,440(67%) | 0.73(0.50-1.2) | 31,700(89%) | 5.13注4)(1.99) | |
| 360 | 1日目(26) | 6,190(64%) | 1.1(0.57-6.2) | 58,400注5)(63%) | 6.45注6)(1.80) |
| 8日目(24) | 6,310(43%) | 1.0(0.50-4.0) | 38,900注5)(49%) | 5.53注7)(1.84) | |
| 720 | 1日目(11) | 7,570(59%) | 1.2(0.50-4.1) | 84,000注8)(57%) | 6.45注9)(1.95) |
| 8日目(11) | 5,450(50%) | 1.1(0.53-4.0) | 42,100(49%) | 4.75注10)(1.16) | |
| 960 | 1日目(24) | 8,400(59%) | 1.5(0.25-4.8) | 67,700注5)(77%) | 5.49注6)(2.14) |
| 8日目(24) | 5,390(65%) | 1.1(0.22-6.5) | 32,400注11)(75%) | 5.07注12)(1.08) |
| 投与(n) | Cmax(ng/mL) | Tmax注1)(hr) | AUC0-24h注2)(ng・hr/mL) | T1/2注2),3)(hr) |
| 1日目(7) | 5,190(50%) | 2.0(0.53-6.1) | 47,800(38%) | 4.59(1.50) |
| 8日目(8) | 4,150(40%) | 1.9(0.90-5.9) | 25,400(23%) | 3.95(0.832) |
| 本剤併用群 | 対照群 | |
| 症例数 (日本人) | 53 (5) | 54 (8) |
| 中央値(月) (95%信頼区間) | 5.6 (4.2,6.3) | 2.0 (1.9,3.9) |
| ハザード比注5) (95%信頼区間) | 0.481 (0.297,0.778)注6) | |
| p値(両側)注7) | 0.005 | |
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/10/22 版 |