医療用医薬品 : セムブリックス |
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| 総称名 | セムブリックス |
|---|---|
| 一般名 | アシミニブ塩酸塩 |
| 欧文一般名 | Asciminib Hydrochloride |
| 製剤名 | アシミニブ塩酸塩錠 |
| 薬効分類名 | 抗悪性腫瘍剤 チロシンキナーゼインヒビター(ABLミリストイルポケット結合型阻害剤) |
| 薬効分類番号 | 4291 |
| ATCコード | L01EA06 |
| KEGG DRUG |
D11404
アシミニブ塩酸塩
|
| KEGG DGROUP |
DG03161
BCR-ABL阻害薬
|
| JAPIC | 添付文書(PDF) |
| 販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
|---|---|---|---|---|---|
| セムブリックス錠20mg | SCEMBLIX tablets | ノバルティスファーマ | 4291077F1027 | 5564.5円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
| セムブリックス錠40mg | SCEMBLIX tablets | ノバルティスファーマ | 4291077F2023 | 10618.3円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
| 副作用 | 処置 |
| 好中球数が1,000/mm3未満又は血小板数が50,000/mm3未満 | 好中球数が1,000/mm3以上及び血小板数が50,000/mm3以上に回復するまで休薬する。2週間以内に回復した場合は、開始時の投与量で再開できる。2週間を超えて回復した場合は、1回40mgを1日1回に減量して再開できる。 再開した後に再び発現した場合、好中球数が1,000/mm3以上及び血小板数が50,000/mm3以上に回復するまで休薬する。回復後は1回40mgを1日1回に減量して再開できる。 |
| 無症候性で血清リパーゼ又は血清アミラーゼが施設正常値上限の2倍超 | 施設正常値上限の1.5倍未満に回復するまで休薬する。回復後は1回40mgを1日1回に減量して再開できる。 再開後に再発した場合は、投与を中止する。 |
| 上記以外のGrade 3以上の非血液学的副作用(臨床的意義のない無症候性の検査値異常を除く) | Grade 1以下に回復するまで休薬する。回復後は1回40mgを1日1回に減量して再開できる。 |
| イトラコナゾール(内用液) [16.7.1参照] | 本剤の有効性が減弱するおそれがあるため、内用液以外のイトラコナゾール製剤への代替を考慮すること。 | イトラコナゾール(内用液)に含まれるヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンが消化管内で本剤を包接することにより、本剤の吸収が低下し、本剤の血中濃度を低下させる可能性がある。 |
| CYP2C9の基質となる薬剤 ワルファリン フェニトイン セレコキシブ等 [16.7.2参照] | これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること。 | 本剤がCYP2C9を阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。 |
| BCRPの基質となる薬剤 ロスバスタチン サラゾスルファピリジン等 [16.7.3参照] | これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること。 | 本剤がBCRPを阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。 |
| 治療域の狭いP-gpの基質となる薬剤 ジゴキシン ダビガトランエテキシラート コルヒチン等 [16.7.4参照] | これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用発現に十分注意すること。 | 本剤がP-gpを阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度を上昇させる可能性がある。 |
| QT間隔延長を起こすことが知られている薬剤 クラリスロマイシン ハロペリドール メサドン等 [8.3、9.1.3、11.1.3参照] | QT間隔延長を起こす又は悪化させるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察すること。 | 共にQT間隔延長に関連する副作用を有するため。 |
| 5%以上 | 5%未満 | 頻度不明 | |
| 感染症及び寄生虫症 | − | 上気道感染、下気道感染 | インフルエンザ |
| 免疫系障害 | − | − | 過敏症 |
| 内分泌障害 | − | 甲状腺機能低下症 | − |
| 代謝及び栄養障害 | 脂質異常症 | 食欲減退 | − |
| 神経系障害 | 頭痛 | 浮動性めまい | − |
| 眼障害 | − | ドライアイ | 霧視 |
| 心臓障害 | − | 動悸、駆出率減少 | − |
| 血管障害 | − | 高血圧 | − |
| 呼吸器、胸郭及び縦隔障害 | − | 胸水、呼吸困難、非心臓性胸痛、咳嗽 | − |
| 胃腸障害 | 悪心、下痢 | 嘔吐、腹痛、便秘 | − |
| 肝胆道系障害 | − | 肝酵素上昇、血中ビリルビン増加 | − |
| 皮膚及び皮下組織障害 | 発疹 | 蕁麻疹 | 光線過敏症 |
| 筋骨格系及び結合組織障害 | 筋骨格痛 | 関節痛 | − |
| 一般・全身障害及び投与部位の状態 | 疲労 | そう痒症、浮腫、発熱 | − |
| 臨床検査 | − | 血中CK増加 | − |
| n | Cmax(ng/mL) | AUClast(ng・h/mL) | Tmax*(h) | T1/2(h) |
| 23 | 943(27.4) | 9200(18.5) | 2.00(1.00-4.00) | 12.6(10.0) |
| n | Cmax(ng/mL) | AUClast(ng・h/mL) | Tmax*(h) |
| 26 | 1470(38.2) | 8590(42.2) | 2.00(0.883-3.18) |
| 日 | n | Cmax(ng/mL) | AUClast(ng・h/mL) | Tmax*(h) |
| 第1日目 | 30 | 537(74.3) | 2250(69.3) | 2.10(1.95-5.62) |
| 第15日目 | 12 | 718(57.0) | 3790(53.0) | 2.11(1.97-4.03) |
| 第29日目 | 30 | 793(48.9) | 3970(49.6) | 2.01(1.00-6.00) |
| 全体 | イマチニブ層 | |||
| 本剤群 | 医師選択TKI群 | 本剤群 | 医師選択TKI群 | |
| 例数a) | 201 | 204 | 101 | 102 |
| MMR達成例 | 136 | 100 | 70 | 41 |
| MMR率(95%信頼区間) | 67.66%(60.72,74.07) | 49.02%(41.97,56.10) | 69.31%(59.34,78.10) | 40.20%(30.61,50.37) |
| 共通リスク差(95%信頼区間)b) | 18.88%(9.59,28.17) | 29.55%(16.91,42.18) | ||
| P値c) | <0.001 | <0.001 | ||
| 本剤群 | ボスチニブ群 | |
| 例数 | 157a) | 76 |
| MMR達成例 | 40 | 10 |
| MMR率(95%信頼区間) | 25.48%(18.87,33.04) | 13.16%(6.49,22.87) |
| MMR群間差(95%信頼区間) | 12.32%(2.11,22.53) | |
| 共通リスク差(95%信頼区間)b) | 12.24%(2.19,22.30) | |
| P値c) | 0.029 | |
| [ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/10/22 版 |