熱傷創を十分に洗浄し、水疱(表皮ケラチン層)を除去する。このとき、外用薬等を使用していた場合にはこれらも除去する。炭化したIII度の熱傷創では炭化した表皮を十分に擦り取る。[
10.2参照]
十分に洗浄した熱傷創を浸軟させるため、生理食塩液又は消毒薬(0.05%クロルヘキシジン等)を浸したガーゼ及び包帯等で熱傷創を被覆し、2時間程度静置する。その間は、熱傷創の乾燥を避けるため、必要に応じてガーゼ及び包帯等に生理食塩液又は消毒薬を追加する。ガーゼ及び包帯等を除去する際、可能な限り水疱を取り除く。
(1)本剤塗布時に疼痛を生じる可能性があるため、塗布開始前に、疼痛管理を開始する。[
8.3参照]
(2)熱傷創の周囲外側にワセリン軟膏を厚めに塗布して熱傷創との境界を作る。この時、ワセリン軟膏が壊死組織に付着しないように注意する。
(3)調製後の本剤を熱傷創全体に塗布する。1回あたりの塗布面積は体表面積の15%までを目安とする。
(4)本剤を塗布した熱傷創を閉鎖性被覆材(フィルム材等)で被覆する。その上を柔らかい厚めの被覆材等で緩めに覆い、包帯等で固定する。
(5)塗布後、約4時間静置する。この間は可能な限り身体を動かさず、被覆部も極力動かさないようにする。
(1)被覆材を除去する前に、疼痛管理を行う。[
8.3参照]
(2)被覆材除去後、熱傷創周囲のワセリン軟膏及び分解した壊死組織を本剤ごと擦り取って除去し、滅菌ガーゼ等で熱傷創を十分に拭く。
(3)創傷感染を防ぐため、必要に応じて、消毒薬(0.05%クロルヘキシジン等)を浸したガーゼ及び包帯等で熱傷創を被覆し、2時間程度静置する。[
8.4参照]