健康成人(25例)に、本剤30mgを1日2回反復経口投与し、エナラプリル20mgを併用で単回経口投与したとき、エナラプリル単回単独投与時に対する本剤併用投与時のエナラプリルのAUC
0-t、AUC
0-∞及びCmaxの幾何最小二乗平均値の比はそれぞれ36.15%、38.92%及び30.95%であった。エナラプリラト(活性代謝物)のAUC
0-t、AUC
0-∞及びCmaxの幾何最小二乗平均値の比はそれぞれ47.90%、49.65%及び32.11%であった
9)(外国人データ)。[
10.2参照]
健康成人(18例)に、オメプラゾール(胃内pHを上昇させる薬剤)20mgを1日2回反復経口投与し、テナパノル遊離塩基
注3)56mg
注1)を併用で反復経口投与したとき、オメプラゾール併用時では、オメプラゾール非併用時と比較して、薬力学的指標である糞便中ナトリウム排泄量は低下し、薬力学的作用(消化管でのナトリウム吸収阻害作用)が減弱することが示唆された
4)(外国人データ)。
健康成人(14例)に、イトラコナゾール(CYP3A阻害薬)200mgを反復経口投与し、本剤50mg
注1)を併用で単回経口投与したとき、本剤単回単独投与時と同様に、テナパノルの全身曝露はほとんど認められなかった。また、主要代謝物
注2)のCmax及びAUC
0-∞は、イトラコナゾールを併用投与したとき、本剤単独投与時と比較して、それぞれ53.4%及び58.4%であった
10)(外国人データ)。
健康成人(16例)に、炭酸セベラマー(リン吸着薬)800mgを反復経口投与し、本剤14mgを併用で反復経口投与したとき、炭酸セベラマー併用による糞便中ナトリウム及びリン排泄量に影響は認められなかった
11)(外国人データ)。
健康成人(28例)に、本剤50mg
注1)を1日2回反復経口投与したところ、ミダゾラム(CYP3A基質薬)及びセファドロキシル(PEPT1基質薬)のCmax及びAUC
0-∞は併用有無で同程度であった
12)(外国人データ)。また、健康成人に、本剤30mgを1日2回反復経口投与したところ、ジゴキシン(P-gp基質薬、25例)及びワルファリン(CYP2C9基質薬、14例)のCmax及びAUCは併用有無で同程度であった
9)(外国人データ)。