医療用医薬品 : ガンシクロビル |
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総称名 | ガンシクロビル |
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一般名 | ガンシクロビル |
欧文一般名 | Ganciclovir |
製剤名 | ガンシクロビル製剤 |
薬効分類名 | 抗サイトメガロウイルス化学療法剤 |
薬効分類番号 | 6250 |
ATCコード | J05AB06 |
KEGG DRUG |
D00333
ガンシクロビル
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KEGG DGROUP |
DG02840
抗ヘルペスウイルス薬
DG01937
抗サイトメガロウイルス薬
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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ガンシクロビル点滴静注用500mg「VTRS」 (後発品) | GANCICLOVIR for I.V.Infusion | ヴィアトリス・ヘルスケア | 6250402F1052 | 3988円/瓶 | 毒薬, 処方箋医薬品注) |
マリバビル(リブテンシティ) [2.3参照] | 併用により、本剤の抗ウイルス作用が阻害されるおそれがある。 | マリバビルは、本剤の活性化又はリン酸化に必要なウイルス由来のUL97を阻害する。 |
ジドブジン | ジドブジンのAUCが17%増加したとの報告がある。また、併用により有意ではないがガンシクロビルの血漿中濃度の低下傾向がみられたとの報告がある。ガンシクロビル及びジドブジンはいずれも好中球減少、貧血の原因となる可能性があるので、併用する場合は本剤又はジドブジンを減量すること。 | 相加的に本剤及び併用薬剤の双方の作用を増強させる。 |
ジダノシン | ジダノシンの血漿中濃度が上昇したとの報告がある(ガンシクロビル3g/日、6g/日の経口投与で、ジダノシンのAUCが84%、124%増加、5mg/kg/日、10mg/kg/日の静脈内投与でAUCが38%、67%増加)。併用により、ガンシクロビルの血漿中濃度が臨床的に有意に増加したとの報告はないが、併用する場合はジダノシンの毒性を注意深く観察すること。 | 生物学的利用率の増加もしくは代謝の遅延が考えられる。 |
イミペネム・シラスタチンナトリウム | 痙攣が報告されている。 | 機序は不明である。 |
骨髄抑制作用のある薬剤及び腎機能障害作用のある薬剤 ジアフェニルスルホン ビンクリスチン硫酸塩 ビンブラスチン硫酸塩 ドキソルビシン塩酸塩 ヒドロキシカルバミド フルシトシン アムホテリシンB ペンタミジンイセチオン酸塩 核酸誘導体等 | 毒性が増強するおそれがある。 | 相加的に本剤及び併用薬剤の双方の作用を増強させることが考えられる。 |
スルファメトキサゾール・トリメトプリム | トリメトプリムの併用により、ガンシクロビルの腎クリアランスが16%低下し、血漿中消失半減期が15%延長したとの報告がある。しかし、ガンシクロビルのAUC及びCmaxに影響はなく臨床的に有意な変化とは考えられなかった。また、トリメトプリムのCminが12%上昇したとの報告がある。 | 機序は不明である。 |
シクロスポリン | シクロスポリンの薬物動態に影響を与えたとの報告はないが、血清クレアチニン濃度が上昇するとの報告がある。 | 機序は不明である。 |
プロベネシド | ガンシクロビルの腎クリアランスが20%低下し、その結果、曝露量が40%上昇したとの報告がある。 | 腎尿細管での分泌が競合する。 |
ミコフェノール酸 モフェチル | ガンシクロビル及びミコフェノール酸 モフェチルの代謝物であるグルクロン酸抱合体の血漿中濃度が上昇するおそれがあるが、ミコフェノール酸 モフェチルの活性代謝物の薬物動態に実質的な変化はないと考えられる。腎機能障害患者に、ミコフェノール酸 モフェチルと本剤(腎機能障害患者への推奨量)を併用する場合は、患者の症状に注意し慎重に投与すること。 | 腎尿細管での分泌が競合する。 |
免疫抑制剤 プレドニゾロン タクロリムス | 本剤との併用により、重篤な血小板減少が報告されている。 | 相加的に本剤及び併用薬剤の双方の作用を増強させることが考えられる。 |
5%以上 | 頻度不明 | |
血液 | 好酸球増多 | 低色素性貧血、脾腫、貧血 |
全身症状 | 無力症、浮腫、疼痛、倦怠感、胸痛、腹部腫脹、悪寒、発熱 | |
循環器 | 不整脈、低血圧、血管拡張、高血圧 | |
呼吸器 | 呼吸困難、咳の増加 | |
過敏症 | そう痒、発疹 | |
消化器 | 悪心 | 腹痛、食欲不振、鼓腸放屁、消化不良、口渇、おくび、便秘、アフタ性口内炎、便失禁、食道炎、胃炎、潰瘍性口内炎、嚥下障害、下痢、嘔吐、胃腸障害 |
精神神経系 | 頭痛(12.5%) | 不眠症、眩暈、神経障害、異夢、傾眠、鎮静、思考異常、健忘症、緊張亢進、歩行異常、異常感覚、不安、多幸症、偏頭痛、情緒不安、運動過多、振戦、せん妄、性欲減退、ミオクロヌス、運動失調、躁病反応、うつ病、神経質、精神病 |
皮膚 | 皮膚乾燥、斑状丘疹、ざ瘡、発汗、脱毛 | |
腎臓 | クレアチニンクリアランス低下、クレアチニン上昇、BUN上昇等の腎機能障害 | 頻尿、尿路感染、血尿 |
肝臓 | AST上昇、ALT上昇、ALP上昇、LDH上昇等の肝機能障害 | 黄疸、肝炎 |
筋・骨格系 | 両下肢痙直、筋肉痛、筋無力症、背痛、骨痛、CK上昇、関節痛 | |
感覚器 | 味覚倒錯、視覚障害、硝子体混濁、眼痛、耳痛、耳鳴、失明、結膜炎、難聴、網膜剥離、網膜炎、霧視 | |
投与部位 | 静脈投与による静脈炎、痛み | |
その他 | 体重減少、感染、インポテンス、高血糖、低血糖、乳房痛、低カリウム血症、蜂巣炎、低ナトリウム血症 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2025/07/23 版 |