医療用医薬品 : リトゴビ |
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総称名 | リトゴビ |
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一般名 | フチバチニブ |
欧文一般名 | Futibatinib |
製剤名 | フチバチニブ錠 |
薬効分類名 | 抗悪性腫瘍剤 FGFR注)阻害剤 注)FGFR:Fibroblast Growth Factor Receptor(線維芽細胞増殖因子受容体) |
薬効分類番号 | 4291 |
ATCコード | L01EN04 |
KEGG DRUG |
D11725
フチバチニブ
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JAPIC | 添付文書(PDF) |
販売名 | 欧文商標名 | 製造会社 | YJコード | 薬価 | 規制区分 |
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リトゴビ錠4mg | LYTGOBI tablets | 大鵬薬品工業 | 4291080F1029 | 10252.5円/錠 | 劇薬, 処方箋医薬品 |
減量レベル | 投与量 |
通常投与量 | 20mg |
1段階減量 | 16mg |
2段階減量 | 12mg |
3段階減量 | 投与中止 |
副作用 | 程度注) | 処置 |
網膜剥離 | − | ・症状がある場合又は検査で悪化が認められた場合は、本剤を休薬する。 ・休薬後、改善した場合は、1段階減量して本剤の投与を再開できる。改善しない場合は、本剤の投与を中止する。 |
高リン血症 | 血清リン濃度5.5mg/dL以上〜7mg/dL以下 | ・リン制限食に加え、高リン血症治療剤を投与する。 |
血清リン濃度7mg/dL超〜10mg/dL以下 | ・リン制限食に加え、1段階減量し、高リン血症治療剤を投与する。 ・1段階減量後2週間以内に血清リン濃度が7mg/dL以下に改善した場合は、1段階減量の用量で本剤の投与を継続できる。 ・1段階減量後2週間以内に血清リン濃度が7mg/dL以下に改善しない場合は、さらに1段階減量する。 ・2段階減量後2週間以内に血清リン濃度が7mg/dL以下に改善しない場合は、7mg/dL以下になるまで本剤を休薬する。休薬後7mg/dL以下に改善した場合は、休薬前の用量で本剤の投与を再開できる。 | |
血清リン濃度10mg/dL超 | ・リン制限食に加え、高リン血症治療剤を投与する。 ・血清リン濃度が7mg/dL以下になるまで本剤を休薬する。休薬後7mg/dL以下に改善した場合は、1段階減量して本剤の投与を再開できる。 ・2段階減量後、血清リン濃度が10mg/dLを超えた場合は、本剤の投与を中止する。 | |
上記以外の副作用 | Grade3 | ・Grade1以下又はベースラインに回復するまで本剤を休薬する。回復後、1段階減量して本剤の投与を再開できる。なお、血液毒性について、1週間以内に回復した場合は、同一用量で本剤の投与を再開できる。 |
Grade4 | ・本剤の投与を中止する。 |
強い又は中程度のCYP3A誘導剤 リファンピシン、カルバマゼピン、エファビレンツ等 [16.7.1、16.7.2参照] | 本剤の有効性が減弱するおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避け、CYP3A誘導作用のない又は弱い薬剤への代替を考慮すること。 | これらの薬剤がCYP3Aを誘導することにより、本剤の血中濃度が低下する可能性がある。 |
強い又は中程度のCYP3A阻害剤 イトラコナゾール、クラリスロマイシン、フルコナゾール等 [16.7.3、16.7.4参照] | 本剤の副作用が増強されるおそれがあるので、これらの薬剤との併用は可能な限り避けること。やむを得ず併用する場合には、本剤の減量を考慮するとともに、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | これらの薬剤がCYP3Aを阻害することにより、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
P-gpの基質となる薬剤 ジゴキシン、ダビガトランエテキシラート、フェキソフェナジン等 [16.7.5参照] | これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | 本剤がP-gpを阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
BCRPの基質となる薬剤 ロスバスタチン、アトルバスタチン、メトトレキサート等 [16.7.5参照] | これらの薬剤の副作用が増強されるおそれがあるため、患者の状態を慎重に観察し、副作用の発現に十分注意すること。 | 本剤がBCRPを阻害することにより、これらの薬剤の血中濃度が上昇する可能性がある。 |
20%以上 | 5〜20%未満 | 5%未満 | |
眼障害 | ドライアイ、睫毛の異常、霧視 | 眼瞼炎、視力障害 | |
消化器障害 | 口内乾燥(30.1%)、下痢、口内炎 | 便秘、悪心、嘔吐 | |
一般全身障害 | 疲労 | ||
肝胆道系障害 | AST増加、ALT増加 | ||
腎障害 | 血中クレアチニン増加 | ||
代謝、栄養障害 | 食欲不振 | 高カルシウム血症、低ナトリウム血症、脱水 | |
筋骨格系 | 筋肉痛、関節痛、筋痙縮、CK上昇 | 四肢痛 | |
神経障害 | 味覚異常 | 末梢性ニューロパチー | 浮動性めまい |
皮膚障害 | 爪の異常(46.6%)、脱毛症(33.0%)、皮膚乾燥、手掌・足底発赤知覚不全症候群 | そう痒症 | 発疹 |
投与量 (症例数) | Cmax(ng/mL) | Tmax(h) | AUC0-24(h・ng/mL) |
20mg (n=7) | 253±161 | 2.00(1.00、3.95) | 981±716 |
[ KEGG | KEGG DRUG | KEGG MEDICUS ] | 2024/04/17 版 |