ガラクトース血症の患者[本剤はラクツロースのほか、ガラクトース(11%以下)及び乳糖(6%以下)を含有する。]
<高アンモニア血症に伴う症候の改善及び産婦人科術後の排ガス・排便の促進>
通常、成人1日量30〜60mLを高アンモニア血症の場合3回、産婦人科術後の排ガス・排便の目的には朝夕2回に分けて経口投与する。
年齢、症状により適宜増減する。
<小児における便秘の改善>
小児便秘症の場合、通常1日0.5〜2mL/kgを3回に分けて経口投与する。
投与量は便性状により適宜増減する。
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 糖尿病の患者
本剤はラクツロースのほか、ガラクトース(11%以下)及び乳糖(6%以下)を含有する。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。
9.8 高齢者
少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多い。
17.1 有効性及び安全性に関する試験
<高アンモニア血症に伴う精神神経障害、手指振戦、脳波異常の改善>
17.1.1 国内臨床試験
肝性脳症患者を対象としたcross over二重盲検試験において有用性が認められた
3)。
17.1.2 国内臨床試験
肝性脳症及び高アンモニア血症患者を対象としたcross over二重盲検試験において有用性が認められた
4)。
<産婦人科術後の排ガス・排便の促進>
17.1.3 国内臨床試験
産婦人科術後の排ガス・排便の促進効果についての二重盲検試験において、有用性が認められた
5)。
<小児における便秘の改善>
17.1.4 国内臨床試験
小児便秘症に対しての二重盲検試験で、有用性が認められた
6)。
20.1 着色が進むことがあるので、高温を避けて保存すること。
20.2 開封後、長期間使用する場合は冷所に保存すること。
20.3 冷所保存により結晶(乳糖)が析出することがあるが、使用上さしつかえない。